村の状況
現地点での村の状況は
人口約700人(避難民500人)マスケット銃10丁 ミリア式改1丁 守備隊20人である。
そして、ミリア式改は月1丁~2丁のペースで生産されることになった。
時は過ぎミリアが12歳になったとき、ある出来事が起きた。
そう、神聖プロネアがフラプライダに戦線布告をしたのである。
その戦線布告を聞いたトレドニアの皇帝陛下は「我々も遅れてはならない」としてトレドニアも
フラプライダに宣戦布告したのである。のちに第一次西南戦争と言われることになる
約1年半という速度でフラプライダは吸収され、フラプライダ中央に流れる川を境に
北はトレドニア領南は神聖プロネア領となった
この出来事のため旧フラプライダ領の市民たちは退避をしなければならなくなった。避難民は2国領以外で一番近い村
ヴィーレ村に集中した。
町の中心の防御塔にある作戦室でエーリッヒと側近のアルが地図を出しながら話し合っていた
「う~む・・・避難民が増えて町は大きくなったが・・・トレドニアの標的になりそうだ」
「そうですなぁ・・・しばらくは動けないと思いますが戦争準備しておいた方がいいと思います」
「準備か・・・・アルに訊くがこの町の問題点はあるか?」
「ブッ・・・まず今の時代木柵だけでは防御力が足りな過ぎると思います、あと、守備兵も面積から人員不足だと思われます、どれもこれも時間がかかるので早めご決断を」
「今笑った? まずは守備兵の増強を第一目標にして・・・それと自由に動かせる戦力もほしいところ・・・たしかに木柵だけでは柔らかいな、
今柵があるところに石壁を作ってその外周に木柵で囲うのはどうだろうか」
「いいと思います、柵の件がこれでいいとして守備兵増員と配置予定はどうしますか?」
大雑把に町周辺の地図に壁などを書き加えていく
「そうだなぁ・・・しばらくは守備兵の教練にも回さないといけないから2/3が守備に回せる限界だろうな、歩哨も作らないと、建造中が特に脆く攻撃されやすいから24人は歩哨にし、門の見張りに18人にしてあとは各詰所に待機」
「分かりました、最後に最新の鉄道というものの件はどうしますか?」
「承諾と伝えておいてくれ」
「わかりました」
「アル、話は変わるが、ミリアをタリの学校に行かせたいからミリアに文字を教えてくれないだろうか」
「わかりました、お嬢様のためみっちり教えます」
「任せたぞ」
こうしてヴィーレの守備態勢が決まり、ミリアは入学のためにアルから文字を教えてもらうことになった
そして2年後・・・