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ネコ科な彼女

作者: ターコイズ

俺の彼女は


顎の下を撫でると喉をゴロゴロと鳴らし、

抱きしめれば脇の下に潜って匂いをかぎ、

陽向で微睡むのが好きで、

自由に生きているくせに、甘えたで、

ブラシをかけてもらうのが好きで、

会うと真っ先に耳の後ろをこすりつけ、

鼻と鼻をこすり合わせて甘え、

撫でて、と膝の上に収まり、

狭いところに嵌まるのが好きで、

寒がりで暑がりで、

刺身が大好きで


彼女のそんなところがどうしようもなく可愛いのです。



そんな彼女と出会ったのはかれこれ5年前。犬派の俺が、ネコ好きな仕事仲間にネコカフェに連れて行かれた時。

これといったモテ要素のないむっつりな俺になぜか彼女はふんわりと微笑み、好意を示してくれた。


次に会った時、繋いだその手の温もりに、どこか懐かしさと「この先死ぬまで一緒だ」という予感のようなものを感じた。


そして僕らは明日、婚姻届を出す。



ちなみに彼女の得意料理は「ネコまんま」ではない。けっして。

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