一章時点の設定資料
※小説と見せかけた設定資料
※謹賀新年。
※2015/01/08一部改稿
舞台の幕が上がり、ステージの真ん中に二つ置かれた座布団の上にちょこんと乗っている着物姿の白髪の少年少女が恭しく一礼する。
そして二人同時に顔を上げ、彩葉は満面の笑みでこう言った。
「新年明けましておめでとうございます。今年も私と零音君のラブコメ……とついでに団員の皆様の日常も何卒宜しくお願い致します!」
「『ついでに』は余計でしょ!? それにどっちかというと僕らのラブコメの方が「ついでに」要素だからね!?」
「私事ですが、昨日の一月三日は私冴島彩葉の誕生日です」
「脈絡も糞もない! でもおめでとう!」
新年早々零音のツッコミが炸裂するが、彩葉は零音の言葉を右から左へ受け流し、誰も予想だにしなかった発表をする。
新年だろうが何だろうが自由奔放な彼女に零音はまた胃を痛めた。
「という訳で! 先ずは各団員の年齢(学年)、誕生日、特技、好きなものを発表させて頂きます!」
「このペースで進めていくの!?」
「ちなみに容姿や性格、立ち位置などは本編見れば分かるので省略します! 種族とかは後の伏線なのでまた今度!」
「そこは付けようよ!」
〜超簡易キャラクターファイル〜
No.0羅夢音零音
【誕生日】2月9日
【年齢(学年)】9歳(小4)
【特技】努力、整理整頓
【好きなもの】仲間
【好きなアニメ・ゲーム】妖怪◯ォッチ、とびだせど◯ぶつの森
No. 1本郷塁兎
【誕生日】8月15日
【年齢(学年)】もうすぐ17歳(高2)
【特技】基本何でもできる(チート)
【好きなもの】智妃、家族、仲間
【好きなアニメ・ゲーム】カゲ◯ウプ◯ジェクト、進◯の巨人、エヴ◯ンゲリ◯ン、ダン◯ン◯ンパ
No.2霧島由梨愛
【誕生日】7月3日
【年齢(学年)】17歳(高2)
【特技】愛想笑い、読心。
【好きなもの】ショタ、BL
【好きなアニメ・ゲーム】カゲロ◯プロ◯ェ◯ト、黒◯のバスケ
No.3玖蘭鬼灯
【誕生日】6月30日
【年齢(学年)】17歳(高2)
【特技】ゲーム、プログラミング、薬の調合、機械弄り
【好きなもの】美しいもの、可愛いもの、ショタ、幼女、塁兎
【好きなアニメ・ゲーム】ソー◯ア◯トオンラ◯ン、進◯の巨人
No.4神山藍
【誕生日】 10月6日
【年齢(学年)】もうすぐ19歳(大1)
【特技】料理、ガーデニング
【好きなもの】友達
【好きなアニメ・ゲーム】ひぐ◯しのなく頃に、うみね◯のなく頃に
No.5荒魔亜 (アラクネ=フォン・マーヴェリック)
【誕生日】3月12日
【年齢(学年)】500歳くらい
【特技】妄想、拷問、殺人、お絵描き
【好きなもの】血、ラーメン、カントリーマアム、照り焼きバーガー、道化師、幼女
【好きなアニメ・ゲーム】東◯紅魔郷、ハン◯ーハ◯ター、◯つの大罪、ダ◯ガ◯ロ◯パ
No.6黒田蓮(アンリ)
【誕生日】 2月14日としている
【年齢(学年)】18歳としている
【特技】演技、ハッキング
【好きなもの】練乳アイス、猫
【好きなアニメ・ゲーム】アニメじゃないけどボカロは全般好き。
 
No.7冴島彩葉
【誕生日】 1月3日
【年齢(学年)】9歳(小4)
【特技】氷魔ほ……妖術。
【好きなもの】零音!!!
【好きなアニメ・ゲーム】零音と同じ
No.8テオドール=フォン・クライシス・サタン
【誕生日】 4月1日
【年齢(学年)】?
【特技】炎魔法、破壊能力
【好きなもの】兄上、主(本編未登場)
【好きなアニメ・ゲーム】特になし
No.9与謝野
【誕生日】 5月21日
【年齢(学年)】不明
【特技】隠れんぼ
【好きなもの】未成年の男の子
【好きなアニメ・ゲーム】◯鬼、i◯、バイオ◯ザード
 
「以上です。何か質問はありますか? ……零音君だけのようですね。では零音君どうぞ」
彩葉が言い終わるより前に零音が真っ先に挙手をする。彩葉はそれを視界の隅に入れつつ、辺りを見回して零音以外誰も手を挙げていない事を確認すると改めて彼を指名した。
「驚異の伏せ字率については敢えて突っ込まないよ。……それと、うん。まぁ他の団員のは何となく予想ついてたけどさ! 藍兄ひぐ◯しとう◯ねこ好きなの!? ホラー苦手そうなのに!?」
「絵なら耐えられるそうです」
「そして与謝野さんって誰!? 僕会った事ない!」
「本編ではまだ明言されていませんからね」
指名された途端喚き散らす零音。彩葉はそんな零音の姿も可愛いと思いつつ、カンペ通りに進行する。
「えーと、次は質問コーナーですね」
「この前消されたあれか」
〜出張質問コーナー〜
【Q1、塁兎の過去編はどのくらいまでやるの?】
彩葉「より詳細な塁兎小学生編(智妃の辺り)は幻影ノワール本編で語る予定なので、本作品ではこれ以上語られません……小学生編はね」
零音「含みのある言い方! そして台詞の前に何かついてる!」
彩葉「尚、本作品はあくまでパラレル話なので幻影ノワール本編の塁兎小学生編は本作品と多少内容に差が出ます」
【Q2、ゆりあんと智妃の関係は?】
彩葉「赤の他人です。ほら、世界には三人同じ顔の人がいるっていうあれですよ。多分」
零音「めっちゃ適当!」
【Q3、鬼灯がアンリに対しての態度が違うのはなぜ?】
彩葉「今度明かされる予定です」
零音「また閑話?!」
【Q4、塁兎寝過ぎじゃね? ナルコレプシーなん?】
塁兎「寝る子は……育つ」
零音「うわっ塁兎居たの!?」
彩葉「そんな塁兎さんの身長は165センチ(今年17歳)」
塁兎「ま、まだ成長期だ!」
【Q5、テオは何者?】
テオ「次章が魔界の章なので、その時に明かされます」
零音「謎に敬語!」
テオ「そこ突っ込むのか!?」
【Q6、零音は何者?】
ラムネ「不憫な主人公」
零音「そういう意味の質問じゃないと思うな!」
ラムネ「え、じゃあ何を指しているのさ?」
零音「お前だよ!」
* * *
「以上です。本日はお付き合い頂きありがとうございました」
「新キャラのNo.10を待ってる方、ごめんね。No.10の子の登場は魔界編の後になりそうなんだ……」
如何にも申し訳なさそうにしゅんと項垂れる零音を見て彩葉は鼻から赤い液体が込み上げそうになるが、何とか堪え切る。
「「それでは皆様、来週辺りから連載再開を予定しているので本年度もよろしくお願い致します」」
最後は二人してまたお辞儀して、拍手と共に静かに幕が降ろされた。
〜今回の舞台裏〜
「ふう、正座疲れましたね」
「足痺れた……うぅ……」
「おーいっ二人共お疲れ〜!」
「ちょっと鬼灯監督! この撮影何なのさ!? 叫びっ放しで喉枯れたんだけど!?」
「HAHAHAHA! ドンマイ☆」
「足の小指を角にぶつけまくる呪いかけたろか」
「是非呪ってくださいお願いします!」
「キモい……」
「この上ないキモさですね……」
「もっと罵っておくれよ!」
「零音君、彩葉ちゃん、お疲れ様です。喉飴要る?」
「藍兄ありがと。てかそのカメラ重くない? 大丈夫?」
「ううん、編集のアンリと塁兎君の方が作業量多くて大変そうでしたよ」
「放置プレイは嫌ァァァア構ってェェエエエッ!」
 




