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偽善者とこぼれ話 番外月  作者: 山田 武


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偽善者と七夕 2024



 七夕。

 ネタが尽きたので、もう七夕祭りというか普通に縁日っぽい感じになっていた。


 いろいろとやってきたので、同じネタを繰り返すのはな……。

 こういったイベントもあるからこそ、眷属たちにアイデアを求めているわけだ。


  ◆   □   ◆   □   ◆


 夢現空間 居間


「……無理かぁ」


「のぅ、主様よ。いきなりそれは失礼なのではないか?」


「じゃあ聞いてやるけど、あるのか?」


「…………何の話じゃったか?」


「うん、やっぱダメだわ」


「くっ、何という物言い……!」


 ランダムだからこそ、生まれるアイデアがある……それと同じく、ランダムだからこそ生まれないこともあるわけで。


 その典型的例、頭空っぽにして生きてきたソウが七夕イベントの担当である。

 もともとは古龍だった彼女は、文化に関わらず長く生きていた。


 今はある程度知識も蓄えているが、基本的に戦闘関係ばかり。

 まあ、創作物の知識なんかはいろいろと参考になると言って漁りまくっていたけどな。


「七夕の新イベントについてだな。前回はネタが尽きたから、縁日っぽくなったが……何があるか?」


「むぅ……つまり、七夕そのものとはすでにかけ離れているということじゃな?」


「まあ、そうだな」


「ならば夏らしいイベント、それとまた掛け合わせればよいのでは? 主様の創作物の知識でも、夏といえばのイベントであればそれなりにあったはずじゃ」


「…………おぉ、ソウにしては理に適った意見だな」


「ぐぅ……言ってくれる、さすがは主様!」


 七夕云々にこだわらず、夏っぽいイベントに七夕を組み合わせればいいわけだ。

 幸い、夏関係のイベントであればそれなりに思いつくし……流し素麺とかやったな。


「そんな、素晴らしいアイデアを思い付いたソウに聞こうか……七夕に相応しい夏らしいイベントって何かあるか?」


「…………思いつかんな」


「まあ、ここまで思いついてくれただけでもありがたいんだけどな。でもそうだな、夏と言えば海とか……あと、肝試しとか?」


「肝試し、たしか魑魅魍魎を相手取り無双することじゃったか?」


「いや、全然違うけどな。肝試しってのは、肝試しってのは…………リア充どもが、知覚できないナニカをダシにして、イチャコラするイベント?」


 実際に肝試しをした経験など、俺はしたことなかった。

 せいぜいが、そういったモチーフがあるアトラクションを体験したくらいだ。


「ご、ごほん……まあそれはともかく、要はアンデッドっぽい格好で驚かせて、そのスリルを楽しむって感じだな」


「……わざわざ恐怖を煽って、その何が面白いのじゃろうか」


「スリルって言え、あとお前にはそれを言う資格は無いぞドMドラゴン」


「ぐふぅ……ともあれ、その肝試しをやるということで良いのか?」


「他に思いつかないし、まあダメでもこれまでの七夕をいくつか復刻してやっておけば大きな失敗にはならないだろう……注意書きとして、肝試しはこういうものだって説明はしておくけど」


 そんなこんなで、七夕は肝試しを新たに加えて行うことに。

 ……その結果については、またいづれ語ることにしよう。



イベント、やらずに話すだけで終わってしまいました

この続きを来年にするか、あるいは何かの機会にするか

いっそのこと、各イベントを話し合いだけで〆て、人気投票をすればいいのでは?

………………投票数が少ない(orゼロな)オチが目に見えますね

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― 新着の感想 ―
[一言] 七夕で魑魅魍魎...天上のカップルへの怨念でしょうか...南無三! 何気に日本風のイベントでお祭りを、しかも夜に開催って少ないですものね〜あとはお盆くらいでしょうか? 縁日は金魚すくいと…
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