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第40話 スイスイの悩み (ゴトー編8)


 (ゴトー編8)


――

今回は、

コミックの巻末書下ろしオマケ漫画風で読んでください

――


――

 (注)

スイスイは、ゴトーからテイムされた従魔、魔物のスライム。

現在は不定形の灰色半透明から、人型へ変形。(身長120センチ)

――


オレ様はスライムのスイスイ!

転移人勇者の強豪のあるじを一時的に窒息死させたという、魔物界きってのホープ。

と言っても主に思うところはない。


従魔の加護で言葉や魔法を使えるようになり、最弱スライムから新しい人生を与えられ、オレは一生を掛けて主に仕えることにした。


これからはオレ様の時代。主にとってその横に居なくてはならない、特別な使い魔に、オレはなる!!


しかし、主の隣にはシーナという相棒がいる。


普段は常識人だが、ゲームや動画関連になるとポンコツになる。

それゆえ、主の相棒としての地位は揺るがない。


オレ様に変りにその相棒の地位になるなら殺めることも辞さないが、さすがにそれは主から失望される行為になるだろう。


それなりの異名や強さもある。ポンコツで馬鹿で我がままで単細胞ではあるが、ここは相棒ナンバー2の地位で妥協するしかない。


★★


人型変化したスイスイが冒険服を着て、シーナの前に現れる。


「お?…その服はどうしたんじゃ?」


「行き倒れの冒険者から剥ぎ取った」


「遠目からなら人の子じゃの。アップで見たらノッペラボウの魔物じゃが」


「実際オレ様は魔物だからな」


「なして服を着とるんじゃ」


「主に注目してもらいたい」


「………」


「ほら、いろいろキャラを変えたり、人型に変っただろう」


「出会った頃は、ごちゅじーんって天然幼なキャラだったがの。今ではどれがお前さんの素なんかわからんわ」


「計算だ。これでもオレ様は200年は生きてるからな」


「え!? お前さん、ワッチより年上なんか?」


「敬えよな。そこのところの話しはいい、ちょっと話を聞いてくれ。

オレは従魔にしてくれた主が好きなんだ。注目してもらい、可愛がられ、もっと構ってもらいたいんだ!」


「お、おう…」


「いろいろキャラ変したが、いまいち主には刺さらない、いつも素通りされる」


「さすがに1日ごとに人格が変わるんは戸惑うのじゃ。お姉キャラの時はビックリしたわ」


「どうすればいい?」


「どうすれば……んー。ゴトーはストイックな奴じゃからのう。どんなキャラでも同じ反応じゃないんか?」


落胆するスイスイ。


「なんじゃい、いつになくしおらしいの。

顔は鉄面皮でも、もしかしたら心の中では変化に喜んでるかもしれんぞ」


「心の中ではダメなんだ。主の笑った顔がみたいんだ!」


「ゴトーを笑わせるんはムリじゃ思うが…」


「是が非でも振り向かせたいの!」


「そんな少女が恋するみたいなこと言われても…」


「何か主が気に入るようなキャラはないか?」


「かなり精巧な人型じゃが、それ以上どうもならんのか? 

顔とか作ってワッチのように可憐で可愛いくツッコミすれば、傍に居ても需要はありそうじゃが」


「鼻や耳を形づけることはできるが、色もこれ以上の変化もできない。それに主にハリセンで突っ込むのはシーナ以外無理だ。従魔は主に攻撃できない。できてもするつもりもない」


「幼子な甘えキャラはどうじゃ?「魔法少女マイ」の、ドジっ子キャラがおったろう? 幼っぽい体を作って耳やシッポを生やしゃ、マニアのゴトーも愛でたり、触ってくれるかもしれんぞ。

必要ならワッチの勝負パンツのレオパルド (豹)のパンツや服も貸すぞい」


「おおー、それはナイスアイデアだ! しかし耳やシッポはフサフサじゃないぞ」


「それは致し方仕方なかろう。逆にツルツルで責めるのも有りじゃないか?」


「ツルツルか! ビヨ~ンって伸びたりしたらよくないか?」


「それは新しいの! ええかもしれんぞ!」


★★


幼体の人間型に変化。シーナの服を着たスイスイ。

頭には三角のケモ耳、お尻には細長い尻尾。


「おー、まあまあな姿なのじゃ」


「これで主の寵愛を受けることができるか?」


「寵愛はちと重いのう。それとその達観した男キャラはやめとけい。出会った頃の甘えた感じがええと思うぞい」


★★


歩くゴトーの目の前で転ぶ幼女スイスイ。


「あっ、いったーい!」


ゴトーは紳士的にスイスイを抱き起こす。

三角耳と細長い尻尾に注目。


「・・・・・」



木の陰から覗くシーナ。

おー、ガン見しとる!



「あるじぃー、ありがとー」


「スイスイ」


「あるじー、なに?」


「耳と尻尾を触っていいか?」


「いいよー」



計算通り!さすがマニアのゴトーもこれには抗えんかったか!



ゴトーは耳に触る。<ヌル>

スライムの体液が手に付着する。


「・・・・・」



ヌルヌルか!スライムのネバネバは人には不快なんじゃよな。



尻尾に触る。<ヌル―>


「・・・・・」


「シッポ、伸びるんだよー」


「・・・伸ばしてもいいのか?」


「いいよー」


<ビヨ~ン ツルッ ペタン!> 


「・・・・・」


ゴトーはスイスイから離れ、水魔法で手を洗浄する。


「転ばないよう気を付けるんだ、スイスイ」


ゴトーはその場を去る。


「…………」


★★


「ゴトーよ、スイスイのことじゃが」


「スイスイがどうした?」


「もう少し可愛がってやれんか? 消沈しておるんじゃが」


「幼女体型のケモ耳尻尾はそういうことか」


「あの尻尾は気に入らんかったんか?」


「尻尾も獣耳もフサフサ派だ」


「いろいろ模索して、ゴトーに気に入られようと努力しとるんじゃがの」


「別に無下にしているつもりはない。皆や魔獣同様の扱い、食事も対等。タブレットでは映画、スマホでは音楽を見せている」


「まあ、そうなんじゃが、ワッチもちょっと承認欲求が強過ぎ思うとるんじゃが」


「俺にとって従魔は賑やかし要員だ」


「……?」


「メインキャラはオレとシーナ、これは不動だ」


「…お、おう、それは、まあ嬉しいことじゃわ」


「エルメダはサブメインだな。従魔は今のところサブキャラ扱いだが、新たな登場人物によって、今後モブに近い賑やかし要員になるだろう」


「酷い言いようじゃの。絶対この話し本人 (従魔)たちの前で言うなよ」


「もし仮にスライム王国の王の息子で、訳ありで捨てられ復讐を企むような愛憎ドラマがあるなら、一時的にメインにまで降格や、スピンオフなど作られる。だが今世のスイスイの背景には何もない」


「…ゴトーは復讐物、好きじゃのう」


「一応、スライムの神ではあるが現状、その背景でのメリットは皆無」


「ん? 神……?」


「これが伏線として今後の展開に期待できないこともないが、この物語の進行は遅れに遅れている。これ以上余計な遅延は許されない。

作者もその力量はなく、面倒な設定は描かれることはないだろう」


「……いつも以上に訳分からんの」


「しかしキャラは立っているから、たまにメインキャラの傍に居て、一言二言セリフは与えられるだろう」


「サブキャラどころか、それもうモブに毛の生えた扱いじゃろ、それ」


「コミックスに例えるなら、最終ページの書下ろし四コマ漫画で、2頭身のシーナとその巻の解説、愚痴や喧嘩の立ち位置だな」


「また意味の分からん例えを出してからに……」


――

40 スイスイの悩み (ゴトー編8) (90)

41 ノゾミのプライベート      (91)


スピンオフ

異世界 (外惑星)で獣人を率いて「○ンク・レディ」から「ボカロ」まで二ホンの歌を普及させ、その後は地球で事務所を立ち上げ「○ouTube」活動を開始する。


第1話 「二ホンの歌? ○こら?」

第2話 「○ロライブ 3Dライブを観る(1)」 

第3話 「○ロライブ 3Dライブを観る(2)」


第4話 「○ンク・レディ UFO」 

第5話 「○っていいとも」 

第6話 「○ouTube バーチャルアイドル」


第7話 「スーパー○リオブラザーズ(1)」 

第8話 「スーパー○リオブラザーズ(2)」 


第9話 「獣人アイドル化計画」 

第10話 「一発屋芸人」

第11話 「ラーメンを作ろう!」


第12話 「チンチロリン(1)」

第13話 「○博破戒録○イジ」


第14話 「サキュバス」

第15話 「サキュバスのサキュレン」

第16話 「地球の電化製品と美容器具と謎のピンクの怪しい物品」

第17話 「○layStation4」


第18話 「チンチロリン(2)逆襲編」 以降、続きます。


――

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