偽善者とハロウィーン 2020
お久しぶりです
ハロウィーン。
去年は仮装イベントをしたのだが、それは好評だったため毎年やることが決定した。
何やら仮装コンテストをやって、誰の仮装が一番なのかを競うらしい。
……魔物とかの仮装は分かるんだが、どうして俺の仮装があるんだろうか?
まあ、ころころ恰好だけでなく性別や年齢などを弄っているため、大人から子供まで誰でも仮装ができるという利点は、あるにはあるんですけども……。
そんなこともあり、俺はまた新たなるハロウィーンを考えてみることに。
いったい何をすれば、いいのやら……多少は、アレンジを加えてみようか。
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現代日本において、ハロウィーンでは何をしているのかを考えてみた。
「そしてまあ、何も浮かばなかったわけなんだよな……そりゃあ事件とか騒動を再現するならできるけど、国民たちにそんなことをさせるわけにはいかないからな」
前回、眷属たちにコスプレをしてもらったのだが、今回はそれをアレンジした。
山車、というかパレードをいくつかの集団にやってもらっている。
要するにリオのカーニバル、青森のねぶた祭りなどを踏襲した感じだ。
それぞれが出し物ならぬ山車物と共に、自らのコスプレをアピールしていく。
これでもまあ、よく俺の脳みそだけで考え付いたと言えよう。
眷属にも楽しんでもらうため、無い頭を捻りだした結果である。
「……すっかりやってない生命最強決定戦の集団戦、そのメンバーでやってるのか? しかしまあ、凄い盛り上がってるな」
見覚えのある組み合わせで、パレードに参加している眷属たち。
また、当時は居なかった者たちもまた、混ざってパレードを盛り上げている。
「前回と違って、俺は独りぼっちだな。いやまあ、本来の俺はこんな感じか」
吸血鬼の因子を打ち、マントを羽織っているのが現状だ。
……コスプレと言っていいのか微妙ではあるが、これも立派な仮装だろう?
「そういえば、少し前にハロウィーンイベントで集めたアイテムがあったな。それを複製して、配ってみようか」
一日限りのイベントでは、訴えられるに違いない。
なのでAFOのハロウィーンイベントは、一週間ほど掛けて行われている。
そっちはそっちで、仮装して魔物を倒したり依頼を達成したりしていた。
そこで貰えたアイテムは、お菓子や家具などさまざまである。
企業とコラボしたアイテムなど、意外と嬉しい物もあったな。
解析すれば、俺の力だけで再現することもできるだろうし。
だが今は、そういう回りくどいことはしないで<複製魔法>ですべてコピーしておく。
子供たちに美味しいお菓子を食べさせる、それもハロウィーンの醍醐味だからな。
まあ、それからいろいろあるのですが……そこは皆さんのご想像にお任せします
[皆さんの中から具体例が出たら、それが何かこう……いろいろとなるかもしれません]




