偽善者と祝10000P!
ようやく仕上がりました……懐かしのあの方も出ますよ!
「はい、そんなこんなで始まりましたこの企画! いやー、長かったですね~。あっ、メタのことも全然OK、俺こと偽善者ことメルスで~す。そして、今回のアシスタントを務めてくれるのは──」
「ホ、ホウライです……あ、あの、どうして私のような一般人がこの場に?」
「上の者……まあ、『気にするな』! もともと実況とかをやってくれているんだし、上の者の目にたまたま留まったと思ってくれればいい」
「…………わ、分かりました。こ、このホウライ、メルス様のためでしたら、どんな理不尽でも乗り越えてみせましょう!」
「そこまで張り切らなくてもいいんだが……しかしすまんな、実況の仕事もあるだろ? 俺が全然立ち寄らないから分からないが、いつもコロシアムでランキング戦はやっているわけだし」
「私以外にも実況は居ますし、何よりメルス様最優先ですよ……後輩たちはきっと、私が居ないからと仕事を奪っているでしょうが」
「今度、眷族にエキシビションマッチでもしてもらおうか。そのときは、俺と実況をやってもらうぞ」
「! 分っかりました!」
◆ □ ◆ □ ◆
「さて、とりあえずのおさらいだ。俺は今、種族に関する説明をしていてな。普人と獣人と森人、あと山人と魔人と竜人に関する説明は済んでいる。あっ、一時的に記憶を入れておくぞ──“■■■■”」
「な、なんですかこれ……えっと、今回はレア種族の紹介ですか?」
「カンペ代わりに使ってくれ。そう、天使やら吸血鬼、妖精といった本編もとい眷属編集済みの『偽善者物語(笑)』に出てきた種族の説明だな」
「最初は天使族のご紹介からです。では、こちらをご覧ください」
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種族:天使
説明:神の使いとも考えられる種族
背中から生えている白い翼が特徴
清き魂を持ち、光属性の扱いに長けている
人々から感謝されることで能力を上げることができるが、罪の力を持つとステータスが低下したうえで堕天する
罪を浄化することによって戻ることが可能
〔業値で強制的に種族変更が起きる〕
〔一挙一動がステータスへ影響を及ぼしてしまうため、振る舞いに注意が必要〕
HP:+50
MP:+100
AP:+50
ATK:+5
VIT:+5
AGI:+5
DEX:+5
LUC:+10
種族スキル
(善なる心Lv1)→(善意ノ心Lv-)
(○術Lv3)(光魔法Lv4)(天使魔法Lv1)
(飛行Lv3)(天使翼生成Lv1)(悪魔殺しLv1)
進化先
天使族→高位天使族
→堕天使族
天使族>【天魔】(特殊条件)
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「正直、これに関しては説明は不要だな。俺の初期種族であり、すぐに進化したから全然出番の無かった天使族だ」
「……いきなり問題だらけですね。あの、修正が入っているのですが」
「何でも、昔は全部の種族に備わっている心系のスキル、あれってスキルレベルが種族値とは別で上がっていたらしいんだ。でも、俺の爆速レベリングを経て、さすがに問題視されたらしく……その結果がアレ」
「しゅ、修正されたのですか。さすがはメルス様、その行いに神々が注目されているのですね!」
「本当は初期からどうにかしたかったみたいだが……SPとかいろいろと不都合が多いらしくてな。第二陣からどうにかしました、とかメンテナンスの結果ボーナス的なSPの入手方法でしたってお茶を濁すそうだ」
「……大丈夫なんでしょうか?」
「作者もいろんな意味で成長しているしな。もしかしたら、修正に修正を重ねてどうにかするかもしれない。けどまあ、そうなったら間違いなく他の修正作業が遅れるだろうな」
閑話休題
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種族:魔人族/吸血鬼種
魔人族の中でも、血の扱いに長けた種族
鋭い爪や牙で出血を促し、それらに干渉することで戦う
なお、吸うモノは血だけでなく、血の中に含まれる精気なども含まれている
HP:+100
MP:+100
AP:+100
ATK:+10
VIT:+5
AGI:+5
DEX:+5
LUC:+0
種族スキル
(不夜ノ心Lv-)(血魔法Lv1)(吸血Lv1)
(吸精Lv1)(飛行Lv1)(日光弱体Lv-)
進化先
吸血鬼→高位吸血鬼
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「──ティンスがなっていた種族だな。血を吸うことで強くなる、ファンタジー定番な種族とも言える」
「(不夜ノ心)スキルの効果は、暗視補正に加えて夜限定の血液の自動回復のようですね。しかしメルス様、ティンスさんの種族はたしか『高位吸血鬼・準男爵』となっていたはずです。その準男爵とはいったい……」
「…………魔物の名前に付く職業名と同じだな。実際、お前たち国民の中にも、その両方がある奴が居るだろう? 適性の問題もあるが、条件さえ満たせば両方の恩恵にあやかれるのが魔物たちの利点なんだぞ」
「……条件とはいったい?」
「いや、かなり曖昧というか作者が今なお悩みに悩んでいるみたいなんだけどな。何らかの形で祝福や邪縛を持っている、みたいなものを条件にしたいみたいだぞ」
「……みたい?」
「『気にしないでくれ』。まあ、リョクは運営神に初期からフォローされていたし、フェニたちは迷宮の加護があった。お前たちも、神気の練習で…………みたいな大義名分があるからな」
閑話休題
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種族:妖精族/小羽種:200(+45)
妖精族の中でも、小さな体躯と羽が特徴的な種族
実体と魔力体を自在に切り替え、人々への悪戯を行う
HP:+0
MP:+200
AP:+0
ATK:+0
VIT:+0
AGI:+5
DEX:+5
LUC:+15
種族スキル
(悪戯ノ心Lv-)(妖精魔法Lv1)(精霊魔法Lv1)
(浮遊Lv1)(吸精Lv1)(魔力化Lv1)
(悪戯ノ心Lv-)
L他者への干渉時、成功補正・微
進化先
妖精(小羽)→高位妖精(小羽)
→妖精(大羽)
→妖精(○○)
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「──というわけで、今度はオブリのなっている妖精種だ。小羽種は小さいが、その分内包する魔力量が大きいのが特徴だ。なお、近縁種として、大羽種なんてのも居る。こっちは人族の成人とほぼ同じ大きさだ」
「……妖精なのに、その大きさは」
「まあ、巨人サイズの妖精とかも居るみたいだし、おかしくはないぞ。高位種への進化と大羽種への派生、あとは何かしらの条件で進化できる種族が増えるな。妖精種は、獣人に次いでその派生先も多いからな」
「なるほど……話題は変わるのですが、悪戯ノ心というスキルはいったい?」
「まあ、相手に干渉するとその成功率が上がる……みたいな感じのスキルだ。実はこれ、盗賊の職業能力“悪戯手癖”よりも、最終的には性能がイイんだよな。だから、これを利用する祈念者も居るかもしれないな」
◆ □ ◆ □ ◆
「そんなこんなで、ようやく……いろんな意味で今回の紹介も終わりだな」
「じ、次回は総合評価が──15000Pって、あのメルス様……」
「まあ、前回もありえないだろとか思っておいて、実際にこうしてやる機会が出来たわけだしな。正直、この先で紹介する種族が思いついていないらしくてな。だからまあ、どうなるのか誰にも分からない」
「えっ、ええ~~」
「種族紹介以外の話、という可能性は?」
「あるにはあるんだが……本人というか本神曰く、『スキルや魔法は語られても、種族って正直誰も気にして無くないか?』とか思っているらしい。職業も同じ感じらしい」
「ということは、種族か職業の説明……ということでよろしいのでしょうか?」
「まあ、きっとその答えはこれを読んでいる者たちが決めてくれるさ……だよな?」
「とりあえずここで一度締めようか。今回は俺ことメルスと──」
「私、ホウライで──」
「「──お送りしました!!」」
そして、その先は────そもそも、実現するのでしょうか?
作者が忘れない内に、辿り着くことを願いましょう




