第19章: 魔法の光と海の教訓
2023年11月22日、火曜日
日記よ、この船上での新たなる日々は、常に驚きをもたらしてくれる。
今朝、甲板で一人瞑想に耽っていた老魔法使いに声をかけた。彼は海を渡る旅人で、これといった目的地もなく、ただ流れるがままに旅をしているようだった。私の好奇心に応えるかのように、彼は自らの知識を分けてくれることを申し出た。
彼の指導のもと、私は基本的な魔法の呪文を学んだ。まずは、自分の内なる力を感じ取り、それを呼び覚ますことから始めた。彼の言葉に従い、目を閉じ、呼吸に意識を集中させた。海の波の音を背景に、内なるエネルギーが手のひらを温かくするのを感じた。
午後には、そのエネルギーを具現化する練習をした。最初は、ほのかな光を生み出すのが精一杯だったが、老魔法使いの慎重な指導により、やがてはそれを一つの小さな輝く球として形作ることができるようになった。
魔法の学びは、ただ技術を習得するだけではなかった。それは自己理解と世界とのつながりを深める行為でもあった。老魔法使いは私に言った。「魔法は自然の一部。我々はその力を借りる者に過ぎない」と。
一日の終わりには、私は少し疲れながらも、新たな力を手に入れた喜びでいっぱいだった。船室に戻ると、今学んだばかりの光の球を浮かべてみた。それは小さな光だが、私にとっては大きな一歩を表していた。
P.S. 明日もこの魔法の練習を続け、自分自身とこの世界の不思議なつながりを探求しよう。そして、この新たな知識をどう活かすか、それを考えるのが今から楽しみだ。
以上。