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異世界怪獣vs異世界怪獣

目の前に巨大な植物怪獣が現れ、臨戦態勢をとったウルトラレックス達の前に一人の青年が歩いてきた。

「誰あいつ?」

「この状況であんなに冷静になれるわけないだろう。おそらく怪獣。」

日比野達が警戒しているとグレンバーンが炎の剣を向けていた。

「おい、この惨状は貴様の仕業か?」

「俺じゃないが俺の仲間ではある。」

「仲間?」

「あぁ、あいつはギランジュラ。ナンバーズのNo.8だ。」

「ナンバーズだと!?」

「おい、誰だお主は?」

「そういえば自己紹介がまだだった。俺は愛条崎博彦。愛知県名古屋市産まれの18歳だ。」

「おもいっきり日本人だ。」

愛条崎の自己紹介に日比野達は目を丸くして驚いていた。

「ちなみに、君達とは初めてじゃないんだよ。」

「え?」

「この姿で会うのが初めてということ。」

そう言って愛条崎は右腕を伸ばした。すると、右腕が赤くゴツくなり怪獣みたいな腕になった。その腕にウルトラレックス達は見覚えがあった。

「行くぞ。ジャギュラー!」

愛条崎が叫んだ瞬間、彼の周りが青い稲妻に包まれその姿を現した。その姿はまさしくジャギュラだった。

「な、お前なのか。」

「そうだ。」

「あいつがジャギュラ・・・」

ジャギュラは腕を伸ばしたままウルトラレックスを指差した。

「リベンジしたんだろ?だから、ここにきた。」

ウルトラレックスはジャギュラを睨んだまま動かない。彼を含めたWISHは昔、ジャギュラに敗北した過去がある。

「うん。だからここに来た。」

両者がしばらくにらみ合いを続けると同時に走り出した。

「《インフェルノフィンガー》!」

「《スターライトストレート》!」

両者の技がぶつかり合い激しい火花が飛び散った。そのまま2体は空に飛び立って空中戦が始まった。お互いに技をぶつけ、赤と青の光が飛び交っていた。

「早っ!」

「とにかくワシらはあの怪獣を倒すぞ。」

郷田が空を見上げているとルージュが郷田の顔をギランジュラに向かせた。ギランジュラはこっちを見たまま動いていなかった。

「そうだな。ルージュさんの言う通りか。みんな、ジャギュラはレックスに任せて俺達はあの怪獣の迎撃に向かうぞ!」

「了解!」

日比野の指示に返事した郷田達は真っ直ぐギランジュラに立ち向かって行った。


空で激しい戦いを繰り広げているウルトラレックスとジャギュラは一進一退の攻防だった。ジャギュラがシャドーブローで攻撃するもウルトラレックスは全てさばいて尻尾でジャギュラを攻撃した。ジャギュラはそれを防ぐと笑いながら話しかけてきた。

「前よりかは確実に強くなっているな。」

「当たり前です!」

「俺もギガヒュドラが倒されるとは思っていなかったよ。」

ジャギュラは蹴りでウルトラレックスを飛ばすと胸の発光体から黒い光線を発射した。ウルトラレックスも右腕から白い光線を放って相殺した。すると、ジャギュラは右足を黒く染め、空に蹴りを入れると黒い光弾がウルトラレックスを襲った。

「《闇色の脚》!」

ウルトラレックスはバリアで黒い光弾を防ぐが連射してくるジャギュラに押されてしまい、まともに攻撃をくらってしまった。それでも、ウルトラレックスは耐えてジャギュラを睨んでいた。その目には光が灯っている。

「いい目だ。」

ジャギュラは笑うと両手をL字に組合せて光線を放った。それに合わせてウルトラレックスも両手を交差させて光線を放った。

「《ジャギュラシュート》!」

「《レクシウムシュート》!」

二つの光線がぶつかり合った。今度はお互いに拮抗しそのまま中心で爆発した。

「凄いな。ものすごいスピードで成長している。」

「・・・」

ジャギュラは感心していた。ウルトラレックスはそのままジャギュラに接近した。ジャギュラも返り討つために近づいて行った。その瞬間、2体目掛けて炎に包まれた隕石が攻撃してきた。

「!」

「・・・」

2体が隕石を払って見ているとそこには翼を生やしているルギリナがいた。

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