街の資源
ところ変わってヴィーレ村
「族長!最近フラプライダ方面からの移住希望者が増えています どうしますか?」
「こんな小さな村に住みたがるやつなんて・・・人が増えれば税収あがるし簡単に受け入れよう 来る人拒まずだ」
「分かりました」
「ところでミリアはどこにいるんだ?」
「ミリア様はフーレ川で遊んでいらっしゃいます」
「そうか」
ところ変わってヴィーレ村近くのフーレ川
「ヤークちゃん 何して遊ぶ?」
「石を川に投げて何回跳ねたかで勝負しない?」
「いいよ~」
しばらく石を投げて遊んでいると白色で脆い石を見つける
「なんだこれ、爪で削れる石発見したよ」
「面白い石だね~」
「叩くと粉になりそう」
「この粉で絵書けるね~」
「面白いねこれ」
いろいろ遊んでいると石を粉にしたものに水がかかってしまった
「ミリアちゃん 粉から湯気が出てるよ!」
「!!!」
慌ててその場を離れた
しばらくすると湯気が消えた
「よくわからないけど熱くなるのかな?」
「そのようね、お父さんに報告しよう」
二人は村に戻った
「仕事場に来るとは珍しい 何かあった?」
「お父さん この石を川で見つけたんだけど粉にして水がかかったら湯気が上がったよ」
「見せてみろ ほう・・・村の近くにこんなものがあるとは・・・・」
「この石は何なの?」
「この石は石灰岩と言って家の材料にもお金にもなるものだよ」
「へぇ またヤークと遊んでくるね」
「気を付けるんだぞ」
ミリア達は職場から川に戻った
「こんなものが村に・・う~ん採掘所作って石灰作って売るか」
エーリッヒは財政がぎりぎりな村にお金をもたらしてくれそうな石灰岩の採掘所を作ろうと考えた
エーリッヒの構想は迅速に形になっていく 調査をしたら石灰岩の分布はフーレ川のきわにある程度固まっていることが判明
そのまま周辺を立ち入り禁止にして採掘所を建設し始めた