村と友達
村は緩やかな丘の頂上を中心に作られている
木柵で壁が作られていて門は3か所あり門の左右に見張り台があり、人口は200人程度の片田舎の村である
町の中心の防御塔から北へ道路を挟んだ白壁に黒く防腐処理された木材の家が族長の家である
「ただいまーお母さん」
「おかえりなさいミリア 今日もいつものところで寝てたの?」
っと母親のテレジアが出迎える
「そうだけど・・・変な夢見ちゃった」
「変な夢?」
「戦争して戦死する夢、しかも人族で」
「確かに変な夢ねぇ その話長くなる?」
「たぶん・・・」
ダイニングの椅子に座り、その話をすることになった。
ミリアは、夢の中の出来事を事細かにテレジアに説明を始め、その時の行動を言うタイミングで玄関から声が聞こえてきた。
「ただいま」
声の主は、ミリアの父親で族長のエーリッヒであある
「「おかえり」」
「あなたこの子ったら変な夢を見たんだって」
「変な夢?」
テレジアに説明したのと同じことをエーリッヒにも説明する。しばらくうなずくだけであったエーリッヒであったが
「確かに変だな、変わった銃や大砲のこともあるし・・・使えそうな気がするから書いておきなさい」
エーリッヒは、民族の復興に使えるのではないかと思い文書、図面として書き残すことをミリアに言った。
「わかったよ、お父さん」
それを承諾したミリアは、食後に自室でそれを書くことにしたのだった。