表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
174/314

三大怪獣AVR最大の決戦

「一緒に戦おう。」

「うん!」

絶体絶命のピンチのキュアリアスを救ったウルトラレックスはイージスラッガーを飛ばしてフェルクニモンを攻撃した。フェルクニモンは羽根を飛ばして応戦しながら下がった。その隙に重力から逃れたアルギラがウルトラレックスの隣に並んだ。

「よく寝れた?」

「うん。バッチリ。」

イージスラッガーを肩に戻したウルトラレックスはキュアリアスとアルギラの間で構える。それに合わせてキュアリアスとアルギラも構えた。

「遅いぞ!」

「レックス!そいつを倒せ!」

「了解!」

魅了された日比野達を相手しているルージュとルギリナからエールをもらったウルトラレックスは先に攻撃を仕掛けた。

「待って!」

キュアリアスが叫ぶがウルトラレックスは再びイージスラッガーを飛ばす。すると、フェルクニモンは左腕を伸ばした。その途端イージスラッガーの動きが止まった。

「!?」

「あいつ、超能力が使えるのよ!」

「何それ・・・」

ウルトラレックスが汗かいているとフェルクニモンがテレキネシスでイージスラッガーをウルトラレックスに向かって飛ばした。

「超能力を使う怪獣なんて初めて見た。」

「私もよ。」

イージスラッガーを避け星色の脚で反撃する。それと同時にキュアリアスはリアスブレス、アルギラはサタンボールで攻撃する。フェルクニモンは背中の輪で全ての攻撃を吸収して跳ね返す。

3人とも光線を避けると輪が飛んできてキュアリアスを拘束した。

「な!?」

輪に拘束され動けないキュアリアスをウルトラレックスとアルギラが助けようとするとフェルクニモンが金色の稲妻状光線を発射して二人を吹き飛ばした。そのまま二人を光線で持ち上げた。

「なにこれ・・・」

「体が・・・」

光線に苦しむ二人。それを見たキュアリアスは必死に拘束を破ろうとするがきつく絞められて脱け出せない。その間もウルトラレックスとアルギラはフェルクニモンの光線に苦戦していた。

「何あの訳分からない光線!?二人を持ち上げるなんて!?」

バリアを破壊しようとする朝比奈がフェルクニモンの光線に驚愕している後ろで応援にきていた姫樹達によって魅了されてた日比野達を気絶させていた。

「やっとじゃ!」

「やってくれたな怪獣。」

解放されたルージュとルギリナは再びバリアを攻撃した。二人同時に殴るとバリアにヒビが入った。

「さ、さすがドラゴンと魔王・・・」

(嘘!?私のバリアを簡単に・・・)

これには朝比奈だけではなくフェーラも驚愕していた。

「もう一発じゃ!」

「覚悟しろ。」

「そうはさせない!」

光線を止めたフェルクニモンがこちらを向くとなんと分裂するようにフェルクニモンが2体になった。分裂した背中に輪と翼がないフェルクニモンがバリアを透過してルージュとルギリナに向けて光線を放った。

「な!?」

「まだそんな隠し玉を持っていたか。」

光線を避け分身と交戦を始めたルギリナ達。フェルクニモンがそれを確認しているとウルトラレックスとアルギラが口から光線を吐いて攻撃した。

「おっと。」

フェルクニモンは光線を避け紫色の炎の玉みたいなものを連射した。二人はそれを避け続けていると何かに気が付いたようだ。キュアリアスも抵抗しながらもフェルクニモンの攻撃を見て何かに気付いていた

「ねぇ、気付いた?」

「うん。」

「多分。」

3人はお互いの顔を向いて頷いた。代表してキュアリアスがフェルクニモンに自分達の推理を披露した。

「ねぇ、もしかして一度に使える超能力はそれぞれ一つだけでしょ。」

「ギクッ!」

キュアリアスに指摘され分かりやすくおどおどしたフェーラ。

「やっぱり。さっきから重力操作している時は分身を出してない。炎や雷を出している時も他の超能力を使ってない。」

「ってことはフェーラとクニンがそれぞれ一度に複数の超能力を使うことが出来ない。」

キュアリアスに続いてウルトラレックスとアルギラも推理する。どうやら、推理は的中しているようでフェーラは汗だくになっていてクニンも黙ったままだった。

「だから何?それでも私達はあんた達より強いことには変わりない!」

フェルクニモンは再び口から金色の稲妻状光線を発射してウルトラレックスとアルギラを攻撃した。ウルトラレックスはイージスラッガーを盾にして防ぎアルギラは腹部を四つに裂けて吸収した。

「くっ!」

「まただ。また吸収しきれない。」

ジリジリと追い込まれていく二人。バリアの外では分身したフェルクニモンをルギリナ達が相手している。分身は超能力を使わないが光線とフィジカルでルギリナ達を圧倒していた。

「早く応援にいきたいというのに。」

「分身のくせして頑丈過ぎるだろ。」

ルギリナ達の攻撃に意外と耐える分身に苦戦している。本体も稲妻状光線で二人を圧倒している。それを見たキュアリアスは目を瞑り大きく深呼吸をした。すると、キュアリアスの体が光り始めた。

「?」

光り始めたキュアリアスを警戒したフェルクニモンは輪から電気を流した。しかし、既に輪にはキュアリアスがいなかった。フェルクニモンがどこかと探そうとすると輪の下に彼女がいた。そして、纏っていた光が消えた瞬間キュアリアスは星雲寺に変身した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ