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GAME MAKER

@369NaMiYaNaGi

Twitterの方で小説投稿したらツイートしてるんで良かったら見てみてください

『いやぁ〜!体育祭もいよいよ次の競技で終わりですね。私は戦闘練習予選と騎馬戦を見れていないのですが、どうでした?何かあったりとか、目ぼしい選手だったりですとか?』


『せやねー、なんしかウチの主人は騎馬戦でボロ負けしとったね。敵味方関係のう突っ込んではちまき奪うてくもんだから、完全にカオス状態になっとったで』


『ははは、それは…大変ですね』


まさかの事態に実況ちゃんも苦笑いするしかない様で、右京の騎馬戦話を良いタイミングで切り上げた。


『それじゃあ!えーと!この後の…、戦闘練習!決勝に進出した3チームですが、双柳チーム、柊チーム、月見里チームとなっています!この点についてどう思われますか?』


『んー、なるべくしてなったって感じですかね』


実況ちゃんの問いかけにアカネ先生が答えた。

アカネ先生のその言葉に右京も共感の意を示した。


『優勝候補の柊に学年1位の双柳、んでもって筆記はまだしも実技だけやったらトップ3にも引けをとれへん月見里、まあ順当に勝ったって感じよな』


『ふむふむ。ぶっちゃけた質問なんですけど!今回どのチームが優勝すると考えていますか?』


本当にぶっちゃけた質問だ。


『いやあ、悩みますねー。単純な戦闘力なら蒼華ちゃん、連携という点では柊チームに軍配が上がりますし、月見里さんのチームは未知数ですからねー』


『うちは響のチームが勝つと思うとりますよ』


『ひびき…、ヒビキ…、双柳チームの事ですね!その理由を聞いても宜しいですか?』


『そりゃ勿論。2ヶ月分の給料全部響チームに賭けとるからや!』


『ああ……、なるほど……』


まさかの理由に実況ちゃんは再度言葉を失い、冷めた目で右京を見ていた。

と、そんな雑談がされている間に俺たちの入場準備が終わった。


『どうやら準備が終わった様です!皆さん!心の準備はいいですか?それでは!決勝戦スタートです!』


「「「うおおおおおおおおおおお」」」


地が揺れるほどの歓声と共に試合が始まった。

今回のマップは事前試合で柊達が使っていた森と廃墟のマップ。通称「荒廃区」

言うまでもなく、森の陣地が有利なマップだ。


俺らのスポーン地点的に森の陣地が1番近い。

陣地ガチャ大当たりだなんて幸先が良い。

この陣地を確保したチームは比較的ゲームメイクする事が出来る。

自分らの戦術を相手に押し付けることが出来るのだ。

しかし、俺らの作戦は相手の動きを見て臨機応変に変えていきながら勝ちを狙っていく受動型の作戦なので能動的に動かなければいけない陣地とは相性が悪かった。

行動を起こすにしても、まずはフィールドの状況を把握しなければならない。

特に2つの陣地のどちらが月見里でどちらが柊なのかについてだ。


陣地同士の距離は約3km。

一般的な探知魔術が届かない距離だ。

探知魔術に優れたリティアでさえも、そこにいるのが誰なのかだとかは分からない。

精々敵の数が分かる程度だろう。

が、今は数が分かれば充分だ。

今回の相手は3人と5人。数でどっちがどっちのチームかが分かる。


「わ、私達から見て左側が月見里さんのチームで右側が─────」


「どうした?」


言い淀むリティアにヴィルが聞いた。


「1人いない………」


リティアの小さな呟きと共に地が割れ、木が裂け、その雄々しい魔力を纏った化物が現れた。

柊チームのタンク役『仁坂蛍(にさかほたる)

背丈は裕に3mを超えている。

その身は見惚れる程まで鍛え上げられており彼女が魔術無しでも優れた戦士である事が一目で分かる。


『仁坂蛍!圧倒的なパワーで双柳選手を攫っていく!!!』


突然の襲来に響達は反応出来ず、蒼華が連れ去られていくのを見ていることしか出来なかった。

蒼華は仁坂に掴まれたまま森の奥へと消えていった。


俺たちが陣地を確保したのとほぼ同時に襲って来た。

恐らくスタートした瞬間に自陣の事は味方に任せて、ここまで一直線でやってきたのだろう。

そうではなければ説明のつかない速度である。


明確な蒼華潰し。


まあ、しかし蒼華自身避けようとする素振りすらなかったから、あのタンクの相手をするのは問題ないと考えているのだろう。

絵里が釣れるまでの暇つぶし、と言ったら失礼だが多分そんな事を考えている。


あのタンクだけじゃ蒼華相手に持たないだろうから、サポートにもう1人いるな。

となると、絵里の陣地には2人。

柊のとこには最大3人が居るはずだ。

さて、どうする?


「相手側の状況はどうなってる?」


そう聞いたヴィルにリティアが答える。


「月見里さんの陣地は守り1人!?月見里さんが蒼華ちゃんの所に向かって、もう1人が柊陣地に向かってる。柊くんの所は3人、多分1人は隠れて奇襲を狙ってる……、あと、蒼華ちゃんと戦ってる仁坂さんのサポートに行ったのは清水くんだと思う、魔力量のかんじで………」


リティアの状況報告を聞き数秒の思考の後、結論を出した。


「月見里陣地にはシェリバンが行け、柊側は俺と響で奪いに行く!」


「俺達の陣地の守りはいいのか?」


「攻撃が最大の防御だ!ここで俺らが攻めれば相手側に陣地を奪う余裕はなくなる。仮に奪いにきたとしても奪いにきた奴らの陣地を確保する!そうすれば1:1(いちいち)交換で何の問題もない。分かったか?行くぞ」


『3チームそれぞれの思惑が交差しています!優勝を掴むのは誰なのでしょうか!』


この先、技名的なの言うかもしれない、というか言わせていくつもりなんですけど一応技名を言う理由があって魔術を使うにあたって必要な詠唱を短縮した姿が技名って設定です。

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