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剣聖の時代の魔法使い  作者: あんはつ
サハラ迷宮異変編
14/14

13 俺のやり方

この世界には異世界の力が大きく関わっている、それは人類と魔族のことだけではなく、この世界の勇者に関係する。

カラスが戦いを終える頃、ソロモンは激しく戦っていた。


「プロディエ!」

ソロモンがそういうとゾデスの周りに発射された弾丸が空中で爆発した。


「これで我に傷を与えられるとでも?」


「思っちゃいねぇよ!」

ソロモンは元からたった数発で魔族を殺せるとは考えていなかった、魔族は自らの手で内部構造が大きく変わるそのためまずは急所を探すために背後に回り込むことを考えた、そのためさっきのを回避不能の爆破攻撃に見せかけて煙幕を張り一気に意識外の場所に行く事を思いついた。


ソロモンはゾデスの右側に回り込むと頭に右手のリボルバーの照準を向け頭を撃ち抜こうと思ったがこちらに気づいたのを見て短期決戦で終わらせるのは不可能と悟り、この後の戦いを長期戦にするため、そしてそれを有利に進めるために相手の機動力を落とすために左右の足に銃弾を全弾六発撃ち込んだ。

銃弾は全て命中したが魔族は足に魔力を集中すると魔力のある所だけ数センチ膨れ上がると硬化し四角くなると同時に銃弾を全て弾き返した。


「うぁあぶねっ!」

ソロモンは弾かれた銃弾を後ろに倒れながら避けると後ろに飛んだ。

「おいおい聞いてないって俺との相性悪すぎだろ、やる気無くすぜおい。」


ソロモンが立て直す中ゾデスは地面に魔法陣を書き出した。

魔法が発動すると二人の周りの地面から黒い金属のような光沢の持つものが真上に飛び出し柱のようになるとそこから無数の細い物が生えていきソロモンに向かって一直線に行った。

ソロモンは生えてきた金属らしき物に対して銃弾を撃ち込むが全て弾かれ仕方なく避けた。


(あの銃使い見た目や言動とは裏腹になかなか細かい操作をするな、こちらは殺す気の勢いで攻撃しているが奴は自身に火魔法を的確に発動させ終発力とスピードを上げている、まるで自動制御しているようだ。)


(さっきから飛んで来るのはおそらく金属、詳しくはわからないが俺のこれが効かないのが分かったから十分だ、問題は別。おそらく相手の魔法は土魔法だろう、土魔法は存在する土壌の中から特定の物質を生成する魔法、大量に増やしすぎると維持に魔力が食われるからさっきからいくつかの物は消えていっているんだろう、それとおそらくさっきの体が変形したのも何らかの応用か?だがその場合おかしいあまりにも硬い、どんな硬い鉱物だろうがあ多少は欠けるはずだが全く欠ける気配がない。固有魔法なのか?なら独特の波長が少しぐらい現れてもおかしくないが少しも出てこない、となると違うか。)

ソロモンは攻撃を避けながらリボルバーに魔力を流し込んだ。

リボルバーは少し赤く光るとシリンダーの部分がさらに濃く光ったかと思うと金属に対して撃ち込んだ。銃弾は先ほどと変わらないように感じたが着弾の瞬間爆発した。

(ビンゴ!!)

金属は爆破した瞬間吹き飛ぶことはなかったが爆破された周りの部分は溶けていた。


「チッ。」

ゾデスは弱点に気づかれたのに気づくとさらに魔力を流し一気に終わらせにかかった。

しかし後一歩、というところでソロモンからあたり一面に大きな炎が吹き上がった。


「かなり珍しい使い方だな、上手いこと隠蔽しようとしていたが俺にはそりャア無理な話だな。」

ソロモンはリロードをしながらそう言った。

炎が消えると黒い金属が消え代わりに白色の小さいドームができていた。

「土魔法は生成するときに成分などを調整することで素材を変えるがその時に耐性も調整ができる、こんなのにいちいち気を配っていたら発動に時間がかかるし、一個強化すると何か他のを弱体化させないといけないからやる奴は少ねェがまぁ魔族ならそんなのする変人たくさんいるわな。」


「我を変人呼ばわりとは酷いな。」


「いちいち気にしていたらこっちの世界でやってけねぇぞ!」

ソロモンはそう言うとゾデスに照準を向けた。

(おそらくさっきは強度を上げる代わりに熱の耐性を下げたか、他のものにしなかったのはわざとこっちの使用魔法に合わせることでさらに強化するようしたと考えていいだろう。)

ソロモンは両方発射した。


ゾデスは避けたが弾丸は空中でほぼ直角に曲がるとゾデスは全身を硬化させた。しかしその体は対火炎用に設定しており片方のリボルバーから発射された銃弾は防ぎ切ったがもう片方は火魔法でスピードを強化されておりゾデスの右足と右手を負傷させた。


ゾデスは地面に転がり込むのを見たソロモンはトドメを刺しに接近したがゾデスは立ち上がる瞬間に詠唱した。

「ソルマ

アージ

ラオストルマ!!!」

その瞬間先程まで何もなかった両者の周りにドームが出来上がったかと思うとさらにソロモンの腹部に黒い金属が衝突し後ろに飛んでいってドームの壁に衝突し大きな土煙ができた。


(とんでもねぇ詠唱しやがる、三単語を同時に詠唱とかどうやるんだよ。)


「結局は人間は脆いな、魔力で守っても重症とはな。」


戦局は一気に変わった、信じられないほど一瞬に。

(これが魔法の勝負、コンマ1秒でもミスれば一気に優勢から不利になる。)


「我は弱者に興味はないが貴様のような強者には興味が湧く。せっかくだ、遺言でも聞いてやろう。」

ゾデスは魔法を解除すると少しずつ近づいてきて、数メートル離れた場所で止まった。


「、、、、七年前に新しい到達点がが開発された、だがこれは無詠唱、特級魔法の完全発動や解眼を経験したことがある物でも習得が難しい物だった、なぜなら特級魔法と解眼を同時に発動しないといけない、しかし特級魔法の無詠唱よりも複雑な物を詠唱しても発動できるのはごく僅か、そのため上層部どもはこれを一般公開せずにした、公表したって誰もできねぇからな。俺はこれを習得したのは半年前、そのせいでまだ全然安定しない、嫌になるぜ。」

そういうとソロモンは立ち上がった。


(この傷でも立ち上がるか。)

「その体で何ができる。」


ソロモンはニヤリと笑った。

「この勝負に勝てる!」

そう言うとソロモンは腕を下に向けクロスさせXを作った。


「こざかしい、、、っ!?」

ゾデスは体を動かそうとしたが動かなかった。

「我に何をした!」


「悪いが発動し終わるまではこれで待っていてもらうぜ。」

そう言うと上に一枚の魔法陣の書かれた紙が浮いているのが分かった。


(あの紙、なんの魔法式が書かれているのだ!?わからん、わからん、わからん!!!)

(だがこのくらいすぐに打ち破る!)


ゾデスが解除しようとした瞬間、ソロモンの裏からとても精密で複雑な魔法陣が出てきた。

『真眼解放・Infernus(紅蓮) ()Coccineus(劫火)

ソロモンがそう詠唱すると周囲を大きな結界が囲みソロモンから大量の魔力が流れ出したかと思うと地面から溶岩が勢いよく吹き出し上からは岩石が氷柱のように垂れてきた。

「これは解眼の弱点の魔力の大量消費を抑えると同時にこの空間を完全に自身の魔力で支配する!この溶岩は俺の魔力が満ちたことにより発生した副産物、そのためこれは使用者の魔法がモロに表現されると同時にどんな状況でも発動者を解眼以上に強化する!」


(こいつペラペラと開示して、さらに強化する気か。)

ゾデスはそう考えている間に自身に発動されていた硬直魔法を解除すると一気に距離を詰めにいった。

(これはまずい、解眼や特級魔法でやられるよりもっとまずい!解眼なら多少は我の周りに魔力を流し中和ぐらいできるがこの真眼解放とか言うものは魔力が逃げないよう独特の結界を張っている、確かにこれは特級魔法クラスだ。今すぐ潰す!)

ゾデスがとてつもないスピードで走り蹴りを入れようとしたがその瞬間ゾデスは空中で静止した。

「かはっ。」

ゾデスは吐血すると自身の腹部を覗き込み、溶岩で貫かれているのに気付いた。


「汚ねェな、俺にかけるなよ。」

ソロモンはそう言うと数歩近づきささやいた。

「わリィな、俺ァ遺言なんざ聞く気なんざ無いんだ、じゃ。」

そう言うと結界は消え、溶岩も消えた。


「だいぶ危なかったな。」


「見ていたならさっさと助けてくれよカラス。」


「めーンゴ。」

そう言うとカラスはソロモンの傷を癒やしだした。


「よく忘れるけどお前の適性回復なんだもんな、それに腕も確か。」

そう話しているうちに傷は完治した。


「傷は治ったがお前の体は結構ギリギリだ、寝とけ。」


「そう、、だな、、、」


そう言うとソロモンは前に倒れカラスが支えた。


「えぇ。寝るのはっや〜。」

カラスはそう言うと複雑な顔をしたが、少しクスッと笑った。

「お疲れ」

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