宣言
透明な軌道を突き進む体躯もまた虚空に溶け。僅かな傾斜を辿る故、空にはいずれ地面が連なるという。結い、契り、大宇宙に於いては質量こそ地殻ではないか! いずれは遥かなるトーラスへと、漸時光満ちて世界は仮想を帯びて。しかし熱量の誘惑を振り払い、ひたすら追い込んでいく、イメージへと特化して、ただ、人生は……脱線キメ込んで。願わくはより壮大な一縷の、一縷のトーラスよ、大宇宙の遥かボイドにも劣らない遥か、遥かなるトーラスよ、トーラスよ、トーラスよ! ふと戻された意識に、広がる世界が塞がって、探し始める、辿り始める、新しいカタチへと、カタチへと漲るように溢れ出すように。超えよ! 冀くは人生の投影を、この大宇宙に。