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偽善者とこぼれ話 番外月  作者: 山田 武


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偽善者とこどもの日 2022

ど、どうにか書きあがりました

……ただ、内容がいろいろとアレです



 こどもの日。

 今回のテーマは──母親だ。


 その名称とは裏腹に、母親にも感謝する人されているこどもの日。

 まあ、そりゃあ子供を産む存在が居なければ、基本的に出現なんてしないわけだしな。 

 現代では母の日として処理されている気がしないでもないが、正直ネタ切れで困っている俺的にはどんなものにでも縋りたい。


 ──ということで、母親を意識したイベントとして今年はこどもの日を盛り上げる。


  ◆   □   ◆   □   ◆


 第一世界 ???


 母親への日頃の感謝、それを子供に求めるのはアレだろう。

 いちおう事前に迷宮学校へ連絡し、今日がそういう日だと子供たちに伝えてはある。


 その辺は子供たちの意識の問題なので、各家庭で自由にやってもらいたい。

 今回、俺がイベントに向けて集めたのは、そんな母親を妻に持つ男性諸君だ。


「えー、いちおうですが、俺もミントという娘を持つ身、皆さんの気持ちは分からんでもありません……俺の世界と違い、この世界は物理的に母が強い場合もありますので、夫である皆さん方の肩身はさぞ狭いでしょう」


「メルス様に言われたくないのですが……あの、どうやったらあんなにも──」


「これ以上は言ってはいけない。俺は男の見方だが、女性の味方にも偽善者としてならねばならない……また、この場の同志が裏切らないとも限らないのだぞ」


「! ……き、気を付けます」


 まあこんな感じで集まっているが、要するに奥さんを労おうという意識を持ってもらおうとしている。


 時間はこどもの日の前日。

 当日はいつも通り開くイベント会場での祭り騒ぎに、今回学んだことを活かして適切な行動をしてもらう予定だ。


「俺から言えること特にありません。皆さんの奥さんなのですから、何をするべきなのか一番知っているのは皆さん自身です。ただ、注意してもらいたいことがあるとすれば……特別なことはあまりしない方がいいですね」


「そ、それはどうして?」


「特別な日じゃないと特別なことができないというのは、問題でしょう。どれだけ家庭を普段から顧みているのか、それが求められます。どこかへ行く、などなら大丈夫でしょうが、家事を手伝う……などは問題かと」


『うぐっ……!』


 どうやら、それを考えていた者が居たみたいだな。

 まあ、あくまで俺のテレビで見た知識を伝えているだけで、実際どうかは知らんけど。


 俺と眷属の間に子は居ない。

 なので究極的に言ってしまえば、話のいっさいが成立しないのだ。


 当日、彼らが自らの奥さんにどう思われたのか……少なくとも、相談所に駆け込む人が居なかったとだけ記しておこう。



とまあ、そんな日らしいです

ご家庭をお持ちの皆さん、子供だけでなく奥さんにも気を使って差し上げましょう

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