部隊編成
タイタンホークオペレーションルーム
そこで今までの戦闘を見ているゲドルフがいた。
「どうですか?」
「・・・個人の戦闘力は元学生にしてはかなり高い。しかも、ドラゴンや魔王が仲間にいるならそこらの軍隊よりは強いのは確実。しかし、チームとしてはまだ機能してないな。」
ゲドルフは厳しいが的確にWISHの弱点を説明した。日比野は黙って説明を聞く。ゲドルフはもう一回戦闘を観察すると日比野の方を向いてアドバイスをした。
「チームがバラバラになっている理由としてはリーダーの君だけに負担がかかり過ぎているところもある。だから、いくつかのチームにだいたい3,4人ぐらいで編成してそれぞれの部隊長に指示を出す方がいい。その方が君の負担も減らせるし何かあった場合はそれぞれの部隊長に任せる形にすればもっとスムーズに戦闘が出来るだろうな。」
「なるほど。さすが軍事大国の軍人さんだ。」
ゲドルフのアドバイスに新庄が納得した。アドバイスを聞いた日比野も新庄と同じようになるほどと頷いていた。
「分かりました。今からみんなを集めます。」
日比野はすぐにシミュレーションルームへ向かった。そこでは仮想怪獣と戦闘訓練しているウルトラレックス達がいた。日比野はみんなを集めるた。
「みんな、さっきゲドルフさんに相談したところいくつかのチームに分かれるというアドバイスをもらった。」
「チーム?」
「なるほど。今までは一つの大きなチームだったのを細かく分けるということか。」
「そう。そして、各チームのリーダーに指示を出して細かいところはそのリーダーに任せるという形にしたいと思う。」
日比野は説明するとみんなに同意を求めた。みんな、反対する様子はなく縦に首を振った。
「ありがとう。それじゃあ今からチーム分けをしたいと思います。」
「まるで修学旅行の班分けみたいだな。」
「あ、それ私も思った!」
郷田達が楽しそうにチーム分けを始めた。
チーム1 チームアーサー(日比野隊)
リーダー 日比野
メンバー 空咲、アリス
役割 指揮、戦闘
チーム2 チームランスロット(夢宮隊)
リーダー ウルトラレックス
メンバー キュアリアス、ルギリナ、ルージュ
役割 戦闘
チーム3 チームガウェイン(佐古水隊)
リーダー 佐古水
メンバー 郷田、堀垣、ベルッド
役割 戦闘
チーム4 チームマーリン(橘隊)
リーダー 橘
メンバー 礼崎、朝比奈
役割 戦闘(援護)
チーム5 チームパーシヴァル(飛鳥崎隊)
リーダー 飛鳥崎
メンバー 山瀬、皇凰院
役割 戦闘(接近戦)
チーム6 チームグィネヴィア(姫樹隊)
リーダー 姫樹
メンバー 小石川、南
役割 Gパワードスーツによる戦闘
チーム7 チームトリスタン(新庄隊)
リーダー 新庄
メンバー 舞沢、中島先生、風間
役割 タイタンホークの操縦、ストレイザーによる戦闘
チーム8 チームヴィヴィアン(ラフィ隊)
リーダー ラフィ
メンバー エメラナ、天谷、エルシアナ
役割 オペレーター
「なんでアーサー王伝説に準えてるの?中二病?」
「いいじゃん。カッコよくて。」
「それより何故このチームだけ男オンリーなんだよ!?勇輝、日比野、飛鳥崎に至ってはハーレムじゃねぇか!」
「それはお前がいるからだろう。」
「おい、なんで俺までハーレムなんかになってんだ。」
文句言う郷田を宥める佐古水達。これからはこのチームに分けて行動するようにするためチームに分かれて訓練をするのだった。
とある山中
日比野達が訓練しているガッツエクストに大きな怪獣が迫っていた。