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転生世界の野望(仮)  作者: even
第8章 ブーフェン奪還戦
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ブーフェン奪還戦~戦闘準備~

偵察から戻ったミリアとヤーク、第六歩兵師団長に敵の配置と戦力を報告し攻撃準備に取り掛かった。


ちょうどその頃、ブーフェンにいるプロシア第2歩兵連隊の残存兵力と神聖プロシアから派遣されたプロシア第4歩兵師団、第5装甲歩兵大隊、第2砲兵大隊にブーフェン北部に敵兵が到着していることを察知されていた。


辺りは闇に包まれていたが第六歩兵師団は、兵士に休息を与え銃器の手入れをさせ物資を集積し始めた。ミリア率いる突撃砲兵隊は輸送車をフルに使い榴弾のかき集め始めたのである。


朝までに榴弾が1500発ほどたまっていたがまだまだ攻撃するには弾薬不足、ミリアⅡ式の銃弾は1万ほどたまっていた。第六歩兵師団ではまだまだ馬車での補給であったが頭数が多いためミニアⅡ式と同数の弾薬量をためることができていた。


辺りが完全に明るくなり、ブーフェン北部の丘頂上の手前で偵察していたヤークが敵に動きがあることを察知し10分毎に連絡を開始した。


城壁の上に2~4人しかいなかった歩哨が30人前後まで増大し城門周辺は常時50人規模で厳重に警戒をしていたのだ。


「これじゃ建物を破壊しないで突破するのは難しい・・・たぶん城壁の後方に1000人規模で待機してるだろう」

「ミリアちゃん・・・あの頑丈な城壁を粉砕するつもり?」

「そう、城壁を粉砕しないと突破するのに狭い場所を通らないといけないでしょ?」

「狭い場所に大人数で行くと・・・考えたくないね」

「戦術上防御側は敵の戦力が集中してるところに大火力を当てて突撃阻止するものだから・・・数でも不利だね」

「数で不利なのに行くのは愚策だよミリアちゃん、戦いの基本は敵1に対し2以上で攻撃だよ狩りと一緒」

「わかるけどそんなこと言ってられないでしょ・・・早くしないとプロシア本国から増援が来てしまう」

「小国ゆえの・・・」


ミリアとヤークがしゃべっていた頃、第六歩兵師団長は、どう攻撃するかで悩んでいた。

「わが兵力は8000、敵は2個師団規模・・・・くそ」

地図にいろいろ書きながら戦術を練っている。

「まずは半包囲か・・・・北に3000で西と東に2500ずつ・・・それに城壁があるから誘い出さないと勝ち目がないな・・・しかし、突撃砲兵隊みたいな車両があればなぁ・・・・よし!担当の場所を割り振った!各隊長は担当場所に移動せよ」


こうして第六歩兵師団は攻撃地点に移動を開始したのだ。突撃砲兵隊はいまだに攻撃地点を決めかねていた。


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