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第18話 夕ご飯

夜。

家の中。

全員でダイニングテーブルで食卓を囲む。


アルメダ、イルメダ姉妹は唐揚げを頬張る。


妹のイルメダは笑顔で、


「あつっ……モグモグ、これ、おいしいの!」


「フーフーして、よく噛んで食べるんだよー」


「ほわー、こんなお肉、初めて……」


「アルー、このスープもおいしいの。あつっ!」


「イル、ゆっくり落ちついて、みっともないよ」


「熱々だから気を付けるんだよー。お野菜も食べないと大きくなれないよー」


アルメダが聞く。


「この白いのはなんですか?」


「魔法の調味料、マヨネーズだよ」


「魔法!?」


「ごめん、それはちょっと語弊があるね。魔法関係なし、卵と酢と油を混ぜたドレッシングだよ」


「え?これに卵が?生じゃないのか?」


レーデルは驚く。


「あー、そこは大丈夫だから。お腹は痛くならないから」


マヨネーズを掛けた野菜をモリモリと食べるイルメダ。


「すごく、おいしいの!」


「いい笑顔だねー」


「これ、なんのスープですか?」


「野菜たっぷり、ミネストローネだよ」


「みねすとろーね……具だくさん?」


「…イタリア語に自動翻訳?」


「いたりあご?」


○カリスエットのペットボトル。


「この「○カリスエット」の意味はわかる?」


「…湖の、汗」


「おー!ネパール語まで、造語の変換まで?

ホントにどうなってんの翻訳機能」


「なによなによ、湖って?」


「○カリスエットのポカリは語呂のよさから命名した造語だったんだけど、実はネパール語でポカリは湖という意味があるの。

ポカリ(湖)の多い地域にポカラという地があって、ヒマラヤ山脈から水が流れ、万物の命の水とかけて、今ではポカリの意味の定説になってるとか、なってないとか」


「それってどっちなのよ。

それにこの子らにヒマラヤのこと聞かせても意味ないでしょ」


「ウンチクは学問や知識の向上。これはアヤ姉のために、」


「アンタの話し長くなるから、ほら、皆スプーンが止まってる」


「ごめんねー、食べて食べて。

アヤ姉にはウンチクの続き、あとで小一時間ほど、」


「いらんわ!」


「ノゾミの話しは話半分でいいぞ」


タケルは新たな唐揚げを持ってくる。


「こっちはこの胡麻ニンニクのタレに付けて食べてくれ」


イルメダはフォークを刺してタレに付けて口に入れる。


「あつっ。モグモグ。

イル、こんなにおいししいお肉、はじめてなの!」


「よっかったよー。いっぱい食べるんだよー」


「ありがとーなの!」


片足のシンエイ少年も味に驚きながら黙々と食す。


レーデルはご飯を口に含み、


「米ってこんなに白く、美味いんだな…」


「そんなにお米って美味しくないの?」


「高価な割に味も匂いもよくはないな。まあ数えるくらいしか食べたことはないが」


「米の色って、黒い?」


「そうだな、黒っぽいな」


「日本のように品種改良を繰り返した艶々白米はない?戦国時代に作られた原種に近い黒く不味いお米かもね」


「冗談でしょ?

戦国時代に作られた原種に近い黒く不味いお米かもね」


「それって、絶望しかないんですけど……」


「精米にもよるけど、あまり期待はできないかもだ」


落ち込むアヤカ。



「このからあげも旨みが詰まって、タレが絶品だな」


「タケ兄は一流シェフ顔負けの腕だからね」 <ドヤッ>


「お前、何もしてないがな」


「お皿運んだじゃん」


「タケルは料理人か?」


「そう、我が家専属のね」


「…小さい頃から母親が仕事で家にいないから、自然にオレが料理を作るようになったんだ。料理の腕は、まあレシピがいくらでもあるからな」


「チキュウではいつもこんな御馳走なのか?」


「御馳走というほどではないが、流通や食材が豊富だからな。地球ではこれが普通の食事だ」


「これが普通? あり得ないだろう。大貴族や王宮料理に匹敵しそうなんだが、いや、超えてる?」


地球という言葉にシンエイとアルメダは顔を見合わせる。

イルメダは無邪気に唐揚げを口いっぱい頬張る。


「こんなにおいしいご飯、はじめてなの!」


「笑顔で喜んでもらうのは作り手としては感慨深いねー」


「お前はry」


「明日も期待して。笑顔のおかわりいただくよ!」


「ノゾミよ」


「どした兄さま」


「口だけか? お前ら「料理を覚える」という言葉を知らんのか?」


「食材が無駄になるよ。

どんな料理だろうと、目玉焼きでさえも消し炭にする姉妹の腕を買うのか?兄さまは?」


「そこは覚えろ努力しろよ」


「アタシの努力と能力は、「将棋」と「癒し」と「闇」にしか働かない!」


諦めるタケル。


丼2杯目のアヤカが、


「タケル、明日の晩はすき焼き。

2日目は、チーズInハンバーグ。

3日目は、子供大好き、本命のカレーライスよ」


「アヤカが食べたいだけだろう」


「朝は和食で。ご飯味噌汁、塩鯖焼きか塩鮭を頼むのだー」


「ワタシは鯖の味噌煮で、厚焼き玉子もね」


「ホウレン草のお浸しも」


「ガッツリな家系も食べたいわね。これは、明日の昼でお願い」


「ん? 生食ラーメンって、あったっけ?」


「タケルなら小麦粉から作れるでしょ?」


「容赦ないねぇ」


「アレはものすごく時間が掛かるんだが、麺を寝かせるとか」


「らーめんって、あの「かっぷぬーどる」のシーフドのか。あれは美味かったな」


「あれはインスタント食品。タケルはその何倍も美味しいラーメンも作れるのよ」


「あれ以上の味を…」


「初見でガッツリはこの子らにきつくない?」


「タケルなら何種類でも作れるから。味噌、醤油、塩と」


「「○んでもスキル」で、大量に作り置きして空間収納に入れておく方法があったね。

作り置きしてラーメンの丼ごとアヤ姉の空間収納に入れておけば、いつでもオヤツ、夜食とどこでもすぐに食べられるね」


「なにそれ、天才なの?」


「これでタケ兄が夜に起こされることなく、グッスリとって安眠することがきるというものだ」



「明日のお昼ご飯はラーメン祭りだよ!」


「あ、餃子と炒飯もね」


「それみんな作るのオレ…。もうこれ人権無視だよな」


「今夜のうちにスープの仕込みと、チャーシュー作っときなさい」


「鬼なの?」



――

18 夕ご飯 終わり (68)

19 ラーメン (69)

――



 ーのぞみ メモー  

        未整理


(ノゾミメモ 読み飛ばし可です)

(できれば斜め読みで)


情報源 レーデル


「テラウス」星には大きな国が3つある。


「レイブル」王国     現在地

「ソンガリーア」帝国   お隣りさん

「ソントレー」国     海を隔てたとこ



「レイブル」王国。王国制。

今代の国王により安定した政策を実行。


一部貴族や裕福層は権力を笠に、自領地にて支配体制を行っている。

高税率。奴隷。人種にる格差。獣人差別等。



「レイブル」王国の貴族の領地は22。

上級爵(侯爵)5 

中級爵(伯爵)6 

下級爵(男爵)11


下級爵の下に準男爵有り(主に平民出での特別優遇)

商会での成功者

戦争での功労者

騎士団での立身出世


準男爵には特に特権、権限はなく誉れのみ。

貴族ではないが平民より上。上級国民の下っ端扱い。


レーデルの実家がそれに該当している。



王国の派閥は3派に別れる。


派閥によるパワーバランス

王国5 教団3 中立2


「国王派」 (戦争反対派) 


上級爵2 中級爵3 下級爵5

上記貴族の権益は、

 騎士団。

 魔術師育成機関。

 農林。 

 建設。

 貿易。

 鉄鉱等の採掘権。

 商業ギルド (5割)


「教団派」 (戦争支持派) [真龍神教教団]


上級爵2 中級爵2 下級爵5

上記貴族の権益は、

 農業関連。

 畜産関連。

 漁業関連。

 運搬事業。

 商業ギルド (3割)


(注)

戦争支持派の教団派は、反国王派の一面も持つ。


「中立派」 (戦争支持派)


上級爵1 中級爵1 下級爵1

上記貴族の権益は、

 「冒険者ギルド」全般。 

 冒険者育成機関。

 魔道具魔石店。

 薬舗店。

 商業ギルド (2割)




転移人


歴代転移人は6組。(7代目はアタシたち)

初代は約500年前。


歴史上人物を11名確認。 

(別途記載)


魔族側の大半がソンガリーア帝国に、巣食い根城にしているため、

「ゲンダルフ」神龍の裁断かお約束なのか、歴代転移人は帝国へ降り立つ模様。


魔族は「レイブル」王国にも根付いており、魔王の本丸はその時代によって異なる。

過去の比率は帝国5、王国1の割合。


それにより転移人の活動の場は、ほとんどが帝国の地で、発明品、農法等、知識で作られた物は帝国内での独占が続く。


他国への流出は死罪。人の口に戸は立てられぬで知識や編み出した物品等は、長い期間を経て少しずつ王国や他国へと広がる。



歴代転移人の扱いに関しては神の神託と理解を示すも、

帝国、王国と共に自国の自尊心だけは高く、

魔王復活時、国の威信や威厳をかけて勇者を選定。

精鋭者(勇者PT)を結成させ、国民に自国の国力の強固さをアピールをし続ける。

(初代転移人の時から)


魔王討伐後、転移人勇者に対して暗殺者を差し向け、自国の勇者を祀り上げる計画があったが返り討ちとなる。

(先代転移人の時)



自国勇者が自称するジョブもLVも自己申告。詐称の疑い有り。


ジョブが本物の勇者も存在するが、魔王を倒せるLVとは程遠く、推定LV80台止まり。


転移人勇者のLVには到底及ばず、相手にすらならなかったのが実情。


王国は王の代替わりで16年前に勇者制度を廃止。

教団派からは勇者制度の存続を望んでいたが、現アレキシード国王は時代も世情も変化したとして、勇者制度は必要ないと強固に制定する。


ソンガリーア帝国内では現在まで途切れることなく、

似非勇者PTは存続、継続中とのこと。

腕も魔術も二流のPTとのこと。



レイブル国では転移人勇者の存在は庶民には隠匿され続けていたが、一部には認知。

25年前の戦争停戦後から少しずつ認知され今では大半の庶民に、転移人の存在が広まり認知されるようになった。




ソンガリーア帝国

貧民国。

帝国は極度の支配体制。

現在の○○や○○○や○○○みたいな国。

権力、贅を尽くす腐敗した権力者。

自給率が低く民は飢えている状態。


ソンガリーア帝国は一時繁栄を極めていたが、

長引く戦争により貧窮状態。


過去に転移人の知識を独占。

ここ数年、特に戦争停戦から、

門外不出の知識や物品が王国、

他国へと多く流出している。


戦争の原因は領土問題。

発端は帝国からの侵略。


王国と帝国は長い間戦争を続けており、

幾度か休戦を挟みつつも未だ戦争中である。


資金、人的資源、軍事物資、食料などの不足により、

反乱軍の内乱、平民の決起。

国の内部も外部も壊滅状態が続き、

王国へと亡命、流民が他国へと流れている状態。


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