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第20章: 潜在する才能と共同の修行

2023年11月29日、火曜日


日記よ、今週は、私たち二人にとって重要な一週間だった。


船旅は続き、海の日々は私とあの少女―かつて私の財布を盗んだスリの子―にとって変化の時をもたらした。老魔法使いは私たち二人に興味を持ち、私たちが持つ潜在的な才能に注目した。彼の提案で、私たちは共に魔法の修行を始めることになった。


最初はお互い少し警戒しあっていたが、魔法の練習を通じて徐々に打ち解けていった。少女には自然と調和する特別な才能があった。彼女は水の流れを操る魔法をすぐに会得し、まるで海が彼女の延長であるかのように見えた。


私もまた、魔法の練習に打ち込んだ。老魔法使いの指導のもと、私は風を操る呪文を学び、空気を読み、それに合わせて風を起こすことができるようになった。これは船旅において、予期せぬ嵐を避けるのにも役立ちそうだ。


一週間の終わりには、私たちはそれぞれの魔法を組み合わせて、小さな演習を行った。彼女の水と私の風が交じり合い、美しい水の芸術を作り出した。その光景に老魔法使いは目を丸くし、「まさかこんなに早く結果が出るとは…」と驚嘆した。


私たちの関係も変わり、互いに尊敬し合う仲間へと進化していた。かつての出来事は、今や共に学び合うための出発点となった。


今宵は、甲板に出て、少女と共に星空の下で魔法の練習をする。星々の輝きが私たちの魔法に応えているようだ。私たちの才能は未知数で、老魔法使いも私たちの成長に期待を寄せている。


P.S. 魔法という新たな力を得たことで、私たちの旅はさらに深い意味を持ち始めている。そして、この海上での出会いが、どのような未来を開くのか、想像するだけで胸が高鳴る。


以上。

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