表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
93/314

守り抜くにゃ!

市長宅

飛鳥崎と山瀬と合流した南はクナイを持ってキングプレスに突っ込んだ。飛鳥崎と山瀬も南に次いでキングプレスに突撃した。

「人質は一人でいいか。最初の女にしよう。」

キングプレスは南が投げたクナイを弾くと後ろにいる二人目掛けて口から破壊光線を放った。二人は左右に避けると当時にキングプレスを殴った。

「全く効かん。」

しかし、打撃じゃ効果がなくキングプレスは右腕を振り回し二人を下げると左手から電撃を飛ばして山瀬を攻撃した。

「こいつ、硬すぎだろ。」

「弱音を吐くな!」

「いつ俺が弱音を吐いた!筋肉女!」

「あんた、後で覚えてろ。」

二人は言い争いしながらもキングプレスへの攻撃を止めなかった。キングプレスが二人に気をとられているとステルスで隠れた南が小太刀に風魔法を纏わせて後ろから真一文字に斬りつけた。そのまま追撃として水魔法で作った手裏剣で攻撃した。

「ちょこまかと鬱陶しい!」

「全然効いてにゃいにゃぁ。」

再び並んだ三人はキングプレスから距離をとった。キングプレスはドシドシと音をたてながら三人に詰め寄る。南は再び煙幕を張ると二人を連れて逃げて行った。

「また逃げたか・・・」


三人はキングプレスから逃げると近くの部屋に隠れた。

「あれ、思った以上に硬いのが面倒くせぇ。」

「とにかく、あいつの隙をついて攻撃しかなさそうだけど。」

飛鳥崎と山瀬が話している間に南は日比野と連絡をとっていた。

「・・・ってことがあったにゃ。」

「わかった。俺達も向かっているからこれ以上被害者を出さないでくれ。」

「わかってるにゃ。」

南は通信機をきると再びキングプレスに挑むために部屋を出ようとした。

「待て。今行ってもさっきと同じだぞ。」

「それでも行くにゃ。あいつ、私達を探すために無関係な人達を殺しているにゃ。それを阻止しにゃいと。」

「・・・わかったよ。まぁ、やられっぱなしも気にくわねぇからな。」

飛鳥崎が立ち上がると山瀬もやれやれと言った感じで立ち上がった。

「行くのか。」

「もちろんだ。南の言うことを聞いたら私も腹がたってきた。」


三人は部屋を出るとキングプレスを探し始めた。すると、一人の女性に近付くキングプレスを見つけた。まず南が女性を助けると山瀬が右腕を抑え飛鳥崎が上から拳を振り下ろしてキングプレスの後頭部を殴った。

「・・・今度は来るのが早いな。」

「当たり前にゃ。これ以上誰も死なせない。」

南の声が段々低くなる。そして、振り向いたと同時にキングプレスの喉に向かってクナイを投げた。

「こんなものが効くかよ。」

「だったら・・・」

「これはどうだ!」

キングプレスが南を攻撃しようとすると飛鳥崎と山瀬がそれぞれ水と雷の魔法を拳に纏ってキングプレスの腹を殴り飛ばした。

「!」

飛ばされたキングプレスは壁を突き破り市長宅前の広場まで吹っ飛んだ。

「・・・いてぇな、くそ!あの野郎、硬いだけじゃなくて重いのかよ!」

「で、でもこれで奴を遠ざけることは出来た。」

「そうにゃ。みんな、行くにゃ!」

三人も広場のところまで移動した。いきなりのことに近くにいた人達は戸惑ったり逃げたりしていた。起き上がったキングプレスは向かってくる三人に額の発光体から赤い光線を出したが三人はそれを避けて各々の魔法で反撃した。

「小賢しい!貴様らごときが俺を倒せると思うな!」

「だったら俺達と一緒ならどうだ?」

「!」

キングプレスが後ろを振り向くと武器を構えている日比野達が合流していた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ