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第17話 保護 

前日の森の場所。

家の中。


ノゾミはトレイに乗せた3枚の空皿、コップをダイニングルームへと下げる。


「お粥食べて姉妹は寝ちゃったよ。もう1人の少年も安心したようにお眠だ」


「ありがとう、ノゾミ」


「あとは徐々に栄養つけていけば体調も戻るよ」


アヤカは椅子に座り全員を前に、


「勝手に暴走、勝手に子供たちの事を決めてごめんなさい」


「やり過ぎだが行動自体は間違っていない。

だができるだけ目立たないよう頼む」


「今後、気を付ける」



「姉妹の父親は、1か月くらい前に秘境に行って戻って来ないらしい」


「そうか、それだけの期間、生存の可能性は少ないな…」


「シビアな世界だな」



「レーデル、半獣人って珍しいのかな?」


「獣人の中でも狼族は比較的少ない方かな」


「獣人?」


「タケ兄、姉妹は狼っ子だよ」


「え?耳ないんだけど!」


「あの子らは、耳や尻尾が生えていない獣人。

それらを半獣人と位置付けるんだ。

獣人と人族の間に生まれた子だ。

生える子も居るし、ある程度成長したり「覚醒」したら生えることもあるらしい」


「マジか…」


「薬草少女はアルメダ12歳。

LV47。身体能力特化持ち。

敏捷性、強健、筋力、持久力のスキルLVが高かったよ。

属性も4つ。これって一般的にみてどうなのかな?」


「12歳でLV47なら平均よりかなり上の方だな。

経験不足なだけで少なくても本気を出せば冒険者崩れやオレが戦っても勝てないかもしれない」


「性格は内気で好戦的な感じじゃないね。

期待値が上なら意識改革が必要かもだねー」


「LV自体高い獣人や半獣人は人族よりLVの上昇が早いんだ。

鍛えればあっという間にBランク、Aランクになるだろう」



「妹ちゃんの方はイルメダ11歳。

LVは62。属性4つのうち、ひとつは聖属性」


「聖属性持ちでLV62!?」


「そんなに凄い?」


「聖スキル次第だが、

Aランク級の中位回復術師なんて街のギルドに1人か2人。

Sランクなら一部の上級パーティにしかいないぞ」


「聖スキルはLV2と低いんだけどね」


「聖属性は人族でも獣族でもけっこういるんだ。

ほとんどは聖スキルLV1、2だけに留まる。

LV5以上の中位回復術師なるのは千人に1人。

LV7以上の高位回復術師は1万人に1人とか言われている。

LV自体62あるなら、専門家のマスターに従えれば中位、上位回復術師と伸びる可能性があるかもしれないな」


「なるほど、聖属性を上げるにはそんな感じか。

スキルや護身術は父親から習ってたらしいね。

魔術は簡単なモノしか扱えないみたい。

これは鍛えがいがあるねー。

やったねアヤちゃん、家族が増えたよ!」


「……は?」


「愛弟子だよ。この世界、生きていく術を教えるの。魔法や技能を習得させるんだよ」


「そんなの素人のワタシに無理でしょ。なに言ってんの?」


「それがストリート・チルドレンを保護した責任。

この先、今日のような被害に遭わないよう、襲われても対処、奴隷商に捕まることもない、1人でも生き抜く力を身につけさせるんだよ。

アタシらが姉妹を一生保護するなら別にそのままでいいんだけど」


「………」


「孤児院や施設に預け、成人して外の世界に放り込まれるより、ここで生存の為に教育や闘い方を教えた方がいいんじゃない? お互いの研鑽にもなるし」


「これがこの世界の現実か。ノゾミの言う通りなのかもね…」



「もう1人の少年、ステータス視れないんだけど」


「オレらよりLVが上?」


「お父さんの時のような、はじかれたような感覚と違うんだよね。何らかのスキルで隠されている感じかな?」


「「秘匿」スキルは確かLV60以上だったか。ということはその子もAランク以上か…」


「警戒心が強い子。気を張ってたけどご飯食べたら眠ってしまったよ」


「片足無しの訳ありか…」


「足、治したの?」


「タイミング逃してね。毒の浄化はした」


「毒?」


「詳しいお話はこれから。

キャラ増えたねー。

美少女、美幼女の獣人っ子。

謎の片足美少年のショタ君。

異世界道中としては完璧な布陣じゃないですか」


「不謹慎よ」


「大事な要素だよ」


「すまんなレーデル、こんなおバカな子で」


「いやいやいや、タケ兄は賛同派でしょ?

なにしれっと、オレはノゾミとは違う、常識人だ、みたいな顔してる?

ケモ耳尻尾がないのが減点対象?

大丈夫!これから獣ッ子もエルフもドワーフも、魔族との出会いもあるから!」


「魔族は敵だろ。なんで出会おうとするんだよ」


「イベントは目白押しだよ!

スライムや魔獣を主従して、

お姫様馬車救出から、孤児院設立、

国や王国と絡むイベントやら、盛りだくさん」


「変なフラグ立てるな。

昔から口にすると有言実行してしまうんだからな、ノゾミは」



――――――――――――――――――


 ーのぞみんメモー 


狼人(半獣人) アルメダ12歳 

狼人(半獣人) イルメダ11歳  姉妹


――――

ステータス

【【ステータス・ボード】】

【名前】 アルメダ

【性別】 女

【年齢】 12

【種族】 狼人族(半獣人)

【ジョブ】 ー


【LV】 47

【HP】 267/267

【MP】 128/128


【攻撃力】 298 

【防御力】 181

【魔力】 170


【魔法属性】

『火』『水』属性 LV3

『土』『風』属性LV1


【スキル】15

「気配察知 スキルLV 3」

「迅速 スキルLV 5」

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【ギフト】 2

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【履歴】

平民 → 孤児


【状態】

衰弱(微弱)

――――

――――

【【ステータス・ボード】】

【名前】 イルメダ

【性別】 女

【年齢】 11

【種族】 狼人族(半獣人)

【ジョブ】 ー


【LV】 62

【HP】 166/166

【MP】 478/478


【攻撃力】 38 

【防御力】 257

【魔力】 420


【魔法属性】

『無』『雷』『水』属性LV 2

『聖』属性LV2


【スキル】 16

「毒解除 スキルLV 2」

「ヒール」 スキルLV 2」

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【ギフト】 2

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【履歴】

平民 → 孤児


【状態】

衰弱(微弱)

――――


父親はAランク上級冒険者。狼人族(半獣人)。

母親も狼人族(獣人)。

5人姉妹とのこと。

母親の生死は不明。


イルメダは、

身体の発育が悪いせいか5、6歳くらいにしか見えない。


アルメダ、イルメダは生まれてから祖父に育てられていたが死別。

その後、姉妹は父親の元へと引き取られる。


三女 ウルメダ

四女 エルメダ

五女 オルメダ

生死は不明。

アルメダ、イルメダは会ったことはないらしい。


父親は平民出のリーチェ領地の元騎士団員。

姉妹引き取り後、脱退して冒険者に転身。

姉妹を引き連れて冒険者の街テオタビへとやってくる。


1カ月前に迷宮に赴き消息不明。現在生死不明。


姉妹たちは獣人差別のため、半獣人と正体を明かされないよう、注意を促され外出もできるだけ避けていた。


父親が帰ってこなかった翌日、一緒にモミー迷宮で依頼をしたという冒険者4人がアルイルの家へ押しかける。


自分たちがこれから親代わりになると言われ、姉アルメダが危険を察知、妹を連れて家から逃げ出す。



シンエイ 

男、14歳、人族。「鑑定」不可。


孤児になった経緯の説明はなし。

左片足太腿部分から切断。

推測。角度的に自ら切断した?


1カ月前、深夜に偶然彷徨うアルイル姉妹を保護。

スキルの隠伏 、隠密を駆使し、

認識阻害などで姉妹を魔の手から救った模様。

訳あり。ただの平民ではないっぽい。


――――――――――――――――――



「過酷な世界ね……」


「魔獣魔物はいないけど、地球も昔この時代のように荒れてたんだよ」


「ねえ、この子らの家に押し寄せてきた男たちって、まさか…」


「うん。間違いないね」


「許せないわね」


「生きてるなら極刑だ」


「ノゾミ、ワタシたち本当に強いの?」


「圧倒的強者だよ。悪党も魔物も殺せる覚悟があるから、あとは経験と慣れだね」


「子供らと一緒の行動よ。危険に巻き込むんじゃない?今さら見捨てないし、あの子らは責任もって守るけど」


「アタシらこの大陸でも数パーティしかいないSSランクの強さだ。

スキルもギフトも多いし、アドバンテージは最高クラスだと思う」


「そう、あんまり実感ないけど…」


「アタシの懸念は国とか貴族やらの権力の介入だよ。

力押しなら負けるつもりはないけど」


「絶対権力、か」


「あとは、モンスターとかだねー」


――――――――――――――――――


 ーのぞみんメモー


LVランク表

1~9  Gランク

10~19 Fランク

20~29 Eランク

30~39 Dランク

40~49 Cランク ←アルメダ (LV自体は高いが経験値が低い)

50~59 Bランク ← レーデル

60~69 Aランク ←イルメダ (LV自体は高いが経験値が低い。聖属性スキルもLVも低い)

70~79 Sランク (シングル)

80~89 SSランク (ダブル) ←タケ兄 アヤ姉

90~99 SSSランク (トリプル)←ノゾミン


タケ兄 LV86

アヤ姉 LV82

ノゾミン LV94


人族系は「ランク」と表記。

魔獣魔物魔族系は「クラス」と表記。

ランク = クラス (同義)



代表的な魔物ゴブリン

ゴブリン       Dクラス

レッサーゴブリン  Dクラス

ハイ・ゴブリン    D

ボブ・ゴブリン    C        ↑弱

ゴブリン・ウォーリアー B     

ゴブリン・ロード   A⁻        

ゴブリン・ジェネラル A⁻       強↓

ゴブリン・キング   A⁺

ゴブリン・エンペラー  S


憲兵隊、王国騎士団は B~Sランク 



進化について


稀に上位種魔獣に進化することもある。

  例 犬科の魔獣がケルベロスへと進化。 


代表的な魔物の進化

コボルト ゴブリン オーク オーガ ピックマン 

稀に上位種魔物に進化する。

  例 ゴブリンからゴブリン・ウォリア―。

  ジェネラル キング エンペラーへと段階的に。



獣系(動物) F~Bクラス


イヌ、ネコ、ウサギ、サル、オオカミ、イノシシ、クマ、他。


魔獣系 D~Aクラス


ホーン・ウルフ 

ホーン・ラビット 

ホーン・ラット 

サンダー・ラビット 

ジャイアント・ラビット 

マッド・ボアソード・ボア 

オレンジ・フォックス 

ブラッディ・ドッグ 

ケルベロス 

コカトリス

マーダーグリズリー

ブラック・ヘル・タイガー 

ライトニング・タイガー



魔獣魔物 その他  G~Aクラス 上位種ならS以上


魔蚊 魔羽虫 妖蟲 

魔魚 吸血草 魔木

スライム  

レッド・キャタピラー

サラマンダー  ヨルムンガンド  バジリスク 

トロール  ファイアー・サラマンダー

プラント・マンイーター  ダンシング・マンイーター

ウォーキング・ツリー  ウォーキング・マッシュルーム

マッドスネーク  クラッシャーワーム  ロック・リザード

ポイズン・シャーク  ジャイアントスパイダー

ワイバーンファイアー・リザード  ポイズン・リザード

キラー・ビー  ポイズン・ビー  ビートルキラー 

クラッシャー・スパロー  マッド・バード  マッド・ホーク

シルバー・トラウト  ゴールデン・トラウト

ボム・フィッシュ  キラーフィッシュ

メタリック・フィッシュ (溶岩を泳ぐらしい!

メタリック・クラブフィッシュ

クレイ・ゴーレム  ミミック・ロック

ロック・ゴーレム  ゴールド・ゴーレム

フレイム・ダークネス  ブリザード・ダークネス 

ポイズン・リンクス  シャドー・ウォリア―



死霊系 A~Sランク (上位種ならS以上)


デッド・リッチ  エルダー・リッチ  キング・リッチ 

アンデッド  ネクロマンサー  レイス  グール

スケルトン  ゴースト  ダークネス・シャドウ

ホーン・ドラゴン


――――――――――――――――――


「上位種を除いては、ここまでは敵なしかな?

もちろん経験不足からまだまだ油断は禁物だけどね。対処できるのはここまでかな?」


「こんなにいるの? モンスター……」


「これはレーデルから聞いたほんの一部、代表的なものだよ。

魔獣魔物ばかりが敵じゃないから。

悪に染まった人族や獣人亜人もいるからね。

その中にはSランク以上の猛者もいるらしい」


――――――――――――――――――


亜人 A~S~SSクラス

エルフ 

ダークエルフ

ドワーフ 

ノーム

ヴァンパイア 

人魚



聖獣 S~SSSクラス

フェンリル ペガサス  

不死鳥 鳳凰 極炎鳥 一角獣 



妖精族 S~SSSクラス

山妖精 森妖精 雪妖精 

他にもいるらしい。



龍族 S~SSSクラス

ワイバーン(亜種)

青竜 黄竜 赤竜 緑竜 灰竜 黒竜 毒竜

紅龍 銀龍 紺龍(三大古龍は別格)


極龍 宙龍(お伽噺の龍、古代の伝説龍) 

???クラス



魔族 S~SSSクラス

セイレーン  ハーピー ヴュラハン  メデューサ 

ネクロマンサー  リッチ  ミノタウルス  サキュバス

ミノタウルス  ケンタウロス



魔人族 SSSクラス

サタン デビル デーモン ルシファー 


魔王  

SSSクラス LV99(?)

討伐 最終目標

――――――――――――――――――



「龍とか魔族系、ここ辺りはいま当たるのは遠慮したいねー」


「闘うとなったら、どうするのよ?」


「その為に特訓、LV上げだよ。これからモンスターを倒してLVが上がるかだね」


「不安しかないんだけど…」


「時間を掛けてスキルギフトを増やし力を高めていくしかないよ」


「これから山や森を歩いていくんでしょう? 子供たちに危険地帯は無理じゃない?」


「危ない時は、空間収納の家に入れたまま、行動も可能だね」


「有能ね、空間収納……」



――

17 保護 終わり   (67)

18 夕ご飯     (68)

――


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