デモンストレーション
ここはメレバスの少し西にある山。しかし、その中には大規模な研究施設があった。
そこにウルトラレックス達はいた。
「凄い。エリアルシティのシグナルベースみたい・・・」
ウルトラレックス達が中を見ながら歩いていると前から一人の女性がやってきた。
「はじめましてだね。私は元日本生物工学の第一人者でここ、メレバスフォースセンターの所長を務めている。芹沢未紗という。よろしくな、ウルトラレックス。」
「は、はい。よろしくお願いします。」
芹沢が握手を求めてきたのでウルトラレックスは手を出して握手した。その後、全員と握手すると芹沢は案内を始めた。
「そういえば、あの教祖はどこじゃ?」
「あぁ、フィディス教皇ならメレバスだ。さすがにこの世界唯一の宗教の教祖を招くわけにはいかないからな。」
そう答えた芹沢が案内したのはオペレーションルームだった。ウルトラレックス達が入るとそこには中島先生達もいた。
「先生!」
「あなた達も来たの!?」
「これはどういうことだ?」
「彼女達は単純にタイタンホークやストレイザーの調整や修理のために来たのだが先程怪獣が現れたからうちが造り上げたストレイドモンスの性能を見せようと思って招いた。」
芹沢が説明すると先程のグラドラスとの交戦がモニターに映し出された。
「これを明日のストレイドモンスのデモンストレーションで使うつもりだ。」
「そもそもストレイドモンスって何?」
キュアリアスがジト目で質問すると芹沢は嬉しそうに説明を始めた。
「ストレイドモンスは今までに倒した怪獣の骨格や肉体を軸に私達の科学力や魔法を駆使して造り上げた新世代のストレイザーだ。メカギルザの場合はギルザラスという怪獣の死骸を元に造った。」
「それって命に対する冒涜じゃないのか?」
芹沢が説明していると新庄が口を挟んできた。
「どれほど怪獣が憎かろうが死んだ奴の体を好き勝手にするのは道徳に反すると思うが?」
「確かに。私もその意見には賛成だ。しかし、現状では従来のストレイザーじゃ限界がある。実際、君達が戦ったギガヒュドラやクイーンステラも従来のストレイザーじゃ力不足だっただろう。」
芹沢の問いかけに新庄は頭を掻いたまま黙ってしまった。確かに、コスモスやジオフェニックスではギガヒュドラやクイーンステラに苦戦していたのは事実だった。
「まぁ、確かにそこをつかれると俺からは何も言えないな。俺は操縦士であって開発なんぞからっきしだからな。」
「理解してくれて嬉しいよ。それでは本題に入ろう。明日の正午にストレイドモンス、メカギルザのデモンストレーションをメレバス演習場で行う。君達にもそのデモンストレーションの手伝いをしてもらおうと思ってな。」
「それは別にいいですけど、大丈夫なのですか?」
「動作確認はさっきの戦いで済んだ。あれなら問題ない。」
芹沢がメカギルザのデモンストレーションの説明をしているとメカギルザのパイロットのアスカがオペレーションルームに入ってきた。今度はパイロットスーツではなくどうやら私服の様だった。
「そのメカギルザのパイロットに選ばれた私が明日、メカギルザに乗って見学に来たお偉いさん達に魅せるってわけよ!」
「その通り。アスカ、明日のために休んでろ。」
「えぇ、そうするわ。」
アスカは芹沢に挨拶するとそのまま出て行った。
「それじゃあ君達も明日頼むよ。」
「わ、分かりました。」
ウルトラレックス達は返事をすると芹沢はクスッと笑い手を振りながら去って行った。
そして、明日メカギルザのデモンストレーションが始まろうとしていた。




