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成長・進化

キュアリアスが穴に突入した後

雨が降る中、ウルトラレックスはジャギュラと対峙していた。すると、隣にいたルギリナがジャギュラに攻撃を仕掛けた。

「行くぞ、怪獣。」

ルギリナは風と闇を合わせた魔法を渦状にして放った。ジャギュラはバリアを張って防ぐと闇色の脚で反撃した。ルギリナはそれを避け、右手に水と闇を纏わせてジャギュラに右ストレートをした。ジャギュラはそれに合わせるようにインフェルノフィンガーを繰り出した。二つの技がぶつかり合い黒い火花が散った。

「さっさとくたばれ!」

「悪いがそう簡単にはやられるわけにはいかない。」

二人はしばらくバトルを繰り広げていた。激しいバトルにウルトラレックスが見とれていると地面から蔦が襲ってきた。

「!」

ウルトラレックスは蔦を避け光の刃で切ったが蔦はルギリナの足に絡み付いた。

「!」

ルギリナは蔦を切ろうとした瞬間、蔦から電撃が放たれた。電撃をまともにくらったルギリナに隙がうまれてしまい蔦は彼女の体に絡み付き始めた。すると、そこにウルトラレックスが右手から光の剣を出して蔦を切りルギリナを助けた。

「大丈夫ですか!?」

「貴様の助けなどいらん!」

ルギリナは手を伸ばしたウルトラレックスの手を払った。そのまま再び向かってくる蔦を雷魔法で焼き払った。すると、ルギリナはよろよろと落ちて行ってしまったのでウルトラレックスは慌てて彼女を助けた。

「さっきの蔦で生気を吸われたんだろう。」

すると、ジャギュラが説明をした。そのことを知ったウルトラレックスはルギリナを近くにいたコスモスに預けた。

「先生、お願いします。」

「ちょっと夢宮君!」

中島先生の制止を聞くことなくウルトラレックスはジャギュラの前にきた。

「じゃあ、第2ラウンド始めるか。」

ジャギュラは再びジャギュラシュートを放った。ウルトラレックスもレクシウムシュートを放って対抗した。

お互いの技がぶつかり合い激しい火花が散った。その瞬間、二人の周りの雲が吹っ飛ばされ夕日が見えてきた。

しかし、ジャギュラはさっきよりパワーを上げたらしくウルトラレックスは押され始めた。

「お前の今までの努力はこんなもんか?」

「まだです!」

「怪獣は成長する。特に窮地に陥った時、それを超えると怪獣は進化する。お前も限界を超えてみろ。《ライトニング・ジャギュラ》!」

ジャギュラが叫ぶとジャギュラシュートは黒と赤の禍々しいオーラを放ち威力が増したのだ。徐々に押されていくウルトラレックス。

「まだです。まだ僕は強くないかもしれません。まだまだ強い怪獣はいっぱいいます。それでも僕はみんなを守りたい。そのために強くなりたい!」

ウルトラレックスが自分の思いを強く叫んだ瞬間、彼の体が光り出した。その光はジャギュラはもちろん、その戦いを見守っていた日比野達やルギリナにも見えていた。

「限界を超えて進化したか。」

光り出したウルトラレックスを見てジャギュラは楽しそうに笑っている。そして、光が消えるとウルトラレックスの体は大いに変化していた。

体中は赤く胸のプロテクターには金色の線が描かれていた。そして両肩にはドラコンの頭みたいな盾が浮いていた。

「すげぇ。」

「なんだあれ?」

「カッコよくなったじゃないか。」

ジャギュラはライトニング・ジャギュラの威力を上げたがウルトラレックスのレクシウムシュートの威力がさっきとは比べ物にならないぐらいに上がっていたために拮抗していた。

「《レクシウムブラスター》!」

ウルトラレックスが叫ぶとレクシウムシュートは白と青の神々しいオーラを放ち威力を増した。そのまま二人の光線は真ん中で爆発した。

「あれが、夢宮なのか?」

「キレイ。」

日比野達がウルトラレックスに見とれているとギランジュラは地中から蔦を大量に出してウルトラレックスを攻撃してきた。すると、ウルトラレックスは両肩についている盾を展開した。その盾は青いビームを出すと瞬く間に蔦を切り裂いていった。

「《イージスラッガー》!」

「まじか。そんな技も会得したのか。」

「夢を繋ぐ最光の力。ウルトラレックス・スプリームドリーム!」

相対する強敵、ジャギュラの前に新たな姿ウルトラレックスS(スプリーム)D(ドリーム)が誕生した。

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