第10章: 光る剣と秘められた洞窟
2023年11月6日、日曜日
新しい朝が来た、私の日記。
今日は、今までとは異なる目覚めだった。私の剣が、未明の静けさの中で突如として光を放ち始めたのだ。その光は、神秘的で、不思議な引力を感じさせるものだった。私はその導きに従い、ひとまず旅の進行を変更することにした。
太陽が昇ると同時に、剣の光はより一層強くなり、私を森の奥深くにある洞窟へと導いた。この洞窟は、かつての地図にもない、まるでこの世界に新しく現れたかのような場所だ。入口は草木に覆われ、隠されていたようにそこに存在している。
洞窟の中には何が待ち受けているのだろうか? さらなる試練か、それとも新たなる力か? 勇者としての直感が、これはただの偶然ではないと告げている。これは、新たなる旅の始まりか、あるいは運命の転換点なのかもしれない。
しかし、洞窟の暗闇に踏み入れる前に、十分な準備が必要だ。そこで、私はまず火を起こし、以前に収集した乾燥した木の実と薬草で力をつける食事をした。そして、剣を研ぎ、装備を点検し、たとえどんな強敵が待ち受けていても対峙できるように心の準備を整える。
この洞窟は、ミドリアの悲劇に続く私の物語の中で、新たな章を告げるものだろう。ここで何を見つけ、何を学び、どう成長するのか。全てはこの洞窟が終わりを告げる時に明らかになるだろう。
P.S. リナ、君の温もりが私の胸にまだ残っている。そして、それが今、この新たな挑戦に向かう勇気を与えてくれている。ありがとう、そして、私は前に進むよ。
以上。