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地下の対決

キュアリアスは穴に突入した。しばらく穴の中を進んでいると広い空間に出た。そこは壁や天井が蔦で覆われていた。

(何なのここ?)

キュアリアスがしばらく空間を進んでいると巨大な根っ子が見えてきた。そして、根っ子に囲まれるようにギランジュラがいた。

「あいつ、まさかあいつが本体とか。」

キュアリアスがそう思って警戒した。その通り、今キュアリアスと対峙しているギランジュラこそが本体であり地上にいるギランジュラは全て本体が作り出した分身なのだ。

「・・・」

ギランジュラはキュアリアスを確認すると風で槍を作って攻撃を始めた。

「来た!」

(ここでこいつを倒してみんなの負担を減らせれば・・・)

キュアリアスは槍を避けながら光の刃で攻撃した。ギランジュラは水の盾で防ぎ、自身の腕と周りから蔦を伸ばした。すると、キュアリアスは両手を交差した後一気に伸ばした。その瞬間、キュアリアスの周りに竜巻が発生しそこから大量の風の刃が飛び出て蔦を切りまくった。

「《トルネードギロチン》!」

キュアリアスが放った風の刃は蔦を切り裂きながらギランジュラに向かった。今度は風魔法と太い根っ子を盾にして防いだ。

「面倒くさいなぁもぅ!」

焦ったキュアリアスはもう一回トルネードギロチンを放とうとした瞬間、下から蔦が伸びキュアリアスの両手を縛ったのだ。

「しまった!」

キュアリアスは必死にもがくが蔦は彼女の足や翼、首にも絡み付き自由を奪っていった。

「だったら・・・」

キュアリアスは口から光線を吐こうとするといきなり現れた花から花粉が放たれた。それを吸ってしまったキュアリアスは意識が朦朧としてしまった。

「なに、これ?」

蔦はそのままキュアリアスの腕を後ろに回して拘束すると全身を拘束し彼女の口を蔦でふさいだ。

「~!」

口をふさがれ話すことも出来ないキュアリアスにギランジュラは蔦から電撃を与えた。すると、ギランジュラは蔦からキュアリアスの生気を吸い始めたのだ。

(ま、まずい。このままじゃ・・・)

キュアリアスはなんとか脱出しようとしたがしっかりと拘束され動けない。しかも、生気を吸われているため徐々に力も失っていった。

(みんな・・・夢宮・・・ごめん・・・)

キュアリアスはそのまま気を失ってしまった。ウルトラレックス達はその事にまだ気付いていなかった。

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