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でも早く帰れたから、良しとする

作者: 貧乏葛


俺は工事関係の職についている。


今日は、ビルの外工事だった。


お昼休みのこと。


改修工事のためお客さんのいる建物内には居られず、

ビルとビルの隙間で、

ダイソーで買った200円のイスに座り、

おにぎりをかじる。


今日は日曜日。

朝降っていた雨も止んでお散歩びより、

色んなワンちゃんが通っていく。


すぐ前の通りから吹いてくる涼しいビル風で

ちょっと暑くなった身体も冷えてきて、

ワンちゃんを眺めながらの昼ごはんは

なんだか穏やかな気持ちになって、

午後からも頑張れそうだと思った。


ふと、俺の目の前で、パグが足をとめた。

ぴったり風上の位置である。


飼い主さんは何かを察したのか、

路面に新聞紙を引く。


パグはその上に陣取って、

俺に可愛いお尻を向けると、

ぷるぷる震えていきみ始めた。


うんちである。


しかも、パグはお腹を下していた。


パグは1分程かけて、うんちをしっかり出し切ると、

どこか軽やかな足取りで歩き出した。


たらこおにぎりの味は、良くわからなかった。

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