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One-sided love→Two feelings  作者: 五月
2/3

中編

読んでくださる方ありがとうございます。

やっぱり展開早いですかね・・・、すいません(笑)

次の日の朝学校に行く途中、一人で登校している洸を見つけた。声をかけようと後ろから肩をトントン

と叩いた。洸は私の方を振り返った。私の顔を見て洸は、無表情で私の手を払いさっさと先に歩いて

行った。

「え・・・、なんで?」



その場に取り残された私は、洸が歩いて行く後ろ姿をただただ見つめることしかできなかった。

その後姿が見えなくなって、ハッとした私は学校へと急いだ。


走っていったので、途中で洸を追い越した。今までに走ったことのない速度で走った。だから、意外と早く学校についた。教室には誰もいないと思いきや、一人いた。斉藤くんだ。斉藤くんはいきを切らしながら教室に入ってきた私を見てギョッとした。


「何かあったのか?」


斉藤くんは私の目の前にきて言った。


「・・・別に何もなかったよ。」


「なにもないわけ無いだろ。

   じゃあ、なんでお前泣いてるんだよ。」


そう言われて頬を触る。手が濡れた。私は涙を流していたことに気づいた。なんだか、恥ずかしい気持ちになった、逃げ出したくなった。行く宛もないまま私は走りだす。走る、走る、走る・・・。私、さっきから走ってばかりだな。最終的に屋上へと行き着いた。皆が登校しているのが見える。その中には勿論、洸もいた。その姿を見ていたら余計に胸が苦しくなって涙が出てきた。一人でずっと涙を拭っていた。屋上をふく風が妙に心地よくてそのまま眠りについてしまった。


____


「・・・きろ。おい、起きろってば。」


目を開けるとそこには斉藤くんがいた。まだここは屋上のようだ。起き上がると、斉藤くんの制服の上着が私にかけられていたことに気づく。


「あ・・・」何もわからないまま声を出す。


「今は多分二時限目の最中だけど。どうした?寒いか?春とはいえ、今日は冷え込んでるからな。


「いつからここにいたの?」


「ん?俺か?俺はずっといたよ。お前がここに来て泣き始めた時から。ごめん・・・。」


「なんで・・・、謝るの?」


「いや、声かけられなくてさ。」


「ううん、ずっと一緒にいてくれたんでしょ?ありがとう。」



「なんだかね、スッキリしたよ。」と私は言う。そして、何があったのか斉藤くんに話す。すると、斉藤くんは「そっか・・・。」と、なんとも言えない表情で一言言った。


「それは、俺にもわからない・・・かな。」


私には、今そのことも疑問に思ってるけど、別の疑問も生じていた。


「なんで、そんなに私のこと気にしてくれるの?」


昨日あったばかりじゃないの、と私は口にする。なんでかわからないけど私は何かに期待していた。

少し時間をおいてから斉藤くんは立ち上がった。そして、私の手を引いた。私も立ち上がる形になる

。その次の瞬間だった。


「俺、安西のこと好きなんだよ。」


驚くべき言葉が斉藤くんの口から出てきた。


「一年の時、クラス一緒だったんだけど。多分気づいてないと思う。お前が・・、安西がクラスの女子から仕事を押し付けられて、嫌なこと言わずに引き受けて放課後に必死にやってるところ見たんだ。そこから気になって、目で追うようになったんだ。そしたらさ、安西、凄くいい奴でさ。でも、安西は俺じゃなくてずっと北瀬のことを見てた。だから俺は安西のことは諦めて、応援しようと思ったんだ。なのに・・・、今こんな状態じゃないか。少しでも力になりたいと思ったんだ。」


「・・・一気にしゃべらないでよ。冗談みたいなこと。」



「冗談なんかじゃない。なんなら今すぐにでも・・・、俺のところに来ないか?」



風が吹くのをやめ、私達も声を出すのをやめ、動くのをやめ、まるで時間がとまったかのようになる。私が口を開こうとした時に、キーンコーンカーンコーンと2限目の終わりを告げるチャイムが鳴った。何事もなかったかのように、屋上から出て行った。



教室に戻ると、斉藤くんの姿はなかった。私はさっきまでのことを思い出す。私は、何ていうふうに答えるつもりだったんだろう。いつまでも疑問に残りそうな心のもやもや。


明日には元に戻る事を期待する。

そんなに都合よくこの世界は回らないと知りながら・・・。






















おかしな点などございましたら

連絡よろしくお願いします。

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