3:フィッサール連邦
■概要
東のアデア大陸の大半を領有する巨大連邦制国家で、もともとは騎馬系民族による帝政国家である。だが250年前の当時の皇帝の崩御と、それにともなう四皇子による長期内乱を経て、4つの国が並立する連邦制国家として生まれ変わり、現在では農業振興・産業育成・定住政策を柱とする近代化が盛んに行われている。
■国名:フィッサール連邦
■主要都市:
商業都市グォンドン
・この他、連邦内の4つの小国に王都がそれぞれ存在する、4つの各王都をつなぐ交易路を〝龍の道〟と呼び、これを渡って武術を極めたものを〝龍の道を征く者・ドラゴンロードマスター〟〝龍の男〟と呼ぶ事が知られている。
■主要言語:東方語、アデア公用語
■標準暦:
大陸歴:アデア大陸で用いられている暦で、フィッサール連邦成立以前の太古から続いている
精霊邂逅歴〔オーソグラッド大陸東岸領域のみ〕
■■詳細解説
■アデア大陸の3分の2を締める巨大国家でオーソグラッド大陸の東岸にも領土を有している。かつては領土侵略を国是とした遊牧騎馬民族国家だったが、大規模な内乱分裂時代を経て農耕と交易を主とした定住政策へと転換、周辺国とも和平政策を推進するようになった。現在は4つの王が連立する連邦制度をとっている
■かつてはフェンデリオル領土の一部を支配していたが、定住政策が始まった頃から領土返還し独立運動を強力に後押した。これにより、フィッサールとフェンデリオルは平和条約を締結し友好国となる。フェンデリオルの豊富な地下資源とフィッサールの穀倉地帯から産出する食料とで貿易が盛んに行われている。フィッサール連邦からの移住者も存在する。
■民族的には身分階級制がはっきりとしており王族・貴族・一般市民とあり、その下に奴隷/農奴/戦奴が存在し、身分ごとの隔絶は非常に厳しいものが有る。特に奴隷/農奴/戦奴階級からの身分開放は困難を極めると言われる。圧政に耐えかねて大規模な奴隷反乱が起きる事が知られている。
■なお、フィッサールではオーソグラッド大陸東岸地域の領有から手をひこうとしていると言われている。これをフェンデリオルへと割譲することが囁かれている。だが、無償割譲となるのか、有償での割譲となるのかは明らかでない。