第六話 悩む少年
この度は投稿が大変遅れてしまい申し訳ありませんでした。
サイトの隅の隅にあるこの小説を見つけて
読んでくださっている方々には申し訳ない気持ちで一杯です。
色々理由はあるのですがそれは置いておいて
まずは遅れてしまったことを深くお詫びいたします。
ネット回線が切れるというトラブルもありまして
中々環境が整わなかった次第です。
工事も終わりましたのでまた再開します。
こんどはお待たせすることのないようにいたします。
気づくと辺りはすっかり暗くなっていた。
薄暗くなった教室の中で廊下から入る光を頼りに
時計を確認すると時刻はとっくに18時を回っていた。
「もうこんな時間だったか・・・。」
時間に気づかないほど落ち込んでいるのも
自覚してはいたがどうしても動く気になれなかった。
何度か先生方も来ていたようだが
一声かけるだけでその場を去っていった。
ぼぉっとしすぎて記憶の方も曖昧だ。
誰が来たかも覚えていない。
あぁ、でも一人だけ担任の小森先生だけ覚えてるなぁ。
何度も何度も来るからうっすらと記憶にある。
ぼぉっとそんなことを思いながら
いい加減帰らなければと帰り支度をはじめる。
のそのそとゆっくりカバンに教科書、ノート、筆箱を
入れていく。
入れる場所は正確だが入れるスピードはアリの歩くよう。
今も落ち込み気分は絶賛継続中であり、
努は何も考えないままに支度を進めていた。
全てしまい終わり、カバンを背負ったまではよかった。
やはりというか、どうも帰る気になれない。
家が嫌とか何か特別な理由がある訳ではない。
何となく動く気が起きない。
いや、もしかしたら生徒会帰りの絢と鉢合わせするかもしれない。
ふとそんなことを考えたのもあるのかもしれない。
こんな時間まで残っているとも思わないが
可能性がないわけじゃない。
遅いときにはこれくらいまでかかることもあると
絢に聞いたことがある。
いつもなら顔には出さないけれど、会うだけで幸せになる幼馴染。
だが今はどうしても会う気にはなれなかった。
この心の靄が晴れてくれない内は
会うとあることないこと色々とぶちまけてしまいそうで怖かった。
どうしようか。
時間潰しになればどこでもいい。
何かいい場所は・・・
ぼやける頭で考える。
幸い今日は母親は仕事で深夜になると言っていたし
妹も明日が休日だから友達の家に泊まりに行くと言っていた、
多少帰るのが遅くなっても問題ないだろう。
そう思い、扉の方へ振り向こうとする。
その時だった。