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サバゲーしたいから帰るために頑張る。  作者: matj
第2章 この世界のいろいろなこと
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帝国vs勇者×2

グングニルをもった俺の左手が地面に転がっていた

頭に浮かぶのはなぜ腕がそこにある?

幻覚でも見ているのか?

というのしか出てこなかった

幻覚だと思い、魔法解除や右手で顔を殴ったりする

しかし左手は地面に転がったまま

それでやっとこれは現実だと思い始める

じゃあ、なぜ左手が地面に落ちている?という考えにまた入る

痛みなどの体の感覚が入ってこない

視界には俺を囲むように帝国の兵士、騎士たちが円を描くように広がっている

再びもともと左手のあった場所を見る

右手でつかもうとするがそこには左手がない

つまり左手で銃身を支えることができない


「がああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


痛みとは違う痛みが襲ってきた

たっちゃんとサバゲーをするために強くなってきたのに

たっちゃんという魔神を倒すためにつよくなってきたのに

それがすべて無に帰るというのか....

叫ばないと自分の体がはじけそうな感じがした

だからすべてを吐き出すように叫ぶ


「あー。セグシさん。やっちゃいましたね。禁忌を犯しましたね?

こんな異世界の神様が使う武器を出しちゃって

犠牲は.....左手ですか」


目の前に現れたのは

いや、俺だけにしか見えないようになっている目の前に立っている女性

神の声だ

ずいぶんと久々のような気がするが

挨拶をする気にもなれない


「セグシさん?状況がわかっていないで怒っているのはわかりますが

そのまま負のエネルギーを出したまんまにすると

魔王になっちゃいますよ?」


そういう道も別にいいと思う

左手がなくなった時点でこの世界で一番最初に持った夢は消え去ったのだから

おれがいまここで勇者として立っている理由がない


「じゃあ、わかりました。左手を復活させる代わりにどこかを犠牲にしないといけません

どこを犠牲にしますか?」

「左目」


迷うことはなかったと思う

左目がなくなると視界がすこし短くなるがたぶん大丈夫だと思っている


「わかりました」


それだけ言うと足元に魔法陣が浮かび上がってきた

この魔法陣は敵の目にも入っているらしく

逃げようとしたり、じりじりと後ろに下がっていたりしている


「     よ!      がいう!          せよ!」


この魔法を神の声が唱えているとき

俺は左手の視力が落ちるとともにいままでに経験したことがない痛みに襲われた

わずか数秒なのに、30分続いたような気がした


「どうですか?セグシさん。成功しましたよ」


今さっきまでなくなっていた自分の左腕の感覚が戻ってきていた

しかし左目がなくなったので左のほうの敵が見えなくなってしまった

対して支障は出ないと思う

なぜか?


「スキル!気配察知、映像化!」


するとこの二つのスキルが同時に発動したからか

目から入ってくる情報と

気配から入ってくる映像の情報の二つが

同時に流れていくようになった

正直目から入ってくる情報のほうが面倒な気がしたので目を閉じると

すべて気配のみでわかるようになった

気配の数は残り2万

そのうち1万が俺を囲んでいて

もう1万が帝国の王を守っているのがわかる


帝国の王がなにかしら手を振るのがわかった

そしたら一斉に動き始めた

一番早くと到着する奴から自分の剣を抜き相手のことを考えずに切っていく

そして足元に何かがあるような気がした

いまさっき禁忌を犯してしまったグングニルがあった

犠牲を払った今、この武器は使えるはず

剣を鞘へ戻し

グングニルを持つ

よかったこんどは犠牲を払う必要がなかった


「はは!俺の世界の神が使っていた神の武器!とくと味わってくれよ!」


キャスロットは犠牲を払ったことを知らない

そのため

いきなり左腕が取れたと思ったら

急に魔法陣が浮かび上がり、魔法陣が消えたと思ったら左腕が元の位置にもどり、

目をつぶって不気味に笑うようになった

そしていまさっき左腕と一緒に落としたグングニルを広い

数人まとめて刺して殺したり

グングニルを振り回してその勢いで首にあてて、首をへし折ったり

している

結構前に舞っているという言葉を使ったが

今は躍っている。

血が舞い踊る中で

笑っていた


「さぁ、残りはあんたたちだけだぞ」

「な....!わが精鋭の4万の兵士がたった二人にやられただと....

おぬしら!やってしまうぞ!精鋭の中の精鋭の底力を見せてやれ!」


「さすがに手伝うわね」

「ああ、頼む。いまは目が見えていないんだ。だから人の感情を読み取ることができない

後ろは任せたぞ」

「........ちゃんとあとで全員に説明してね?」

「もちろんだ。いくぞ!」

「全員我に続け!」


帝国vs勇者×2の戦いの最後の幕が始まろうとしていた






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