4:ヘルンハイト公国
■概要
オーソグラッド大陸の内陸北部に存在する小国でかつては先史フェンデリオル国の中の大公領だった国。それが先史フェンデリオル国滅亡の折に独立し、以後、フェンデリオルの固有文化の亡命先として機能していた経緯がある。それ以来、学術研究や精術学研鑽が盛んであり、世界でも有数の科学技術国として知られている国。フェンデリオルの兄弟国とも言われている。
■国名:ヘルンハイト公国
■主要都市:
公都バルム
■主要言語:現代フェンデリオル語
■標準暦:精霊邂逅歴
■■詳細解説
■オーソグラッド大陸の中北部に位置しフェンデリオルとは国境を接する内陸国家。学術研究が盛んな国であり、軍事力も比較的高い。一部国境を接する隣接するトルネデアスとは和平関係にはないが、国境付近が極めて高い山岳地帯であり、人跡未踏の凍てついた氷結地帯であるため国交は断絶状態にある。一方で北部寒冷地帯で隣接するジジスティカンや、南部山岳地帯で隣接するフェンデリオルとは友好的な関係が保たれている。
■特にフェンデリオルとは学術研究交流では長い歴史があり350年に渡るフェンデリオルの被支配時代においては、ヘルンハイトへの亡命を通じてフェンデリオルの固有文化の逃げ道として機能していた事実がある。フェンデリオルの精術技術理論が復活したのはヘルンハイトで密かに継承され研究が続けられた事が一番の要因である。
■そもそもヘルンハイトは先史フェンデリオル時代にはフェンデリオルの一部であり大公領として存在していた。それがフェンデリオル国滅亡の折に大公領のみがジジスティカンの軍事支援をうけて独立を果たした事がヘルンハイト公国成立のきっかけであった。以来、ヘルンハイトは先史フェンデリオル王国の歴代の王への礼儀として、王を名乗らない事が規定されているのである。
■清浄な水や自然資源を有し、世界でも有数の学術国家であると言われる。そのため工業が盛んであり、他国からの留学生も多いと言う。しかし、その学術研究成果を狙って犯罪や諜報行為があとを絶たないと言われている。