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帰路  作者: まるだまる
370/406

366 体育祭1

サブタイトル変更しました。

 土曜日――今日は体育祭本番だ。


 いつものように早朝ランニングを春那さんと済ませ、いつものように晃から美咲起こしをバトンタッチされ、またいつものように美咲を起こす戦いに赴き、粘りを見せられたが勝利。

 美咲とのハグを終えて、晃に美咲をバトンパス。

 一階へと下りてリビングのドアを開けると、そこには伊織さんが無言で両手を広げて待っていた。

 指先だけをくいくいと曲げ、早く来いとアピールする。


 俺はまるできれいな花を備えた食虫植物に誘われるかように、伊織さんの腕の中へと身を寄せる。

 伊織さんは俺が腕の届く範囲に入ると、花弁を閉じるかのように俺の体を包み込む。

「明人君おはよう」

 耳元から伊織さんの澄んだ声が耳へと流れる。

「おはようございます」

 何故だか分からないけれど、春那さんに匹敵するような巨乳の持ち主であるにも関わらず、伊織さんにハグされても、春那さんみたいにドキッとするようなことがない。  

 ただそこに確かな温もりと安堵感がある。血も繋がっておらず、一緒にいる時間はこの家に住む他の誰よりも短いのに。


 満足した伊織さんは、腕を解き、またリビング前で待ち構える。

 二階から下りてくる美咲を迎え入れるためだ。

 

 朝食が整うテーブルへと向かい、文さんに挨拶して座席に着く。

 すぐに美咲と晃がリビングに下りてきて、待ち構えていた伊織さんとお互いに朝の挨拶とハグ。

 美咲はそのあと、春那さんと文さんにそれぞれ朝の挨拶とハグしに向かう。   

 朝の恒例の挨拶が終わり、それぞれがテーブルに着くと、春那さんの手で温かい味噌汁が用意される。

 一同を会しての朝食。これが我が家のルール。

 それからお互いの予定など情報交換、もしくは連絡や報告があればこの時間を利用して伝える。

 

「いよいよ体育祭だね」

「マジで見に来るつもりなんですか?」

「当たり前じゃないか。明人君の雄姿をしっかり目に焼き付けるからね」

 俺の今の家族は全員で見に来るつもりらしい。

 

 小学生や中学生じゃないんだからと少し気恥ずかしいところはある。

 うちの親なんて中学の時でもちょい寄りしか来てなかったぞ。

 とはいうものの、高校に入ったら体育祭なんて保護者がそんなに来るものじゃないと思っていたが、我が子の成長が見たいのか、若人の一生懸命な姿を見て感動したいのか、人によって様々だろうけれど、去年も意外に多くの保護者が見に来ていた。

 

 俺の新しい家族ともいえるみんなが来るきっかけとなったのは、いつだったか伊織さんに聞かれて体育祭には保護者の席も設けてあると言ってしまった俺の言葉だった。そのことを覚えていた美咲が「私、明人君の高校って見に行ったことがないから体育祭を見てみたい」と、言い出したのだ。

 公立高校だし特段変わったものがあるわけでもないんだが。

 晃も美咲の言葉を受けて、美咲が行くなら自分も行くと言い出す。

 そのうえ春那さんまでもが、その日は休みだから自分も見に行くと言い出した。

 結局、伊織さん以外もみんなで体育祭を見に来ることになってしまった。

 

「俺、昼飯とかはみんなと一緒に食べる予定だから、空き時間くらいしかあんまり顔出しできないぞ?」

「いいよ、いいよ。こっちで勝手に見てるだけにするから」

 

 そうは言っても、せっかく来てくれるのだから顔くらい出さないと悪いだろう。


 ☆


 いよいよ清高体育祭の開幕である。

 生徒はグラウンドに整列し、保護者の見守る中、校長先生による開会宣言、実行委員長による宣誓が行われ、体育祭の幕を開けた。


 全校生徒による準備運動。動きに合わせて鉢巻きが揺れる。

 清高の体育祭は学年を問わずA組からE組の五つに分かれて対抗戦で行われる。

 A組から順番に赤、青、黄、緑、白と色分けされ、各自同じ色の鉢巻きを着けている。

 生徒たちのエリアは号令台の対面側、左側からA組、B組と順番に並んでいる。

 A組とB組の間に入場口、D組とE組の間に退場口が設置されている。

 号令台の左右が本部で、残りは保護者ら向けの観覧エリアとなっている。

 美咲と晃がA組付近に場所を確保して見物しているのが見えた。

 春那さんと伊織さんの姿がないけれど、どこかにいるのだろう。


 準備運動が終わり、いよいよ競技開始。

 実行委員が体育教師の指示のもと走りまくって競技準備している。


 競技は個人も団体も、参加するだけで自分が属するチームの点数となる。

 単なる徒競走でも自分のチームに貢献できる仕組みだ。

 大きな点ではないが積み重なることによって勝負に響いてくる。

 各学年が行う個人競技はA組からE組まで男子、女子の順番に行われる。


 最初の競技は各組対抗の男女混合綱引き。

 次が3年生による個人の障害物競走。その次は1年生による個人の徒競走だ。


 綱引きの準備が整い、選手入場が始まる。

 各組ともに筋肉のすごいやつとか、細すぎなやつとか、明らかな肥満体型などと参加者はバラエティ豊かだ。初戦だけあってぜひ勝って勢いをつけたいところだ。


 競技が始まると各組の応援にも熱が入ってくる。

 体育祭の実行委員とは別に各学年5名ずつ選出された応援団。

 競技に参加していない間、応援団の誰かしらが最前列で自分たちのチームを応援し続ける。

 各組ともに趣向を凝らしていて、我がB組連合の応援団は学ラン姿だ。

 団長は3年生の女子、副団長は2年生、1年生から選出されている。


 ちなみにうちのクラスから選出された副団長は、最前列マイスターこと赤城さんである。体育祭でも最前列を取るとは、流石マイスターと呼ばれるだけはある。

 うちのクラスの男女から、赤城さんの学ラン姿に「格好いい!」と黄色い声が飛んでいた。

   

 一年生の副団長は随分と小柄な子で、学ランがぶかぶかすぎて、手が袖から出ていなかった。

 その子が手を高く上げ(それでも手は袖から出てない)「みんな応援がんばろー」と声を上げると、1年の子達が「おおっ!」と従順に意気込みを示す。流石、副団長に選ばれただけあって統率力はあるようだ。


 綱引きの結果、3勝1敗とまずまずの出だし。

 うちに勝ったE組が全勝し、一歩リードされた。

 競技は始まったばかり、まだこれからだ。

 

 入場口で出番を待つ一年生の中に愛を見つけた。

 なんだろう、愛のあの暗い影を背負ってる感じは。

 いじけた感じで地面に何か書いている。


 ああ、そうか。愛は運動音痴だから気が乗らないのだろう。

 今まですべてビリだったそうだから、やる気もしないだろう。

 

 こらこら、そんな病んだ顔で地面に『死ね、死ね』書くな。周りの子が引いてるぞ。

 これは少しばかり声をかけて応援しておこう。

 愛に近づき声をかける。

  

「愛、何を暗い顔してんの?」

「あ、明人さん!? なんでここに!」

 愛は急いで地面に書いた落書きを消す。

「個人的な応援。頑張れよ」

「はい――でも、こればっかりはご期待に添えません」

 やる前から戦意なしか、これはよくないな。


 とはいえ、愛が素早い動きをできるのを俺は知っている。

 実は足が速いことも知っている。愛に追いかけられた実体験があるからだ。

 俺も短距離ならば男子の中で足の速い方だ。太一には負けるがクラスで五本指に入るだろう。

 その俺に離れることなく追いかけてこれたのだ。女子としては規格外の速さだと思う。

 響の言うブレーキがかかった状態では愛は確かに運動音痴だ。

 だが、一度ブレーキを解除したならば、響をも上回るスペックをはじき出す場合がある。

 

 よし、餌で釣るか。


「じゃあ、頑張ったらご褒美な」

「え? ――ご褒美って何ですか?」

 考えてなかった。

「常識の範囲内で俺ができることならするよ」

「き、きききききききき、きすでもいいんですか!?」

「常識の範囲内でって言ったよね?」

「じゃ、じゃあ、はぐならいいですか!? 明人さんからのはぐを希望します」

 ハグか。まあ、それぐらいなら別にいいだろう。

 気乗りの問題があるとはいえ、1位は流石に厳しいだろう。

「よし、じゃあ、1位だったらハグね」

「承知しました。もし1位を取ったらすぐにご褒美ください」

 途端に愛の周りでピーンとした空気が張り詰めたような気がした。

「ああ、分かった。席で見てるから頑張れよ」

「はい、頑張ります」


 席へと戻る最中に響と遭遇。生徒会もあちらこちらで活動しているらしい。

「明人君、あなた愛さんに何か言った? あそこだけ空気が違うのだけれど」

「頑張って1位を取ったらご褒美やるって言ってきたけど?」

「……ちなみにご褒美は何かしら?」

「俺からハグ」

 響の両手が手刀の形に変わる。

「道理で……もう、あの子、リミッター、外れてるわよ。桁、違いに、跳ね、上がって、るわ」

 あの、句読点ごとにブスブス刺しながら言うの止めてもらっていいですか?



 いよいよ1年の徒競走、各個人で足の速さを競い合う。 

 男子の部が終わり、女子の部が進み、愛の順番がやってきた。

 何かブツブツ言ってるように見えるのは気のせいだろうか?

 

 スタートラインに並ぶ女子5人。

 愛は外側から2番目だ。

 

『位置について――用意』


 パン!――ピストルの音で各自一斉に飛び出す。

 最も内側のA組女子が最高のスタートともいえる一歩だった。

 陸上の経験があるのか、腕の振り、足の蹴り方どれをとっても理想的な走り。

 だが、それはあくまで一般常識の話であって、誰もが目を疑っただろう。

 理想的なフォームで走る女子が、手を振らないで走る独特なフォームをした人間に追いつけないのだ。

 まるで忍者のようなスタイルで走る愛に誰もが追い付けず、ぶっちぎりでゴールした。

 愛は係員に案内されて1位の列に並ぶ。

 そして、俺のいる方向へ顔を向けると両手でブイサインを送ってきた。

 

 あの子やっぱりおかしい。

 なんで餌で釣ったらいい結果を出してくるの?


 1年生の競技が終わり、退場していく。

 そんな中、退場門を抜けた途端、素早い動きで分離してこっちに向かってくる影があった。 

 影は俺の目の前に瞬時に現れ視界を塞ぐ。


「見ていただいた通り愛は頑張りました。ご褒美ください」

「う、うん。凄かったね。あんなに速いと思わなかった。ご褒美はあとでもいいかな?」

「響さんに邪魔されそうなので、今すぐを希望します」

「ここだとみんな見てるから」

「すぐってお約束しましたよね?」


 あ、駄目だ。いつにないくらい真剣な顔だ。

 これは腹をくくろう。

 両手を広げると愛はすすっと体を寄せてくる。

 美咲にするように軽くハグして頭をよしよしする。

 

「はい、よく頑張りました」

「きたこれ! 明人さんからのはぐ。愛は幸せさんです~」


 俺の胸元にすりすりとして二ヘラと笑う愛。

 周りからパシャパシャと写真を撮られる音が聞こえる。

 ああ、また色々噂が立つんだろうな。もう、諦めよう。


 それよりも体にまとわりつく冷気の方が問題だ。

 まるで首に刃物を当てられているようなこの感じ。

 もう慣れ親しんだ気配――殺気だ。

 しかもこの感じは単独じゃない、明らかに複数だ。 


 この現状をどこかで見ているんだろう。

 少なくとも学校内に狩人が二人いる。

 またあの地獄に連れて行かれると思うと体が震える。

 一度地獄の門が開くとリピートする法則があるから、なるべく避けたかったんだが無理だろうな。


 俺の予想通り、速攻で響に拉致られ、美咲もすぐに現れて地獄の門が開きました。

 俺をボロボロにしたあと見下ろす響。

「――言い残すことはあるかしら?」

「ねえねえ、何で愛ちゃんにハグしてたの? ねえ何で?」

 と、地面に横たわる俺を揺さぶりながらまだ質問し続けてくる美咲。


 すいません。そろそろ勘弁してもらっていいですか?

   

 ☆


 戻るときに響から徒競走で1位を取るから自分にも褒美をよこせと言ってきた。

 響のことだ。有言実行するだろう。


 競技は進み教員によるリレーが終わった。

 このあとは俺たち2年生の個人競技が始まる。

 競技は100メートル走――短距離に関してはそこそこ自信がある。

 俺の横に並ぶ連中が俺の勝負相手だ。

 A組、D組のやつは文化系の部活、C組のやつは帰宅部で、そのどれもが足の速そうな感じには見えない。目下、一番のライバルになるであろうはE組の男子。こいつはサッカー部に所属している。

 どれぐらい足が速いのか分からないが、普段から走り回っている分そこまで遅くはないだろう。


 次々とスタートしていき、俺の順番がきた。

 

 勝つためのコツというか、戦略も自分なりに持っている。

 スタートのピストルをいかに素早く反応してスタートできるか。

 並んで走ることも避けねばならない。そのためには如何に早く前に出るかが勝負どころとなる。

 前を押さえられたらアウト側から抜くことになり、距離も生じる上にコーナーでぶつかる可能性がある。

 そうなるとラストの直線で加速せざる得ないが、後半の伸びを期待するのは厳しいだろう。

 サッカー部相手にどこまで通用するか。


 スタート位置に着き、クラウチングスタートの姿勢を取る。

 両肩幅大に手を地面につけ、左足を立てて、右膝を横にそえるようにして右足を伸ばす。

 力が入りやすいように位置調整。

 左足で地面を蹴る力で最初の一歩の踏み込みが決まる。

 

「位置について――用意」

 腰を浮かして、軽く前傾姿勢をとる。


 パン!


 ピストルの音と同時に左足に力を入れて地面を蹴る。

 蹴った衝撃が太ももとふくらはぎの筋肉を刺激。

 二歩、三歩と足を運ぶたびに強く地面を蹴って、肘を曲げた状態で大きく腕を振る。

 俺の予測通り、E組のやつが内側を並走していた。

 くそ、思った以上に足が速い。俺よりも速いかもしれない。

 

 そのまま減速しないようにコーナーへ向かって突っ走る。

 ここで前に出られるときついものがあるが接触だけは避けたい。

 コーナーに突っ込んだとき、わずかながら前に出られた。

 E組のわずか外側を追いかける。

 だが、まだいける――置いていかれてるわけではない。

 直線になったところで勝負に出てやる。

   

 コーナーで差を広げられないように追走し、コーナーを抜け切る。

 いざ直線勝負。ここからが気合の見せ所だ。相手も並んだら踏ん張ってくるだろう。

 足の回転を早くすることを意識して地面を蹴る。そして並ぶところまでは思惑通りだった。

 両者拮抗したままゴールが近づく。


 まだだ、ゴールを通過するまで走り抜けろ。

 減速したら確実に置いて行かれる。

 最後まで油断するな。

 

 そう言い聞かせてゴールの先に視線を向けた。

 ゴールの延長線上の観客席に美咲と晃がいて、大きな口を開けて何かを叫んでる。

 多分、俺のことを応援してくれているのだろう。

 よし、まだいける。少しはいいとこ見せてやろうじゃないか!


 ゴールを走り抜け、順位係が駆けつけてくる。

 結果は1位――本当にギリギリだった。  

 ゴールの一歩手前でE組のやつが減速したから勝てた。


 僅差だったから美咲たちからでは判別しにくかったのだろう。

 俺が1位のところに並んだ姿を見て、美咲と晃が抱き合って喜んでいる。

 喜んでくれるのは嬉しいが、晃の美咲に抱き着かれた時のニヤケ顔がなんだかむかついた。


 俺より後の出番だった太一は組み合わせが悪く、陸上部の足の速いやつが相手で結果は2位に終わった。

 追い上げまでは良かったのだが逃げ切られた。

 

 男子の部が終わり、続いて女子の部。

 うちのクラスの先頭バッターは赤城さんだ。

 応援団の学ラン姿にファンができたのか、うちの陣営から「赤城さーん」と黄色い声が飛ぶ。

 赤城さんは見事1位を獲得した。

 その雄姿にまたもうちの陣営から黄色い声援が飛んだ。  


 川上、長谷川、柳瀬も頑張っていたが、3位、4位、3位の結果に終わった。

 そして響の出番がやってきて、流石というか、2位に大きく差を開けて余裕の1位だった。

 後でご褒美をねだられることが確定した。

    

 2年生が退場してすぐに響が俺のところにやってきた。

「さあ、ご褒美」

 両手を広げて迫ってくる響。

 俺も覚悟を決めて両手を広げる。

 不幸中の幸いは狩人が美咲だけというところだ。

 それにこの位置だと生徒席の陰だから美咲らからは見えにくいはず。

 もしかしたら気付かれないかもしれない。


「愛さんと同じようにして」

 響にも愛と同じように軽くハグして頭をよしよしする。

 響とのハグをし終えると、俺の肩がトントンと叩かれた。


 嫌な予感しかしないが、顔だけ振り返る。


「ねえ明人、あんた何やってんの?」

「明人君はまた何をしてんのかな?」

 

 そこにはいないはずのアリカと美咲の姿があり、雷神と風神をそれぞれ背負ってらっしゃった。

 捕まった俺は、美咲に後ろから首を絞められ、アリカからはストマッククローをくらった。

 くそうアリカめ、ここにきて新技を持ってきやがったか。対処法が分からねえじゃねえか。


 やはり俺の地獄はリピートする法則があるらしい。 

 

 お読みいただきましてありがとうございます。

 次回もよろしくお願いします。

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