帝国and騎士国 vs 魔人軍 2
「む!?まさか敵の援軍か!?」
体が大きく、翼が生えている魔人を重力の魔法で落とし、首を刎ねる
ただでさえこっちが少ない状態で不利。
そんなところに敵が増えたら、敗北は時間の問題だ
「王よ!よく見てくだされ!!!あれは帝国の軍隊ですぞ!!!」
近くにいた信頼のおける老騎士が魔人の首を刎ねながら言う
「おお!あやつら命令違反をしているが、援軍に来てくれるのはありがたい!」
またその近くにいる若騎士が魔人の長く伸びた詰めに苦戦しつつも、手を切り、首を刎ねている
「全員、本気を出せ!数では負けているが、敵は挟み撃ちになっている!
一気に終わらせて、娘を安心させるぞ!!」
『おう!』
娘、とはキャスロットのことであり騎士国ではアイドル的存在だ
そのため戦争に行くたびに、男たちが涙を流し、女は泣いている男を殴る
ということが起きている
しかし、キャスロットがこの世界にきてからずいぶんと立っているので
日常となり、行事となっている部分もある
帝国と騎士国との最後の戦争の前に勇者は、私だけで十分だと、転移門で出発したが
王、重臣たちが口に出してはならぬ
と黙っていたが、逆効果で噂が立ち、国全体が混乱し
倒れるものが数人おり、心臓が止まっていた人もいるという......
上の話からキャスロットがどのような存在がざっとだがわかっただろう。
人は不安や、心配事があると判断力が鈍ったり、100%の力が出せないことがある
それをなくすために、騎士は戦え
と教わってきた。
実際、現在の騎士王は
父は、帝国との王の一騎打ちでギリギリかったのはいいものの、傷が悪化し、死亡
祖父は、戦争で負けそうなときに、戦略的撤退となり、殿を務め
追ってきた敵に人数差で攻められ死亡
そういったことを聞かされ、自分の目で見たからには
その教えしかない。というすがり
と
帝国への復讐心
しかなかった
実際、数か月前までは帝国との戦争があり、その心意気しかなかったのだから
しかし、今。
敵だったはずの帝国とともに戦い、敵を滅ぼそうとしているのだから
「帝国の王よ!よく来た!決着をつけるときだ!」
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帝国の教え
それは、愛するものを守れ
そして、愛するものを守るために、敵対する騎士国を滅ぼせ
それを基礎として教えてもらい、いろいろな過去の人物を見てきた
父は自分の目の前で一騎打ちで亡くなった
祖父はとにかく頭が回る人で、2回の戦闘で、敵を撤退へと持ち込んだ
しかし、頭が回る代わりに、体が弱く戦争が終わってすぐに亡くなった
過去の人は全員、愛する者のために戦ったと思う
しかし、戦争で亡くなったら、愛するものを守れるわけでもなく、逆に悲しませているだけだ
この前の戦争で生き残った私は、その現実を知った
帝国は負け、悔しい気落ちが残るのだが
平和に暮らせるのならば、別にいいだろう
そして平和を邪魔する奴は、全員殺す
自分の言葉を受けいれ、この戦いに来てくれたのは兵士のほとんど
全員、死ぬな
「騎士国の王よ!いいだろう!決着をつけてやる!!!」
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いやな予感が的中した
いま頭にあるのはそれである
副隊長を後ろの伏兵の対処に向かわせたが
あいつは、脳筋だから数で攻めるということしかしないだろう
人数差があるから、それで時間を稼ぎつつ、倒してくれると願う
そんなことよりも、前に集中しなければならない
馬を使い、走ってきていたがを戦闘では邪魔なのだろう
馬はどこかへ行っている
騎士達の先頭に立ち、魔人二人を同時に相手をしても退けをみせず、遂には殺してしまう
そしてその後ろに続くもの30人近くは魔人一人と戦って余裕に殺しているのだ
「ばかな.....なぜここまで人間は強い....
我ら魔人が最強のはず!!」
まだまだ味方の数はいるが、敵の衰えが全く見えないため、いつここを突破されてもおかしくなない
ここは味方の士気を上げるために、前に出て戦うとしよう
「おまえらどけ!、俺が先頭に立つ!全員続け!!!」
「あ、おおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「オオオオオオオオオオオオオオオオオ!」
「オオオオオオおおおオオオオオ!!」
「敵大将と見えた!覚悟!!」
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魔人の腹を踏み、頭を飛ばしたとき
「敵大将と見えた!覚悟!!」
という声が聞こえ、前を見れば
巨大な大剣、クレイモアだろうか
を持っている敵が突っ込んできた
いままで戦ってきたやつの中で一番強そうに見える
「よかろう!受けて立つ!」
自分が持っているのは相手が持っているほどでかくはないが、
拾ったクレイモアだ。
しかし、状態があまりよくないためいつ折れるかがわからない
そんなことはお構いなしに、双方が刃をぶつけあう
横なぎに振るえば、ふさがれ
カウンターで手が伸びてきては、剣をそらしつつ避ける
目の前の奴以外が、剣を持ち、襲い掛かろうとしてくれば
こっちの味方がでてきて、一騎打ちを始める
しかし、人数の差はひどく、一人が3人を同時に相手をするという、防戦一方の闘いが始まった
「見方が押されているぞ?将軍様よぉ。
俺を殺してみな!」
人数差がここで大きく響いてきた
全員頑張っているが、いままでの戦闘での疲労が溜まってきており
中には剣が折れ、自分と同じように奪って戦っているものもいる
「よそ見をしてる暇があるなら、戦えぇ!!!!!!!」
言葉と同時に敵対象の剣筋が鋭くなり(敵の武器を拾ったというのもあるが)
防戦一方となる
「うわ!」
「ハハハハハ!死ねぇ!」
一人の騎士が首を刎ねられる
状況は、時間が経つにつれて、悪くなる
疲労がたまっていき、ちょっとした隙でも見せたら、殺されていく
とある母から聞いた話を思い出した
ピンチになったとき、ヒーローが現れると
あくまでそれはおとぎ話の話であり、現実でそうなることはないだろう
いや、0.000001%とかならあるかもしれない
心の中でそう思いながら、どうにかこの状況を打破できないか
考える
ふと、頭に浮かんだのは、帝国の王
今さっき、言葉を交わしたというのに、それから一度もあっては、すれ違ってはいない
敵の姿が、帝国のほうに行ったのが見えた
おそらく、援軍としてこさせないためだろう
このまま、防戦一方で終わるのか.......
「大将!後ろから帝国の奴らが来ます!!」
「なにぃ!?」
「隙あり!!!!!」
帝国が、来ているという報告で驚いたのか、隙が大きくできた
それをやすやすと見逃す、騎士など、騎士ではない
その隙の間に、切断......とまでいかないが右肩を半分以上切ることができた
「っ!?半分は、帝国のほうへ行け!時間を稼げ!!!」
「は、はっ!!!」
ついこの前まで、敵対していた帝国
すべてを葬らないでよかったと、なぜか安堵した
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「敵が、向かってきているぞ!迎え殺ってやれ!!」
『オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!』
帝国の兵士は、元気がいい
しかし、それが弱点でもある
元気がなくなった瞬間、戦闘意欲が落ち、2倍以上鈍るという、弱点が
「相手は、バカだ!惑わせて殺してやれ!」
相手は、馬鹿正直に突撃を
こちらは、前に盾を構えさせ、近づいたところで
「うぉらぁ!!」
その盾の裏から、槍、長剣をもったやつらが盾を持っているやつの肩をジャンプ台代わりにし
飛び、敵の頭、手、胴を切り、敵の中に入り、混乱させていく
それを少しづつ進みながら、するので
バカ突撃しかしてこない、敵は混乱していき、死んでいく
そして、同士討ちが始まる
同士討ちと、帝国の兵士による、素早い攻撃
しかし、数が多く、すべてをしとめるのにかなり時間がかかった
「き、きさまら、この私は!?」
なんか偉そうなのが一番後ろにいたが、全員で囲んで一斉に攻撃を仕掛ければ
一瞬で終わった
「全員、ジリ貧だろう騎士国の手伝いに行くぞ!
生き残らせてもらった恩をすべてここで、出すぞ!!
全員、走れ!!!」
そして、走って2分もないところで
「うわ!」
「ハハハハハ!死ねぇ!」
そういう声が聞こえてきた
そこで見たのは、われわれと互角の騎士が数という暴力で、負けているということ
数よりも質
ということを死んでも敵に教えてやろうと
「全員!騎士を助けるぞ!続け!!」
「大将!後ろから帝国の奴らが来ます!!」
「なにぃ!?」
「隙あり!!!!!」
一瞬、顔があったような気がした
その顔は、笑っていた
まるで
遅いぞ
とでも、言いたそうに
「っ!?半分は、帝国のほうへ行け!時間を稼げ!!!」
「は、はっ!!!」
右からから、半分ほどまで切られた、敵大将が
なにか言っているが、そんなもの単なる死へのカウントダウンだと教えてやる
帝国の王は笑っていた
かつて生きていた地球の日本という場所を
そして、過去をたどると武士に当たり、
そのせいか、ワクワクしていることを
そして、久々に
日本刀を振るえることを
ひたすら喜んでいた
「全員、俺の近くに来るなよ」
いつもの大声ではなかったが、味方全員に聞こえ
その声から出る、殺気に
本能から離れたい
と、全員が離れ、行動に移っていた
遅れて申し訳ありません
これからもこれくらいになりそうです




