備蓄米は日本の貧困状況の指数となりそうで興味深い
あまりテレビを見ないじじいであるが、米の問題は面白い方向に動いているように思う。
そもそも、今までの備蓄米が入札制であり、かつブレンドすることが前提だったとは驚きであった。
そんなもの、効果が出るはずがないし、米農家が困る。
備蓄米は、本当に生活に困っている人が、少しぐらい味が悪くても安く買えるものを提供するべきである。
それもネット通販などを使って迅速に行う。若い人は、考えることが優秀である。
日本のエンゲル係数に占める米の割合は6%である。
食べ盛りの子どもが多い家庭では安いお米が良いと思うが、少子化の日本である。
年寄りは量を食べない。じじいの家でも、パンとかうどんなどの方が多い。
年寄りが多くを占めている今の日本では、よほど困っていない限り、わざわざまずい米は買わないと思う。
最初は物珍しさで多くの人が買うと思うが、そのうち収束するだろう。
備蓄米がブレンドされずに2000円で市場に出て、三か月ぐらい経てば、日本の貧困状態が想定できるかなと考えている。
もし備蓄米の売れ行きが落ちないのであれば、やはり日本はかなり深刻な貧困状態に陥っているのだろう。
備蓄米がそれほど売れなくなれば、貧困とまでは言えない。
備蓄米の売上状況が、日本の指数として興味深いものになると楽しみにしている。
余談だが、店頭で売る備蓄米には、過度なパッケージ装飾をしていないのも、非常に優秀なやり方である。
人には見栄があるので、お金に困っていないと備蓄米を買うのは少し勇気がいるのである。
政治家も早く代替わりすれば、日本は少しはまともな国に戻るかもしれないが、スマホも扱えないような政治家が日本を導いている間は、たぶん変わることはないだろう。
ついでに、マイナンバーについても考えを記す。
マイナンバー制度は、事務効率を飛躍的に向上させるので、「効率」という意味では非常に良い制度である。
この時代に、まだ紙などを使っているという時点で、理系のじじいにとっては意味不明である。
そして政府のもくろみは、個人の資産をすべてそのマイナンバーに結びつけることである。
これは、個人事業主などで大きな収入があるのに税金を払っていない者への対策である。
要するに、金を持っている者にとっては非常に困る対策であるが、一般人にとってはメリットしかない。
これで国の税収が増えれば、サラリーマンなどの税金も減る可能性がある。
お金持ち以外の人は、マイナンバー制度を進めることに賛成した方が得であると、じじいは考えている。