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花ひらり、水面が揺らり!

初めての投稿なので温かい目で見て下さいね。

あと誤字脱字などあったら教えてくれると幸いです。

舞台は男子校ですよ〜。

-キーンコーンカーンコーン-

チャイムがなる。教室のざわめきが一旦落ち着きを取り戻す。担任の教師がゴホンと咳払いをして話し始める。

担任:「えー、転校生を紹介します。奏君です。」

そう言ってドアの方に優しく笑顔を向けた。

ドアをあけて入ってきたのは、もじもじと少し下を向き恥ずかしそうに片手を顔あたりで握り、完璧な上目遣いをしている可愛い少年だ。

その可愛さに心撃たれた少年達がざわざわと一斉に騒めき出した。

そのままもじもじと教壇付近まで歩き、可愛い仕草で自己紹介を始める。

転校生:「ぇ、えっとぉ、僕は、転校してきた、奏…桜井 奏、って言います。分からない事も多いけどぉ、仲良くしてくれさいっ!ふあっ!噛んじゃった…(小声)」

恥ずかしそうに口を抑える。その仕草に少年達が湧き上がる。

再び教室が休み時間の騒がしさを取り戻したように騒がしくなったが、その中で一人興味無さそうに窓の外をぼんやり眺めるクールな少年がいた。

しかし奏はその様子が気に食わないようで、可愛らしい猫の下が少し不機嫌になる。

担任がはーい静かにしてください。と呼びかけ、教室を落ち着けて話す。

担任:「じゃあ、大希君の前の席が空いてるから、そこに座ってね〜」

その席の周りの人達にいいなぁと言う視線や小さな文句が向けられる。

奏が大希と呼ばれたクールな少年の方を向くと、視線を感じたからか、名前を挙げられたからか、こっちを向いていた。目が合うとニコッと笑い軽く手を振る、

なんだそれと奏の内では不満がつのるが、表は可愛らしい笑顔で返す。

奏が席に着くと周りの生徒たちはよろしくな!などと、小声で話しかけてくる。

奏はそれに可愛らしく応える。

そんな小声のやり取りを辞めなさいと言うように、咳払いをして担任教師は朝のホームルームを開始した。

―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――

時間が経ち、チャイムが1限目の終わりを告げた、奏の机の周りに人だかりが出来る。奏は質問攻めにされながらも、可愛く受け答えしていく。

もうすっかりここのお姫様である。

しかし大希は我関せずと言うように、頬杖を着きながらただぼんやりと外を眺めている。奏は顔が良いから、絵になって居るのを腹立たしく思いながらも自然に話を降ってみる。

奏:「僕のことばっかりじゃ無くてさ、みんなのことも知りたいな!そうだ!後ろの席の大希くん?だったっけ?君は何が好きなの?」

可愛く首を傾げながらきゅるんと効果音の着きそうな仕草でくるっと大希に振り向く。

突然ご指名で奏に話を振られた大希の方を、少年達はじっと見つめる。嫉妬か純粋に話が振られたせいか…

当の本人の大希は、頬杖を着きながらぼんやり外を眺めていたが、頬杖は着いたまますっと微笑みながら奏の方を向いて困ったように応える。

大希:「突然俺の話?えーっと好きな物か、音楽…とかかな?」

奏は周りのザワザワとした声を気にせずに、話を続ける。

キラキラとした目で楽しそうに尋ねる。

奏:「へぇ〜!そうなんだぁ、どんなジャンルの音楽を聴くのぉ?」

少し困ったような雰囲気を残しつつ。頬杖していた手を自然と口の前に移して、相変わらずの微笑みで応える。

大希:「う〜んとそうだなクラシックとか、ゲームBGM?とかな」

奏はぱぁっと目を見開いて子犬のようなキラキラした目でさらに聴く。

奏:「クラシック?!へぇ〜以外!弾けたりするの?!」

絶対に無理だろうなと内心で思いつつキラキラとした。子犬のような目で聞く。

大希は困ったように応えた。

大希:「えぇ、まぁピアノならある程度弾けるよ」

教室の時が止まる。

その大希の意外すぎるその発言に皆宇宙猫のようにぽかんとして、自分の耳を疑う。

しかしよくよく思い出すと、机を叩くクセが有りああと納得する者もいるだろう。

そしてみんなの注目は意外なギャップを示した大希に攫われてしまった。

その事実に内心舌打ちしつつ注目を取り返すためにも、いつも通りきゅるんと可愛く言う。

奏:「ならなら!今度、音楽室とかでいいから聴かせてぇ!いいでしょ?」

子犬のようなキラキラとした目で言う。周りの雰囲気はもう断るという選択肢を許さない。

大希は困ったように、言った。

大希:「わかったよ時間がある時にね」

周りは楽しみだと、それぞれ話す。

―キーンコーンカーンコーン―

次の授業の始まるを告げるチャイムが鳴る。

皆それぞれの席に帰って行く。

―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ―― ――

時間が経って昼休みを告げるチャイムが鳴って、奏は生徒に囲まれ沢山のお誘いを受ける。

大希は一人でどこかに行こうとしている。が、しかし、奏は生徒の間をてくてくと小走りで抜けて、大希の服の裾を掴んで、完璧な上目遣いでお願いする。

奏:「ねえ、大希くんも一緒に食べよう、いいでしょ?」

きゅるんと効果音のつきそうなその行動に、周りは可愛い可愛いと言い、大希に嫉妬する。

大希はニコッと微笑んで答えた。

大希:「残念だけれど俺は一人で食べたいんだ、お姫様、だから他のもっと素敵な王子様をお選びくださいな」

会話の最中に手で自然に奏の頭をポンっとして、軽く手を振りながら去っていった。

周りは奏の誘いを断るとかまじかよ⋯やなんだあの断り方、やべぇかっこよくね?などとざわめいている。

奏はぽかんとして少しの間立っていたが、我に返って、他の人達とご飯を食べる。

奏はお姫様扱いされたことや、頭をぽんとされたことに奏は猫の下で腹を立てて不機嫌になりつつ、表には出さないで可愛く猫を被る。

当の大希は、一人で音楽を聞き上機嫌に屋上で風に吹かれ弁当を食べているのだった。

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