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雑魚以上チート未満なボクと、君と、時々苦労人  作者: 田中だった鈴木のような木村
1/1

始まりは何時も唐突で

やあ

この賞味期限切れのシュールストレミングはおごりだ、遠慮なく受け取ってくれ。

うん、初、なんだ。

何かもういろいろどうでもいい感じは有るけど、とりあえず失踪するから応援してくれ。

あと単なる勢いだから至らない部分はあると思うがよろしく頼む。

とある、地球とは少し違う、でも地球と同じの並行世界。

その世界は、魔術と呼ばれる物がる。

しかし、平和を乱し、人々を恐怖へ落とし入れる魔獣と呼ばれる魔物や様々な、しかし人々にとって害である目的をもつ組織もまた、存在していた。

しかし、そんな者達を滅ぼす者もまた、存在するのだ。


人々は魔術を使い、悪を滅ぼす者達をこうよんだ。


魔術師、と。


・・・でも、みんなが目指している中でなりたくない、いやなりたくなかったボク達のような人もいる。

何せ、ボクらは、

ただ、平和に、平和に暮らしたいだけなんだ。

・・・そう思っていた。

_____________________

「レイ、起きろ」

「んん・・・たい、ちょう・・・?」

目をさますとボクは隊長の部屋にいた。

レイ・アルター、それが世界連合魔術師団第二アメリカ支部第七警備部隊副隊長・・・まあ簡単に言えば、アメリカのそこそこ魔獣が現れる特に何もない荒野の警備部隊の副隊長。

そんなボクだが、先日転属をめいじられた。

それは日本という魔術師の教育体制を真っ先に作り上げ、今でも世界の魔術師教育の最先端を走っている教育大国のある任務にボクがちょうどよかったらしい。

しかも、それもある意味重要な任務らしい。

だからと言って納得はしていないけれど、それでも隊員達は泣きながら頑張ってくれ、くれぐれも無茶なことはしないでくれといってくれた。

そしてそのあとに、会えるのも最後になるかも知れない。

だからこそ、最後にボクらは宴会を開いて、開いて・・・

「レイ、大丈夫か?普段酒を飲まないお前がいきなり飲み始めた挙げ句、盛大に酔っていたようだが?」

確かに、頭がガンガンする・・・。

「だ、大丈夫です、隊長、それより何故ボクは隊長の部屋に?」

飲みなれてないせいか全く覚えていない、もしかしたら何かやってしまったのかもしれないが、まずは聞かなくては何もわからない。

「あ、ああ、その事何だが・・・」

え?普段キッパリ物事を話す隊長がいいよどむなんて、本当にボクは何をしたんだ!?

「実は・・・いや、鏡を見る方が早いか?いやしかし・・・」

とたんにボクは嫌な予感を覚え、魔術で鏡を作り出した。


そこに映っていたのは・・・いわゆるゴスロリ、と言われる類いのドレスを着たとても可愛らしい少女。

「あ、アハハ、ボクも腕が落ちたなぁ、錬金術と遠視の魔術を間違えるなんて・・・」

声が震える。

どう考えても、自分で言うのもあれだけど、かなり苦しい事を言っていると思う。

でも、どうかそうであって欲しいと、ボクは強く願った。

しかし、願いはかなわなかった。

「レイ、それは鏡だ、そしてすまない・・・上からの命令なんだ、本当にすまない・・・!」

そして、もっと辛いことを言わなければならない。


隊長はそう呟き、ボクに命令・・した。

「レイ・アルター!ある御方の意向により、その姿で私立東城魔術学院に特待生として潜入及び、学院の情報を獲得し、そして学院にて友達を作れ!との命令が下った!」

「えちょ、えっ!?」

「更にお前はその御方の部下となる!既に手筈は整っている!さあいけ!」

そして何時の間にか隊員達がボクの腕を掴み、何処かへと連れていった。

「な、な、な、」


ボクは昔から女の子らしい体つきをしていて、そして全く成長がなかった。

・・・その理由はボクにある悪魔の血が流れているからなのだが

そして、よく着せ替え人形の様にされていた。

だが第二支部に来てからそれは半分なくなった。

更にその残っていた分の原因が引退し、もう心配はなくなった筈だった。

だが、あの人は、ボクを諦められなかった様だ。


この服は、あの人がボクの誕生日にくれた物だが、あの人が引退するとき

「あなたの部下になった時に着ます」といって全部渡した。

この服は全てあの人の作った唯一無二の服。

だからこそ・・・


「母上ぇぇぇ!!恨みます、恨みますよ!」

母上あのひとしかいない。

いい加減、子ばなれして欲しいと思いながら、ボクは日本へに行った。

というよりは、連行された。


というか潜入するといっても絶対あの人がボクに会いたいだけでしょ!


_____________________

キャラクター説明

レイ・アルター 男 27歳 世界連合魔術師団第二アメリカ支部第七警備部隊元副隊長


年齢の割には幼い少女のような見た目が特徴の魔術師。

元々は孤児だったが、アルター家に拾われ養子となる。

そこそこ幸せな生活を送っていたが、しかしアルター家は元々名門の魔術師の家系であった。

そのため幼いころから魔術師として育てられていく。

魔術師としての活動を幼いころから行っていたが、ある日、とある事件が発生する。

その事件に巻き込まれるも、魔術を使い何とか生存。

・・・しかし、同じ部隊の隊員達は全員死亡。

その後様々な葛藤があったが、しかし自分は世界の平和の為の犠牲であると割りきる。

それにより一時期危うくなることが多数あったため、第七警備部隊に転属となり、多少では有るものの精神的に回復してきた為・・・

友達を作らせる為に学院に潜入させることとなったのであった。


得意な魔術

身体強化系統の魔術、転移魔術等

主に自身を強化し、転移しながら相手へと白兵戦を行う事を得意とする。

・・・ただ、潜入において白兵戦は極力(可愛らしい少女はあんまりしないからという理由で)避けるようにと命令されるのだが。


戦闘能力

白兵戦においては第二支部において一番の実力を誇る。

また、ある程度の遠距離攻撃は出来る為、とりあえずは遠距離要員としても行動ができ、かなりの実力者であるのだが、あくまでも反則級の強さではない。

訓練と経験、そして仲間達と協力しながら死線を潜り抜けた事が彼を強くしているのだ。


その他について

訓練に関しては鬼であるのだが本人からすればそれほどでもない。

部隊に日本人がいて、日本人が持っていたマンガやゲーム、アニメ等を借りていたらいつの間にか日本語を話せるように(?)なった。

なお日本の文化に変なところでちょくちょく影響を受けており、母上は英語でもHahaueという感じであり、ついでにいえばアニメやゲームとかが控えめにいって大好き。

部隊に居たときの二つ名的な物は有るにはあったが本人が全て物理的に言わせないようにした。

なんだかんだでとりあえずはこんなものか。




以上がレイ・アルターの現在公開出来る情報である。

作者はチートが苦手です。

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