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電気神、旅に出る!?

僕は、本格的にこいつらを追い出す準備をしなければっ!という使命感がより強くなった。

「ねー、悠芽ー?お菓子ないのぉ?お・か・し!」

これは、先月になぜか住むことになってしまった、フォルジュールだ。

「フォル?貴女は、悠芽を召使いとして使う権利はないはずだよ?」

「お前もないよ!ってか、この家の主は僕なんだから、僕が主なんですけど!?」

「はぁ。我は疲れてきたな。……そうだ。疲れたなら…」

電気神が、何か言いかけていた。なんだろう。自分の家に帰るのであれば、全力で応援するのだけど…。


「旅行をしないか!?」


とんでもない爆弾発言をしてくれた。

「良いねぇ。あたいも行くー!どこに行く?」

早速話に乗っているやつに、蒼莉がジロリと睨む。

お。蒼莉、フォルのやつに怒ってくれるか…?

そんな僕の願いは一瞬にして霧散した。

「フォル、貴女が行くと光神にヤられる確率が飛躍的にアップするから、ついて来ないでくれる?」

「え。なんでお前達が付いて来るんだ?我は、悠芽と二人っきりでストレスを発散させてくるんだが。旅行がしたいんなら、フォルジュールと蒼莉の二人で行ってこい」

「「あ、それなら家に居る」」

「そこは、二人で一致するんだな…」

僕は呆れ半分でポツリとそんな事を言った。

「で、悠芽!どこに行く?」

電気神が、初めてキラキラした目で話し掛けてきた気がした。

「行かないよ?だって、この夏休みでお金を貯めないと…。そろそろ、去年貯めたお金がなくなりそうだし…。あーあ。どっかの誰かさんのせいで、例年より早くなくなってしまうなー。誰だろー!?」

僕のセリフに、蒼莉とフォルが肩をビクッ!と震わせた。

「ふーん。そっかー。なら、我一人で行ってくるか」

そう言った電気神に僕は、思っていた事を一蹴される覚悟で言った。

「自分の家に帰ったら?」

「あ!その手があったか!!」

え…。まさか、こいつ、ここが自分の家だと思っていたのか…?今の今まで。


やめてくれ!

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