日常、散策
お久しぶりです。
なろうにある作品群や、私の作品には著作権があるそうですが、私の作品に関してはそんなこと気にせず、自由に無断転載やコピペや商業利用して頂いて結構です。
むしろ私の駄作がそんな風に利用して頂けるのなら、身に余る光栄で御座います。
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(しかしまあ…本当に異世界転生するなんてなあ…)
(この世界にも鏡があったけど…転生前の見た目とほとんど変わってないんだもんなぁ…)
(いや…全然変わってないかな?…こんなふうに考え過ぎちまう 癖 も変わってないもんなあ…)
(しかしすげえ街並みだな…ここはローマ帝国か?)
(拳闘でもやってみるかなあ…まあ転生前から筋トレも運動もしてないせいで、今もひょろいんだけどなw)
(やってみるかなあ……腹減ったしなんか食うか。)
(…ええ香りやな!ここで食うか!)
「すいませーん!」
「いらっしゃいませ。ご案内いたします。」
(…あの転生者様とか言ってた使用人?みたいな人にいろいろ教わったけど、俺はどうやら異世界の言葉を喋れてるらしい…)
(感覚的には日本語を話してるような気がするんだよなあ…奇妙な感じだよ)
(...あーあ、帰ったらまた素質を引き出すとかいう授業の続きかあ…転生者様じいさん言葉遣いだけは丁寧だけど、めっちゃ図々しいんだよな…)
(あーめんどくせ…なんでそんなもんやらなくちゃなんねんだよ…)
(…まあ、生活費を出してくれるとのことだし、仕事見つかるまでは授業受けるかな…)
(よし、食い終わったし、会計して帰るか…)
「ご馳走様でした。マホウペイでお願いします。」
「ありがとうございます。転生者様ですか?あなたのように丁寧な挨拶をして下さるのは、転生者様だけです。きっとかつての世界でも品行方正な方が転生してきて下さるのですね…」
(…この言い方だとやっぱこの世界のために何かしなきゃってことなのか…俺なんも能力とかねえよ…)
(…でもまあ、悪い気はしないな。挨拶も褒められたし、普段から挨拶して 癖 づけた甲斐があったな!)
話がわかりずらいとのコメントを頂いたので、補足解説します。
1話に関しては、いわゆる『異世界転生』から長期間経った後です。2話以降からは、1話の時系列の主人公が、過去を回想しながら話が進みます。あくまで主人公の主観で進むので、客観的な現実とは差異があったりします。昨今の映画ですと『ジョーカー』や『ファイトクラブ』のようなかんじです。
主人公が何を食べているのかは読者さんの想像に任せます。私の中ではカレーです。