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転生世界の野望(仮)  作者: even
第8章 ブーフェン奪還戦
112/123

ブーフェン奪還戦~前半戦~

「「うぉおおおおお」」

装甲兵員輸送車が先頭を走り、その後方から突撃砲兵隊と第六歩兵師団の兵士が突撃を開始

「突撃じゃあああああ」

「彼女たちに引けを取るなぁ!」


先頭を走る装甲兵員輸送車の銃座から制圧射撃が行われ崩れた城壁や地面からの跳弾や恐怖で敵兵は動けくなった。

後方から随伴の第六歩兵師団と突撃砲兵隊員が城壁に近づいていく。

100・・・50mと距離を縮め40m前後から激しい銃撃戦となっていた。

神聖プロシアの陣地の後方からは小さい榴弾砲が砲撃を開始、ミリアがいる中央部に多数着弾し地形が変わり始めた。

30m・・・・20mとじわじわ前進、崩れた城壁の影や中の建物から銃撃され前進は急速に速度を落としていく。

装甲兵員輸送車の影に隠れ切れていない第六歩兵師団の一部はこの小さい榴弾砲の砲撃により被害が出始めている。

装甲兵員輸送車の被害も無視できない状態になっていく。敵の砲撃が的確にほぼ同じところに着弾していたから装甲が変形やひび割れが生じ始めている。


「突破口はないか!これ以上は防御火力が高い!進めない!」

「突撃砲兵隊の装甲兵員輸送車で援護を・・・」

「わかった・・・できる限り援護をする」

ミリアからの合図で援護可能な装甲歩兵輸送車から射線がミリアがいる中央部の前方に集まってきた。

そのタイミグを見計らって再度突撃を開始

そして、城壁を突破し橋頭保が確保できた。


「装甲兵員輸送車かき集めろ!陣地を築く!」

発光信号で車両に指示を出し何とか集合、橋頭保に即席の陣を構える。

銃弾が飛び交う中、装甲で囲まれた陣地で簡単な作戦が通達された。互いに支援しながら建物ひとつずつ攻略することになった。


突撃砲兵隊は建物の屋根に登り、下の第六歩兵師団を支援する。

道路から攻撃している第六歩兵師団に被害が集中し死体の山を作っていた。

プロシア側はそれ以上に地獄絵図となっている。上からの支援射撃、道路からの絶えまない銃撃、手榴弾

で攻撃を受けていた。

建物の壁には血や泥が飛び散り、道路には手足がちぎれた死体や負傷兵で埋め尽くされていた。

陽が傾いてだんだんと辺りは暗くなる。それでも激しい攻防戦が繰り広げられているのだった。


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