02 とある冒険者達の末路
ある冒険者は村の人達を取り戻す為、金の為に魔王の城に攻め込んだ。
冒険者は金の為にあらゆる依頼を熟す。
現在、とある冒険者達が魔王の城に潜り込んでいたのだった。
「おい!お前は馬鹿か!?」
女騎士がウォーリアの男に怒りの矛先を向けていた。
「良いじゃん、そんな怒らないでよ。」
「奇襲の予定だったろ?何故、正面から突っ込んだんだ!」
「俺等は強いし大丈夫!」
すると周りに黒い霧がかかり、大量のアンデッドに取り囲まれた。
「ほら、どうしてくれる!?」と女騎士が言うと魔導師が仲間の周りに強力な結界を張り、その間にバタバタと敵をなぎ倒した。
「ほら、どうにかなったろ?」とウォーリアは自慢気に言った。
それ以上先に進むと別れ道になっており、左に弓使いと魔術師、双剣使い魔法使いと行き、右にウォーリアと女騎士、神官、アサシンで別れた。
♢
ウォーリアの男は敵をドンドン切り捨てて行く、撮り逃した獲物をアサシンが仕留める。中々良い戦略だったが強敵を前にすればそれも無意味だ。
「何だコイツ…人じゃないのか?」
「愚問だな、魔王の城に人がいる訳がないだろ?私は狂戦士だ。人の身はとっくに捨てておる。」
狂戦士が手に青い炎纏わせ、弾丸の如くそれを放つ。
女騎士が急いでそれを庇うが盾は砕かれ吹き飛ばされる、その時ウォーリアはある事を決意する。
「逃げろお前達……」といつものニヤけヅラが嘘の様に真っ直ぐな目をしていた。
転送用の水晶を使い離脱させ様としたが、やはり勘づかれてしまった。このままでは全滅する指したのか、ウォーリアは狂戦士に突っ込んだ。お陰で他の奴等は逃げ切れた、狂戦士は少し腹立たしい様な顔をしてこちらを睨む。
ウォーリアは少しニヤりとして剣を握り締めた。
♢
俺の攻撃が通じない?……これは不味い、魔法使いと双剣使いを外に逃がしたのは良いが、やはり2人じゃ無理か……魔力が尽きた魔法使いと魔法使いを守るので精一杯の双剣使いは今の状況じゃ戦えない、だから逃がしたが戦況は殆んど変わらん、此奴は只のゴーレムじゃないのか!?
強力な守護魔術を張った筈だったがソレは簡単に壊され、巨大な拳が魔術師の頭上に命中した。
即死…だと、ガードも使えない俺が1人でこのデカ物と戦えと言うのか……。
「我が名はロビン、ゴーレム達を従える者なり…。」
「お前が誰だかはどうでも良い、仲間の仇は撃たせてもらう。」
弓使いはロビンの身体に弓を放つが全く効いてる様子は無い。
やはり相手が悪いのか?…使える回数は3回しかないが、もうここで使うしかないか。
「龍騎総滅・エルバリアクラッシュ!」
ロビンは左腕で矢を弾いたかに見えた。
だがソレは確かに効いていた、ロビンの腕は破損し吹き飛んでいた。これならいける!と思った弓使いは再び弓を構える。
だが崩れた腕が治ったのだ、しかも腕の色は青だった筈が黒に染まっていた。やはり再生したか…でも身体の何処かに宿している宝石を破壊すればこっちのものだ。
「エルバリアクラッシュ!」
だが矢は簡単に弾かれたさっきと同じ左手でだが左手には損傷1つなかった。考えられる事は一つだけ、強度が大幅にましているという絶望的な答えだった。
ロビンの圧倒的な暴力に怯む弓使いだが……ある事を思い出す事になる。果たして結末は。