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限界突破

(何かくる。)

  前方で迎え撃つ態勢をとっていたウルトラレックス達を確認したバルトロスは警戒しながらも前進していた。

  すると、ルギリナが前面に巨大な魔方陣を描いた。

「いいか。これが我の魔方陣の限界だ。これが失敗すれば我らは全滅。それでもいいんだな?」

「大丈夫です。」

「こちらも問題ない。タイミングを指示してくれ。」

  代表してウルトラレックスとバンデロが返事する。ルギリナはバルトロスをある程度引き付けると大きい声で指示しながら黒い魔法を魔方陣に向けて放った。

「今だ!」

「了解!」

  ルギリナの指示で全部隊が一斉に魔方陣に向かって魔法や光線を放った。

「《ダークネススパークレイ》!」

「《スプリームレクシウムブラスター》!」

「《キュアフェニックススプラッシュ》!」

「《紅龍之咆哮(バーニングドラグーンノヴァ)》!」

「《サイクロンアローレイ》!」

「《水猫風魔(すいにゃんふうま)アタック》!」

「《ヴァリアブルランチャー》発射!」

「《メガプラズマカノン》発射!」

「《ギャラクシーメーサーキャノン》発射!」

「一斉掃射!」

「一斉砲撃!」

  放たれた魔法や光線が魔方陣に命中すると魔方陣から一つの光線としてバルトロスに向かった。

「なるほど。」

  バルトロスは感心していると地面にしっかりと足を固定させ、特大のファイアボールを放つと火炎を纏わせたインフェルノインパクトを放ちファイアボールと混ぜて攻撃した。

「《インフェルノインパクト・オーバーヒート》!」

  二つの光線は空中でぶつかり合い激しい火花と熱風が辺り一帯を襲った。

「あ、熱い・・・」

「まだ諦めるな!」

「限界以上を引き出せ!」

「ま、まだです。まだ僕達は・・・」

  あまりの熱さに弱音を吐く者達もいた。しかし、ウルトラレックスは熱さに耐えさらに光線を大きくさせた。

「諦めない!」

  ウルトラレックスに呼応するかのようにルギリナ達も力を合わせてさらにパワーアップさせた。

「「「《ミラクルフュージョンストライク》!」」」

  パワーアップした光線はバルトロスのインフェルノインパクト・オーバーヒートを押し返しとうとうバルトロスに命中、バルトロスを包んだ。

「!」

  ミラクルフュージョンストライクに包まれたバルトロスはなんとか耐えようとするが体が崩れ始め消滅しようとしていた。

(・・・ここまでか・・・)

「・・・見事!!」

  バルトロスはそう言い残して光の中へ消滅していった。

  魔方陣が壊れミラクルフュージョンストライクが消えるともうそこにバルトロスの姿はなかった。

「・・・倒したの?」

「どうやらそのようだな。」

  いくら待っても現れないバルトロスにウルトラレックス達は大いに喜んだ。

「勝利したぞー!」

「「「うおぉぉぉぉ!」」」

  歓喜に溢れる中、力を使い切ったウルトラレックスは披露と安堵によりフラフラと墜落した。そこにルギリナがやってきてウルトラレックスを抱えた。

「まったく仕方のない奴だ。・・・まぁ、今回はゆっくり休め。」

  ウルトラレックスはルギリナの抱えられたまま眠っている。ルギリナは彼を連れてタイタンホークに帰艦するとガッツエクスト司令塔に戻るのであった。

今回倒した怪獣


怪獣名 バルトロス

別名 爆炎怪地底獣

全長 30m

高さ 10m

体重 2万4千t

特徴

ナンバーズNo.6を担う怪獣。主な武器はファイアボールと口から吐く火炎と熱線 《インフェルノインパクト》そして、それらを組み合わせた《インフェルノインパクト・オーバーヒート》のみだが怪獣の中でもトップクラスとされる耐久力と攻撃力を活かして数々の敵を倒してきた強豪怪獣。

作中では見せてなかったが地中をマッハ10で掘り進むことが可能。

余談として言葉使いと性格は昔交戦した異世界からきた侍に影響されたもの。

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