7.『私は別に女性に養ってもらっても一向に構わんのだぞ?』
少し触れづらい話に突入していきます。避けられません。
というのも、「あべこべ」を検討した上でどうしても避けられないのが男女間の差、性差です。その中でも、特に重要になってくるポイントが「社会的役割の差」と「性癖の差」かなって思っています。
わかりやすいのは「社会的役割の差」に関する性差でしょうか。
まぁこれ、冒頭でも言い訳していますが、別にジェンダー問題に踏み込みたいわけではないってことだけはどうかご了承ください。
現実世界において人間のオスは、男性ホルモンが活発なので筋肉質になりやすく、力が強い傾向にあるかと思います。
マンモス時代から考えれば、力が強いことは狩りに有利で、つまりは食料確保の担当になります。現代における大黒柱の始まりですね。
あべこべ世界を考えたときに、この「力が強い」とい特性を反転させるかどうかは好みになるかと思います。
個人的な嗜好として「力が強い」設定は女性に引き継いで欲しいですね。ただし外観の変更はなしで。ムッキムキじゃないほうが好きです。細マッチョはあり。
逆にあべこべ世界の男性は力が付きにくくなるのでしょうか?
初めからファンタジー推奨なので見た目の筋力量と力が一致してないので見た目は自由自在ですね。
男性だけ頑張れば不思議とマッチョ化することで、エッセンスとなるかもしれません。
この「社会的な役割の差」正直に言えば、小説という面から見れば、筋力以外に検討する項目が少ない気もします。
過去の歴史から戦えるものが先頭に立ってきたという経緯があるだけで、目立った男女差があるようには思えません。
そもそも社会的な性差というのは男女の肉体に依存する部分が大きいので、肉体が逆転しないことを前提としている「あべこべ小説」においては、ちょっと絡ませづらいんじゃないかなって。
あんまり細かいところに言及しても小説としてどうなのって思いますし、その辺は詳しい方に頑張ってもらいたい所存。
男女における最大の差は、次のお話だと思います。