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デカい≠強い

戦いが始まる前のシグナルベース内ストレイザー開発ブース

「お願いがあります!」

「なんだ?」

「このストレイザーを私にください!」

そう言って舞沢はあるストレイザーの資料をイスルギに渡した。

「これは・・・確かにジオイーグルと同じ遠隔操作タイプのストレイザーだがこいつは本来、三人で動かす奴だぞ。他の魔導操士に心当たりがあるのか?」

「いえ、この子は私一人で動かします!」

舞沢の発言にイスルギは目を丸くした。

「おいおい、無茶を言うな。こいつを一人で操作するにはかなりの負担がかかるぞ。」

イスルギが心配して言うが舞沢は一歩も引かなかった。その目を見たイスルギは説得を諦めたのか資料を舞沢に返した。

「わかった。こいつは丁度乗り手がいなかったからな。お前さんにやるよ。」

「ありがとうございます!」

「舞沢さん。」

中島先生も見ている中、舞沢はそのストレイザーに向かった。

「こいつが説明書だ。いつ襲撃されるかわからないから早めに覚えときな。」

「はい!それと・・・」

「なんだ?」

「こんな風に塗ってくれませんか?」

そう言って舞沢はスケッチブックをイスルギに渡した。



そのストレイザー、ジオフェニックスは今、ウルトラレックス達の前にいた。その機体には真っ赤に輝き、横にはWISHと刻まれていた。

「これが私の新しい翼、ジオフェニックスよ!」

舞沢はタイタンホークのオペレーションルームからジオフェニックスを操作していた。

ジオフェニックスは機関砲でギガヒュドラを攻撃した。

「効かねぇよ!」

「・・・無駄。」

「・・・」

ギガヒュドラは光線を連射して攻撃してきた。そのうちの一つがジオフェニックスに命中しそうになった瞬間、ジオフェニックスは3つに分離した。

「何!?」

「えぇ!」

ギガヒュドラはもちろん、ウルトラレックス達も驚いていた。それはオペレーションルームにいた日比野達も同じだった。

「なんだあれ?」

「凄いな。」

「フフン、驚いたでしょ。このジオフェニックスは時と場合によって様々な戦い方ができるの!」

分離した一番前の機体の前の部分が展開したと思ったらそれが主翼と一体化しブレードになった。そして、そのままギガヒュドラの首の一つを切り落とした。

「まずは一番前の機体は翼を刃にすることで接近戦もできるジオレイブン。」

「!」

いきなりのことで驚いていたが切られた首はそのまま浮かびながら溶解液を噴射した。すると、今度は一番後ろから分離した機体が緑色の光線を発射して払った。

「あれが火力特化型のジオファルコンよ!ちなみに、あそこには全属性の魔法が内装されているから好きな時に魔法をきり替えて攻撃できるわ。」

「すげぇ。」

ギガヒュドラはジオファルコンに攻撃しようとしたら後ろから来た真ん中から分離した機体がビームマシンガンで攻撃しすぐに飛びたった。

「そして、あれがジオイーグル。私の相棒よ。」

3つの機体を操りギガヒュドラを攻撃している舞沢に日比野達は驚いているとモニターからイスルギが話かけてきた。

「大丈夫か?」

「問題ありません!」

「凄いな。三人で操作するのをまさか一人で使いこなすとは。」

イスルギも驚いていた。


ギガヒュドラは攻撃を続けている。すると分離した機体が再び合体した。しかし、最初に見た時とは違っていた。

「あれ?」

「フフン!先頭からジオファルコン、ジオレイブン、ジオイーグルに並べると火力重視のジオフェニックスになるの!見せてあげる!新しい翼!」

舞沢の叫びと共にジオフェニックスの先端にある巨大な砲身から虹色の光線を発射した。

「いっけぇ!《プラズマレインボーストライク》!」

舞沢が叫んでいると郷田もギャラクシーメーサーキャノンの準備をした。

「俺も行くぞ。ギャラクシーメーサーキャノン発射!」

タイタンホークから放たれた青白い光線はプラズマレインボーストライクと共にギガヒュドラに命中するとギガヒュドラは唸り声をあげながら倒れた。

「いてぇ!」

「・・・!」

「厄介だな。」

起き上がったギガヒュドラはジオフェニックスに攻撃しようとするとウルトラレックスが真ん中の首を蹴り上げた。

「ちぃ!」

「まとめて破壊する!」

そう言うとギガヒュドラは真上に巨大な魔法陣を作り出した。

「!」

「まずい!あの技だ!」

みんながギガヒュドラから距離をとった瞬間、ギガヒュドラはヘル=レインを放った。

ヘル=レインはミリカトの森を焼き始めた。そのままギガヒュドラはヘル=レインに囲まれながらこっちに近づいてくる。

「来い!」

「破壊だ、破壊ー!」

迫ってくるギガヒュドラに再び攻撃を仕掛けるがヘル=レインに阻まれギガヒュドラには通らない。ギガヒュドラは再び全ての首から光線を放った。

それはヘブンやヘブンリーを破壊し、シグナルベースを貫通して、タイタンホークにも命中した。

「くそっ!」

「まだだ!」

郷田はなんとかタイタンホークを墜落させないように操縦していた。ギガヒュドラがまた光線を放たとうとするとヘル=レインを抜けたラプターが首の付け根にミサイルを当てた。

「うぐっ!」

「ちょこまかとー!」

「フン。デカいだけじゃいい的だな。」

新庄はラプターを華麗に操縦しながらギガヒュドラの真上にきた。ギガヒュドラはラプターに光線を放った。ラプターはそれも避けるとギガヒュドラから距離をとった。

「教えてやる。デカいだけが強さじゃないってな。」

ラプターを攻撃しまくっているギガヒュドラの真下からウルトラレックスが右手に光を纏って真ん中の首にアッパーをくらわした。

「!」

「ここからが勝負だよ。《スターライトストレート》!」

ウルトラレックスはギガヒュドラの腹を殴って仰向けに倒した。

ここからウルトラレックス達の反撃が始まった。

解説集


舞沢 あかりの新しいストレイザー


名前:ジオフェニックス(基本型)

型式:特殊型

武装:マジカルレーザー(共通)

特徴:

舞沢がイスルギからもらった新しいストレイザー。前と同じく遠隔操作するタイプの戦闘機型ストレイザー。

ジオレイブン、ジオイーグル、ジオファルコンに分離が可能。また、合体させる順番を変えることでジオフェニックスの装備も換装が可能。


名前:ジオレイブン

型式:スピード型

武装:マジカルレーザー、ウイングブレード

特徴:

基本型の先頭にあたるストレイザー。先端の部分を展開することで接近戦用に変形することが可能。

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