表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
74/314

私にできること

ウルトラレックスがジャギュラと交戦している間、日比野達はギランジュラと交戦していた。ギランジュラは長く太い蔦を叩きつけて攻撃してきた。

日比野達はそれを避け、各々の魔法で反撃した。

「くそ、地面からもうざい触手が出てめんどくせぇ!」

「邪魔だ!」

炎魔法が使える郷田達は蔦を焼き払っていた。すると、蔦の1本が皇凰院を捕まえ縛ったのだ。

「しまった!」

蔦はそのまま皇凰院を引きずっていると飛鳥崎が蔦を掴んで引き千切った。その後すぐに皇凰院のに絡み付いている蔦を剥がした。

「あ、ありがとうございます!」

「心配すんな。」

二人は背中合わせになって蔦を迎撃した。また、郷田の上に乗っていたルージュはドラゴンに戻ると口から炎を吐いて蔦を焼き払いギランジュラに向かって飛んで行った。

「植物怪獣とは運が悪いのぉ。ワシがこのまま焼き払ってやるのじゃ!」

ルージュは近づいて炎を吐こうとするとギランジュラは花から大量の黄色い花粉を放ってきた。

「何じゃ!?」

花粉を浴びてしまったルージュは体の異変に気が付いた。体中が痺れてしまい思考力が鈍ってしまった。ルージュはすぐに人間体に変身すると郷田の頭に乗った。

「何だ、どうした!?」

「すまん、少し休ませてくれ。」

「えぇ!?」

ルージュは郷田の頭に乗ってぐったりとしてしまった。郷田は仕方なくルージュを乗せたまま戦うことにした。

すると、周りに炎に包まれた隕石が降ってきた。日比野達が空を見ると翼を生やしているルギリナがいた。

「あいつも来ていたのか。」

「でもなんか雰囲気悪くないか?」

日比野達がルギリナを見ていると地面から大量の蔦が攻撃してきた。すると、グレンバーンが地面を炎で攻撃して蔦を焼いた。

「あいつは問題ない。まずは元凶からだ。」

グレンバーンはそう言って空を飛んでギランジュラに向かって行った。ギランジュラも花粉を飛ばして攻撃したがグレンバーンは炎の盾で防ぎ特大の炎魔法をギランジュラに向けて放った。

「朽ちて行け。」

グレンバーンは燃え上がっているギランジュラを見ていた。ギランジュラは燃え続けた結果、灰となって消えていった。

「終わった。」

グレンバーンは燃え尽きたギランジュラを見ていたら周りからいきなり大量の太くて長い蔦が現れ忽ちギランジュラになったのだ。しかも、1体ではなく数体現れたのだ。

「まじかよ!?」

増殖したギランジュラに日比野達は驚愕した。そのままギランジュラは蔦で日比野達や空を飛んでいるウルトラレックス達を攻撃し始めた。

すると、ギランジュラにミサイルが命中した。ウルトラレックス達が振り向くとタイタンホークとコスモスとジオフェニックスがいた。

「みんな!」

「待たせた!」

新庄がタイタンホークからミサイルやビームでギランジュラを攻撃した。コスモスとジオフェニックスもギランジュラを攻撃し、そのうちの1体の首をぶっ飛ばした。しかし、ギランジュラはすぐに再生して攻撃を続けた。

「厄介だな。倒し方が全くわからねぇ。」

焼いてもすぐに再生してくるギランジュラに苦戦しているとグレンバーンが再び炎を纏った。

「ならば、全て焼き尽くすのみ!今度はあの樹ごと燃やしてやろう!」

グレンバーンが炎魔法を放とうとした瞬間、ギランジュラは蔦を伸ばして天に向けた。すると、空が暗雲に包まれ、そこから雨が降ってきた。

「何!?」

「雨を降らせる魔法!?」

ギランジュラが雨を降らせた上に竜巻を発生させたため、グレンバーン達の炎魔法がかきけされた。

「くそ、炎対策がしっかりしてやがる!」

「これじゃあ、燃やせねぇ!」

日比野達が蔦を避けながらもギランジュラを攻撃していた。すると今度は日比野達の前に小さなギランジュラが大量に現れた。

「まずいぞ!このままじゃじり貧だ!」

空では大きいギランジュラがタイタンホークやコスモス、ジオフェニックスが交戦し、地上では小さいギランジュラが日比野達と交戦していた。その様子をウルトラレックスの隣でキュアリアスが見ていた。

(どうしよう?みんな、ピンチだ。)

ウルトラレックスはジャギュラとの対決で動けない。ルギリナは聞いてくれそうもなかった。そんな中、キュアリアスは最初に燃やされたギランジュラが出ていた穴を見つけた。

(私が戦うしかない。それが今、私にできること。)

キュアリアスはそう思うと誰にも言わずに穴に突入して行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ