宝箱lv42
と言っても何も案が浮かばないので
ひとまずステータスの確認。
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勇者(戦士):ゆうと Lv7
HP10/60 装備
MP30/30
防御8+18 武器 なし
攻撃7+00 防具 革の防具Lv4
素早さ18 お守り なし
運3
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やっぱ弱い。
まだ2-1なのにつまずいてる俺って....
「はあ...」
フ「どうしたの?」
「いや、俺超弱くてさ....」
フ「そうなの?外見からはそうは思えないけど」
「いや、ステータスが弱くてさ....」
フ「なにそれ?」
「そうか知らないんだったな
視界に見えてる右端のを手で触れると色々出てくるよ」
フ「あっほんとだ何か出てきた!すごい!なんて魔法使ったの?」
「魔法?魔法なんて使ってないし使えないよ」
フ「え?つかえないの?かわいそうに....」
とか言いながらフェイが物珍しそうにメニュー画面をいじってると
フェイのステータス画面が見えた。
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宝箱:ふぇい Lv57
HP339/339 装備
MP800/800
攻撃82+400 武器 宝箱Lv42
防御200+400 防具 宝箱Lv42
素早さ02 お守り 宝箱Lv42(相
運80 手の物理攻撃完全無効)
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っな!?強!!!
ていうか宝箱万能すぎるだろ役職宝箱って何?
「フェイ....お前強いんだな」
フ「そうなの?私には強いのか分からないわ」
いまのHPじゃ流石に出口にもどれないな....
フェイがいるにしても俺はダメージくらわない訳じゃないし、
そもそもフェイは動けるのか?ここは確認しておかないとな。
「そう言えばフェイは自力で動けるのか?」
フ「動けるわよ〜時速10mくらい」
「うんそれは動けないのといっしょだな」
仕方ないから持ち運ぶしかないか....
「ちょっと失礼するぞ」
フ「え?きゃっ!ちょっと!!」
「うん、まあまあ重さはあるものの大丈夫だな」
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武器を装備しました
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「ん?なんだ」
フ「どうしたの?」
「なんかフェイを持ったら武器を装備したことになった」
フ「失礼ね」
お?これなら行けるんじゃ?
フェイのステータス見てなかなか強かったし!
「いけるかも」
フ「え?なにが?」
「このダンジョン脱出出来るかもしれないぞ!」
フ「もしかしてあたしを武器にして脱出するつもり?」
「う.....ごめんでもそれしかなさそうだ」
フ「う〜しかたないわねそれで良いけどあんまりゆらさないでね」
フェイは宝箱に擬態する状態になった。
ゆっくり部屋のドアを開けた。
入って来た時のようなモンスターの山はいなかった。
「よし、いけそうだ」
=====エンカウント=====
スライム×3
「にしても多いなコイツら」
勇者の攻撃!
バシッ
320のダメージ
スライムを倒した
「おお強いな」
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「フェイ大丈夫か?」
「う....ま、まあ大丈夫」
少し休憩を入れないとな....
===数十分後===
それから俺達は戦いの合間に休憩を挟みつつ
ダンジョンの出口についた。
「やっと外か?」
フ「つ....い....た...の....」
フェイはもうヘトヘトの様だ。
ふと外をみわたすとそこは異様な世界だった。
NPCにまじって羽の生えたのやら角が生えているものまで楽しそうに町を歩いている。
人間のNPCがぎこちないのはともかく魔族達はまるで生きているかのような自然な動きだった。
とりあえず、すぐ近くの町に行ってみることにした。