解放
地上ではウルトラレックスがジャギュラと、日比野達がギランジュラと交戦していた。すると、橘が辺りをキョロキョロしながらキュアリアスを探していた。
「おい、星雲寺がいないぞ。」
「え!?」
キュアリアスがいないことに気付いた日比野達も探すがどこにもいない。そこにギランジュラが蔦で攻撃を仕掛けた。しばらく日比野達は攻撃を避けたり反撃しているとギランジュラの動きが急に鈍くなった。そして、いきなり体が燃え上がったのだ。
時を少し遡った頃
空中でジャギュラと戦闘を繰り広げていたウルトラレックスはジャギュラの真正面につくと再びレクシウムブラスターを放った。ジャギュラも対抗してライトニング・ジャギュラを放つと互いの光線が衝突した。
「進化したからと言ってすぐに強くなるわけじゃない。強くなりたいなら自分をよく知ることだ。」
そう言うとジャギュラはパワーを上げた。ウルトラレックスもパワーを上げたがジャギュラの方がパワーが上なようでだんだんと押されていた。すると、ウルトラレックスの隣にルギリナが並び黒い光線を放った。
「ルギリナさん!」
「黙れ。今は奴だ。」
ルギリナが加わったことで今度はジャギュラが押され始めた。
「仲間・・・それも力か。俺にはもういなかったな・・・」
二人の光線はそのまま押しきりジャギュラに命中した。そのまま爆発し爆煙が晴れるとバリアを張って防いだジャギュラがいた。
「まだ生きていたか。」
「これぐらいじゃ倒れないからNo.4なんだよ。」
ジャギュラの姿を二人が見ていると地上にいたギランジュラが突然燃え上がったのだ。そして、ギランジュラだけではなく大樹も燃え上がり中からキュアリアスが現れた。
「あれってもしかして星雲寺か!?」
「キュアリアス!」
日比野達がキュアリアスを見つめる。よく見るとキュアリアスの体は変化していた。纏っていた炎が消えると蝶のような鮮やかな羽根、白いスカート、ウルトラレックスの右手に付いている籠手のようなアイテムが付いていた。
「あれが、キュアリアス、なのか?」
「キュアリアス・・・」
「まさか、あの子も進化したのか。」
キュアリアスが燃やした大樹は枯れ、灰になって消えていった。
「これであの怪獣は倒したのか?」
「本当に倒したの?」
日比野達が立ち尽くしていると空中にいたジャギュラがその場から離れようとした。それに気付いたルギリナが彼を止めた。
「おい、待て。」
「喜べ、この戦いは君達の勝ちだ。」
「え。」
ルギリナが攻撃しようとするがジャギュラはその前に飛び立って行った。
「あいつ・・・」
「あの言葉、確か・・・」
去って行くジャギュラの後ろ姿を二人はただ見ていた。地上ではそのことを聞いた日比野達が喜んでいた。
「解放されたんだな、魔界は。」
その様子をルギリナは静かに見守っていた。




