エンカウント!
俺は箱宮優斗。
普通の高校生で好きな事はゲームをする事。
とくにRPG系ゲームの宝箱を開けてまわるのが好きだ。
嫌いなものはゴーヤなど苦い物、あとミミック。
なぜミミックが嫌いかというと
宝箱に宝石とか豪華で奇麗な物が入ってると思って
開けるものを獲って喰うような陰湿な魔物だからだ。
(まあミミックになんども騙されて何回もゲームオーバー
になったからっというのは伏せておこう)
そんな俺が夏休みにどうしてもクリア出来ないRPGゲームのダンジョンにイライラして、
読んでた攻略本ゲーム機に投げてたら、なぜかゲームの中に吸い込まれてしまった。
そして魔物に追っかけられ逃げた部屋で宝箱を見つけ開けてみるのだった。
「ギィィィィ(宝箱を開ける)」
「シュル!」
ちょっと開けたら宝箱から触手が伸びて来た。
「あれ〜触手があるアイテムとか武器とかあったけ〜(涙)」
見なかった事にしよう!
そして俺は勢い良く閉めた。
?「痛あぁぁぁぁぁぁぁぁぁい!!!!」
宝箱から大きな声がした。
その声にびっくりして腰をぬかしてしまった。
そしてがたがた宝箱がゆれたあと声の主が現れた。
?「なんてことするのよ!!」
そう言いながら宝箱から顔を出したのは、
美少女だった。
だが少女の体は確かに宝箱から伸びていた。
少女はミミックだった。
「何でミミックがここに?」
攻略本には確かにミミックはいないっと書いてあったのに、
でてきたミミックにおどろきのあまり思わず聞いた。
?「私だって知らないわよ。って、そんな事よりあやまって!!!」
「え?」
?「あやまってって言ってるでしょ!めちゃくちゃ痛かったんだから!!」
少女は触手を痛そうに抱えながら言った。
「ごっごめんなさい」
とりあえず謝ることにした。
そして身構えた。
「ミミックめ!俺の期待を返せ!」
?「え?何??期待?ってちょっと待って!!!」
「なんだよ」
?「なんで私、襲われてるの?」
「そりゃあ、俺の夢と希望を奪ったからだよ」
?「なんの話よ!私はのんびり魔界で暮らしてたのに、いつの間にか変なとこにいるわ、触手挟まれるわ、襲われるわってどういう事なのよ!」
「魔界?お前このゲームの敵キャラじゃないの?」
?「げーむ?てききゃら?何だか知らないけど私をもとの場所に返して!!」
ん?待てよっということは
このダンジョンにミミックはいないはず
↓
だがダンジョンにいるはずのないミミックがいる
↓
あのミミックは別の世界から来た?
↓
ミミックも元の世界に帰りたい
もしかしたら協力してくれるかもしれない
「お前、名前は?」
?「え?」
「名前だよ」
?「えーっと私は フェイ」
「そうか俺の名前は優斗だ。よろしく」
フ「う、うんよろしく.....じゃなくて、ここは何処なの?」
「説明してもよく分からなそうだから簡単にいうと、
ここは君の居た魔界とは次元の違う所だろうね」
ゲームの中っといっても分からなそうだったのでそう答えた。
フ「だろう?曖昧ね。」
「仕方ないだろ、俺もさっき来たばっかりなんだ」
フ「ということは優斗も.....」
「飛ばされて来た。そしてこの世界からの出かたも知らない。
だから協力してほしいんだ」
フ「うん.....そのつもりよ」
「よかったありがとうえーっと...」
フ「フェイよちゃんと覚えて!これからずっといるんだから!」
「ずっと....」
俺はそんな言葉についドキッっとしてしまった。
フ「そっそういう意味じゃないわよ!」
「いっいやわかってるよ!」
「じゃあとりあえずこのダンジョンから出よう!」
フ「そうね、どもどうやって?」
「それは....」