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ミニ編 百合VS百合

ミティア「んー、何だか最近寒いわ…」


と、ポツリ


ルマ「ミティア…ルマが暖めてあげようか?」


ミティア「アンタの暖めるは、なにか嫌」


ルマは新生の変態だ

コイツの暖めるは本当に危ない…と思う


ミティア「それより、コタツ、コタツが欲しい」


ミティア「お手軽に暖かくなれるし?ぬくぬくできるし」


ルマ「酷い…ルマの事はどうでもいいの…?」


ミティア「どうでも良くはないけど…」


ルマ「じゃあ、コタツよりもルマを使って!」


顔を赤らめハァハァ息づかいを荒くしてルマが言う


ルマ「ハァハァ…さぁ!はやくぅ!」


ミティア「うっ…い、嫌よ…何でコタツの代わりにアンタを使わなくちゃいけないわけ?」


その通りである、何故コタツの代わりにルマを使う(意味深)必要がある?


ルマ「だって…だって…」


ミティア「だって何よ?」


ルマ「ルマは…ミティアの事…」


流れが怪しくなってきた


ミティア「私のこと…?」


ルマ「す…!!!」


ティア「あーーー!こんにちはお二人とも」


遮られるルマ


ミティア「あっ、ティア!」


ティア「遊びにきちゃいました…♪」


ルマ「……ちっ」


ご機嫌ななめなルマを置き話を始める

ミティアとティア


ミティア「遊びって…一体何をしに?」


ティア「それがですね、コタツをこの家へ届くように頼んだんですよ」


ティア「そのついでにミティアとナニかしようかなと…」


ミティア「え?ほんと!?」


ナニかしようかなという台詞をスルリと無視し、驚くミティア

にしてもまるで盗聴でもしてたかの様なタイミングだ


ティア「そうなんです」


ニコニコと微笑むティア

そこにルマが


ルマ「ルマのミティアを誘惑しないで…」


ティア「あら?ルマさん居たんですか?」


さっきの「こんにちはお二人とも」はミティアと誰に向かい言ったんだコイツ


ルマ「最初から…ミティアが生まれた時からミティアのそばに居る…」


それは有り得ない

第一この2人が会ったのは小学生の時だ


ティア「そうなんですか〜、私はミティアが生まれる前からミティアとイチャイチャしてましたけど…ムフフ」


これも有り得ない

ミティアとティアは幼馴染みではあるが…


ミティア「あのー…2人とも?」


ルマ「へー、嘘ってバレバレ…ルマはもう、あんな事やそんな事もしている」


ティア「うふふ、嘘は程々にして下さいね?ルマさん」


顔は笑っているが怒ってる…怖い

というかこの二人はなぜミティアを取り合う


ミティア「ちょ、何言ってるの二人共…!」


ミティア「ルマは出会ったの小学生の頃だし…そんなことして無いし…」


ミティア「ティアは幼馴染みだけどそんな仲じゃないし…」


ティア&ルマ「…静かにして(下さい)」


ミティア「ひぃ…顔が顔が怖い…何この2人もう嫌だ」


二人の目には火花が…

今にも衝突しそうなその時


ピンポーン


チャイムがなった

どうやらティアが頼んだコタツが届いたらしい

早いな…


ミティア「!」


ミティア「宅配屋さん…!コタツ届いたのかしら?」


ミティア「私、受け取ってくるわね!」


そそくさと部屋をあとにするミティア


ミティア「何か知らないけれどあの空気はまずそうだし」


ミティア「受け取った荷物、玄関に置いて…公園にでも避難しーようっと」


と呟き立ち去るミティアの顔は

いつもより清々しい表情に包まれていた



ミティアに幸あれ!!



閲覧ありがとうございました。

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