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ホリック・ワーカー  作者: 舌百合
序章 ゲーム開始
5/11

サイドストーリー  あるプレイヤーの話 *注意見ないほうがいいです

この話は読まなくてもストーリーには問題ありません。

関係ないので見ないほうがいいと思います。

あとすごく気持ち悪いです。本当にお勧めできません。

自分で書いてますがなぜ書いたのかわかりません。

僕の名前は、藍染 小太郎。


 今年、高校を卒業して、専門学校に入ったばかりの学生だ。

だけど人見知りなのであまり友達はできていない。


 そんな僕だが同じ学科に好きな子ができた。

この学校で一番かわいいと噂の扇華 碧子さん。

今のところ話したことすらないが、学校卒業するまでには話せるようになりたいな。

そんな思いを秘めていたが転機が訪れる。


 今話題のゲーム、FVROを発売日3日前から並び僕はどうにか手に入れることができた。

正式な名前は、フリーダム・ヴァーチャル・リアリティ・オンラインなんだけど、みんな略して言っているので僕もそういってる。


 学校で一番仲のいい友達―黒霧 仁―も手に入れたそうなので、夏休みに始まるFVROのことを教室で話していたら憧れの碧子さんに声をかけられた。


「藍染君たちもFVROやるんだ。私たちも手に入れたから一緒にやらない?」


 僕は、碧子さんにそう声をかけられ有頂天になった。


「う、うん。いいよ。な、なぁ仁もいいよな」


「え~・・・まぁ小太郎がしたいならしょうがないか。俺もいいぞ」


「ならみんなで話そう。こっちきて」


 そういって碧子さんは僕たちを賑やかなグループの輪に入れた。

そこでみんなどんな武器を使うのか何のジョブにつきたいのかいろいろ話をしながらゲームに期待を膨らませていた。


 ゲームが始まるまでの夏休みはみんなと集まって勉強したり遊んだりしてすごく楽しかった。

夏休みを碧子さんと過ごせるとは夢みたいだ。


 そしてゲームの始まる日。僕は始まる時間を待っていた。

時間になりエレクト・ゲート・ギアを被ってゲームのスタートボタンを押した。

 僕のはヘルメットタイプのVR機器だ。ほかのタイプは高すぎて学生には手が出せない。

ヘルメットタイプですら5万はする。チェアータイプで10万、ベッドタイプで20万。

さらに高性能のカプセル型だとチェアータイプで100万、ベッドタイプだと150万だという。


 ゲーム選択画面がすぎ白い空間にでるとすごくきれいな女性があらわれた。

碧子さんにも引けをとらないレベルの女性で。たしか女神さまが案内してくれるらしいのでそうかなと期待しつつその格好がきわどい服装なのですごくドキドキした。


<私はこの世界の女神ヴィタリス>


<これから新たな旅人に祝福を与えます>


<この世界でのあなたの名前を教えてください>


 やっぱり女神さまなんだな。こんな人と添い遂げられたらと惚けていたら名前を聞かれたので


「小太郎です」


と、本名で答えてしまった。


<名前はコタロウで間違いないですか?> <Yes or No>


 少し恥ずかしかったが元々この名前で行く予定だったのでYesを押す。

その後はネットで調べた知っていたとおり種族とジョブを聞かれてみんなと相談して決めたやつを答えた。


<名前:コタロウ 種族:狼獣人 ジョブ:槍士でよろしいですか> <Yes or No>


 剣を使って敵の至近距離で戦う勇気もないし、トリッキーな鞭などの特殊な武器も使える気がしない。

魔法も新たに語学を勉強する感じらしい。βテストで一番速く魔法のスキルを覚えた人も1週間はかかったらしいので僕にはむりだろう。

なので昔から素人でも戦える槍と獣人の中でも足が速く力もある狼獣人を選んだ。


問題ないのでYesを押すと女神さまに微笑まれて意識が落ちていった。


 気がつくとリアルと遜色の無い世界が広がっていた。少しの間惚けていたがみんなと決めていた時間になっていたので集合場所に急いで向かった。

 集合場所の時計塔の前に行くともうみんな揃っている。


「コタロウ遅いぞ」


「コタロウ君遅かったねどうしたの?」


 仁と碧子さんに声をかけられた。なぜゲームの世界なのに誰かわかるのかと言うと、リアルに影響が出る可能性があるためこのゲームでは性別や顔や身体の形が変えられないようになっている。

 しかし変えられる箇所もある。髪型や髪と目の色だ。種族によってデフォルトの色が決まっており変えたい場合は女神さまに言うと自由に決められる。

僕は藍色に髪と目の色を変えた。

ゲームの中でもお金を払えば髪型は変えられる。

色は、課金アイテムでしか変えられないらしい。


 仁は髪も目も黒のままだし髪型もリアルと一緒だ。

碧子さんは目はきれいなライトグリーンで髪は金髪ポニテになっていてすごく似合っている。


「ごめん。このゲームが本当にリアルと遜色が無くて驚いていたらこんな時間になってしまっていたんだ」


「ハハハ、ならしょうがないね。私もビックリしてたもん」


 そういって碧子さんは笑ってくれた。


「コタロウは前言っていたそのままに作ったんだな」


「うん。みんなそうでしょ」


「いや、俺は変えたぞ! 燐族に岩蜥蜴っていう硬そうなやつがいたからそれにしてジョブを盾士にした」


「おいおい、虎獣人で斧士にするとかいってなかったか」


「おもしろそうだから変えた! 後悔はしていない!」


 はぁ、仁はこんなやつだったのを忘れていた。まぁタンク役が増えるのはみんな歓迎だろうからいいか。

名前はジンのままだろうが。


「二人ともやっぱり仲いいね。あと私はそのままだよ」


 碧子さんはたしか、名前はリコでコンフォートエルフの回復魔法士だったはず。ぴったりだよね。


 みんな集まったので街中でクエストをすることに。

外で戦闘をしたほうがジョブやスキルも上がっていいのだけど、絶対人が多いからこっちにしようとみんなで決めていたんだ。


 男は荷物運び、女の子たちはウェイトレスのバイトクエストをやってお金を稼ぐことをした。

3日間かかったけど装備が買えるまで貯めることができた。


 みんな装備を整えて戦闘をこなしていろいろ失敗もあったが楽しい思い出だ。

固定メンバーなのでがっつりできていたのでそこそこ強くなり、有名にもなってきていた。


 ゲーム開始から3ヵ月後、アップデートがありさらに第2陣の人たちが入ってきた。

同じ学校の人たちも始める人が多く僕たちのメンバーが増えることになった。


このアップデートでフレンド機能が追加された。

たぶん要望が多かったのだろう。

今まで相手がINしているかもわからないし顔を合わせないと会話もできなかったのでパーティを組むのがたいへんだったらしい。

僕たちはリアルの知り合いとしているので問題は少なかったけどね。


 あとジョブにサブジョブが追加された。メインジョブとサブジョブという形。

サブジョブはメインの半分しか補正効果はないが今まで無かったのだからこれまたありがたく嬉しいことだ。

設定できないジョブもあるそうだがちょっと特殊なものだけらしく僕には問題ないだろう。僕のサブジョブはランナーにした。地上での移動系スキルを上げてくれるジョブだ。


 最後に僕には関係ないが、新たに始めた人たちは武器をひとつ最初から貰えるらしい。まぁズルイと感じてしまうが今までがおかしかったんだよな。


 そして僕たちと一緒にやっている人数が多くなってきたのでクランを作ることになった。

名前は <光盾の聖域> になった。それはなぜか。

クランで有名なのは人の二つ名を合わせた感じだ。

仁の<絶対防壁> 碧子さんの<癒しの女神> 他にも<光矢の射手>と<雷光の妖精>などが有名だ。

光魔法は習得するのが難しく戦闘で使えるレベルになるとだいたい付けられることが多い。それなのにうちには5人ほど使える人がいるのでこの名前は仕方ないだろう。


 二つ名持ちの中でも仁は純粋に防御能力だけで認められている。

ダンジョンのボスを倒すときに強大な敵にも一歩も引かず、攻撃を防ぎきるその姿は憧れの対象らしい。

まぁ僕も後ろでサポートしているんだけどね。


そんな仁は今すごくもてている。

 僕は仁とだいたい組んでいるので組めなかった人たちに結構酷い文句を言われている。

「ジン様の寄生虫」「姑息なハイエナ」「光盾の足手纏い」などだ・・・

 たまに直接言ってくるやつが居るがだいたい仁が怒ってくれる。

だがそれがさらに嫉妬を増やすことになる。悪循環だ。


 その影響でソロで戦闘をすることも増えてきた。

最初はビビリながらだったが、結構場数は踏んできいたのでその経験が一人でも十分戦えるようになっていた。

それには僕自身がビックリしていたが。


 みんなで戦うときは邪魔にならないように仁を後ろからフォローしつつチクチク攻撃をしている。

 ソロの時は疾風迅雷、高速に動き槍で突き刺し一撃でしとめるスタイルだ。

スピードジャンキーとも言う。結構憂さ晴らしになるので楽しんでいる。


 数年が経ち学校も卒業していたが、未だに嫌味を言われながらもこのクランに残っていた。

その理由は碧子さんがいたからだ。

仁も嫌いではないが最近は一緒に居るとしんどい。

このゲームは今では碧子さんがいるから続けているにすぎない。


<光盾の聖域>は結構大手のクランになっていた。ホームの建物も大きく有名なクランを挙げるときに必ず入っていると思う。

 しかし最初期のメンバーだが僕はホームには住んでいない。

仁と碧子さんには住むように言われたが、周りの人たちが僕に身をわきまえろと視線を送っていたので二人の誘いを断った。

 ある日偶然クランに用事があったのでホームに行ってみると僕は見てしまった。


仁と碧子さんがキスをしているところを。固まってしまった僕に仁が気づいた。


「来ていたのかコタロウ。変なもの見せちまって悪いな」


「え、コタロウ君来てたの。もう、だから人に見られるから嫌だって言ったのに」


「ふ、二人って付き合ってたの」


「あれ、コタロウには言ってなかったか? 1年以上前から付き合っていたぞ」


「普通に気づいてると思ってたよ」


「ハハハ ソウナンダ シラナカッタヨ」


 心が砕け散ったのがわかった。このままここにいたら僕は完全に壊れてしまう。


「コタロウどうした? 大丈夫か」


「コタロウ君どうしたの?」


「ナンデモ ナイヨ ゴメン ヨウジヲオモイダシタカラ コレデ」


「そうか。コタロウまたな~」


「コタロウ君またねー」


「アア フタリトモ バイバイ」


 <光盾の聖域>のホームから急いで逃げてきた僕は、オプションを開きクランの項目を表示する。

今までは碧子さんへの思いで脱退することができなかった僕だが、今では簡単に指が動き脱退申請ボタンを押せてしまった。


<脱退するとこのクランには1ヶ月間は再加入できませんがよろしいですか?> <Yes or No>


Yesを押すと


<コタロウはクラン:光盾の聖域を脱退しました>


と表示された。

今度はフレンド項目を開き、すべての名前を削除した。

フレンド登録されていないと通信連絡ができないようになっている。

これで顔を合わせないとこっちからもあっちからも連絡がとれない。


これで未練も無くなり今すぐゲームを辞めようと思ったが、最後に知っている中で一番難しく誰もソロでは絶対不可能ダンジョンに行ってみることにした。

そこで死んで辞めようと。


そのダンジョンの名は <巨人尖兵の廃棄処理場>


そこは元々高い再生能力を持っている巨人がアンデットになりさらに強化され群れで襲いかかってくる場所。


僕は今できる最強の装備を整えて挑んでみることにした。


ダンジョンに入るとすぐに巨人を見つけた。急いで僕が使える風・雷・光の自身を強化する魔法を発動した。

巨人も僕のことを気づいたのかこちらに向かってくる。


「グガアアアアアアアッッ!」


大声で叫びながら襲ってくる巨人に高速で近づき僕ができる最強の攻撃を心臓に突き刺す。


「ハアッ!」


 突き刺してみたがダメージは微かだった。聖銀で作られている槍にさらに光属性の魔法付与をかけているのででアンデットには効果絶大なはずなんだけど。

これ以上のものは他のプレイヤーも持っていないぞ。

と考えていると巨人が僕の身長以上ある手で掴みに来た。


 それを理解した瞬間、すぐさま槍を引き抜き巨人から距離をとる。その横を巨人の手が通り過ぎ背中に冷や汗をかいてしまう。

あれは0.01秒でも反応するのに遅れていたら終わっていたな。

死の恐怖が自分を取り巻く。

相手は攻撃を食らっても怯まない死兵。一瞬でも気を抜くと終わりだ。

だが今の僕も死を恐れない狂者。


さあ、巨人! 


この狂気を楽しもうじゃないか!


この1時間ヒット&アウェイで綱渡り状態を楽しんでいる。

最初は巨人が1体だけだったがだんだん集まってきて、10体を超えたあたりからは数えるのを止めてしまった。

巨人に突き刺しすぐに抜いて後ろに下がる・・・その作業を何回繰り返しただろう。群がられて数十本の腕を避けつつ突き刺す。アドレナリンが溢れだし脳内を駆け巡っているのがわかる。最高の気分だ。

もともとスピードジャンキーの資質があったのでこの感覚は心地よい。

これが一生続けばよいのに。


 この状況を楽しんでいたがどんどん後ろに下がるスペースが奪われていき、とうとう下がれなくなり捕まってしまった。


身体を掴まれ、天高く持ち上げられたかと思うと、次の瞬間、地面に叩きつけられた。


「がっ・・・」


僕は叩きつけられた衝撃で息ができなくなった。


 これはゲームなのである程度の痛みや衝撃は軽減されている。

しかし僕は、スピードを追い求めていたので<アビリティ:感覚鋭敏>というものをアクティベートにしていた。レベルを結構上げている。

このアビリティはゲームならではの感覚の鈍さを取り除きさらに鋭敏にしてくれるものだ。

たぶんほとんどの人は使っていないだろう。ネットではドMしか使わないアビリティだと言われていたからな。


 馬鹿なことを考えている間に、巨人の拳が僕めがけて落ちてくるのが見える。それを目では追えてはいるが、身体は叩きつけられた衝撃でまだ動かすことができない。


あぁ、僕はこれで終わりか。


この世界ともお別れだな。


最後の殺し合い楽しかった。


1体も倒すことができなかったが最高の狂乱だった。




アリガトウ




僕は死を覚悟し・・・そして


肉体が頭から真っ二つに裂かれた




























巨人の身体が







素手で巨人を裂いたのは人だった。


巨人を引き裂いた人物は巨人の残骸を地面に置きのその上に腰掛る。


その人物を見てみると引き裂いた時に付いた血で全身を赤黒く染めていた。


そしてその姿のまま身も凍る無邪気な笑みを浮かべてこう言った。



「活きのいい肥料たちだな、そんなに元気なら」




オ レ ガ マ ザ ッ テ モ カ マ ワ ン ヨ ナ






このとき私はすべてを捧げるべき存在に出会った。


私にとってこの方は神であり、主君であり、師匠であり、愛しいひとである。


あなたにあえた運命に感謝を

これを読んだ異常な方々にコタロウ君の最初に考えていたストーリーでも。

元々は親友に好きな人を取られて優秀な盾役の後ろで調子に乗っていて身の程知らずがソロでフィールドにでてその辺の適当な雑魚にやられて死ぬ。

そして復活せずにゲームを辞めるというバッドエンド話を考えていたんですが書いてる途中でなぜかコタロウ君がそこそこ強くなってしまいました。

そしてこんな展開に気づいたらなっていました。

これのせいでBLタグが必要に・・・別につけなくていいか。ウン。


後言ってしまうと書いてあるとおりコタロウ君が出てくるのはだいぶあとになります。

コタロウ君が本格的に出始めたらBLタグ付けます。

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